藍先生のひとりごと

レッスン日誌や出来事などかきます

うちの息子は心配性

2022-05-23 13:08:36 | Weblog
私は苦手なことが沢山あります。
というより得意なことは果たしてあるのか⁉️と自分で思うくらいだ。
だから私の子は苦手があって当たり前‼️

息子はよく漢字を間違える。
私は漢字テストを見てはクスッと笑う。

息子「ぼく、算数も苦手だよ!」と言う

私「ママはそろばん習ってたし苦手ではなかったけど、今は電卓で計算するから速いし間違えないよ、だから大丈夫だよ!」

息子「ぼく、社会も苦手だよ!」

私「ママは社会、何も覚えてないよ!」(全く困っていない笑顔でこたえる)

だから私は息子にこう言った。

「ママは苦手なことが沢山あるけど、ママのまわりには得意な人、上手な人、速くできる人が沢山いるから、そういう人に頼めば大丈夫なんだよ!だから、そういう人を大事にして仲良くしておくといいんだよ。そして、ありがとう❗って感謝する。そうしていつも助けてもらってるから大丈夫。」

心配性の息子がホッとしたような顔でニコッとした。

何でも自分で出来るにこしたことはありませんが、全部頑張っていたら身がもちませんし、すごく時間がとられ、やりたいことが出来ずにヘトヘトになってしまいます。

苦手なことがあって当たり前!
だから、色んな得意な人たちとコミュニケーションがとれる人に育ててあげることが大事だと思った。

心配性だから細かいことに気づくし気になる。

計算が遅いのも、間違えないように心配して計算しているからかもしれない。確かに、もっと計算問題を沢山やれば速くなるかもしれない。でも、間違えないで速くしなきゃ!と焦れば焦る程間違いは多く、時間もかかってしまうので、沢山問題を解けば速くなるかというと、少々疑問だ。心配が邪魔をして集中できないからだ。

朝の着替えもなかなか進まない。
眠いのかな?なんでいつまでも行動しないんだろう?もう20分も経ってる。ちょっとイライラしてくる私。
そこで私は考えた「息子は心配性だから…何か心配なんだろうか」
急がば回れで、息子が何で服を出さないのか、色々と息子に話しかけながら考えた。
答えはなんと
「暑いか寒いかわからないから服が選べない」
だった!
眠いからだろう、面倒くさがっている、甘えてる?
ま、少しはこれらがあったかもしれないが、一番はこれだったようだ。

食器洗いもそうだ、洗いたくないのではなく、速くキレイに洗えないから洗って欲しいのだ。と。
だから、時間があるときは「ゆっくりでいいから洗おう‼️」と声をかける。
だがしかし、言ったことを一瞬後悔するくらい、ものすごく遅い😱‼️
だが、とても丁寧に洗うので、そこはぐっとこらえて
「キレイに洗えたね‼️」と声をかける。
「最初から速くキレイに洗える人いないから、だんだん速くなるからね」と
次に洗うときに少し速くなる楽しみを想像させる。

とにかく即効性はないが、
自信をつけて心配を少なくすることによって
何でも少し速くなり、出来るようになる!
そう信じてイライラする自分は、自分でなんとかふっ飛ばして、優しく見守っていこうと決めた。


子育て中の皆さんへ

練習しない、ピアノを弾かない、勉強しない、頑張らない
これらも何か心配のようなものがあるのかもしれません。

だから、カッとなって何か言ってしまっては、逆効果ですよ🎵

イライラしちゃうときは、
子に対してではなく、
ストレス満タンの自分が、
イライラしたくてたまらないその状態のときに
子が目につき、ついつい子供のせいにしてしまいます。
本当は自分のストレスが原因だったりするので、
自分のストレスはどこから来ているのか?
そしてそれを解決するために、
どうするかを考えて行動してみてください。

イライラして良いことは
ひとつも起こらない。

人のせいにしていては
何も変わらない。

イライラする自分にイライラしてる私
そんな自分にサヨナラして
出来ることからどんどんやって
毎日を自分のために生きよう。

そんな楽しそうな親の姿を見ていれば
子供は元気に頑張れます‼️

私はそう思います😊

子を見守る

2022-05-02 09:24:27 | Weblog
「もっと頑張ったらいいのに」と、もっと~だったら
と、思うことありませんか?

以前は我が子が目につくたびにそんな言葉が頭に浮かんでいた気がします。

恩師からの「藍ちゃん、あなたも忙しいんだから子供にうるさいこといってないで、自分のことをしなさい」との助言をいただいたことがあります。
あれから数年たったと思います。
そして一冊の本
「子供をのばすアドラーの言葉 子育ての勇気」岸見一郎著
をいただきました。
この本との出会いのおかげで、自分も気持ちが楽になったし、何より我が子がニコニコしています。

娘は色んなことがそこそこ出来る子で、「もっと練習したら」「もっと頑張ればすごいのに!」と、どうして頑張らないのだろう?もったいない!
と、いつも娘に対してちょっとイライラしていたような気がします。

小学校高学年の頃はお年頃もあって、話しかけないでオーラを放っていたように思います。

それが中学生になり、コロナもあり世の中も落ち着かない状況の中、娘は毎日楽しそうにニコニコしています。
一度つかまると話がとまらず、クタクタでお腹ペコペコの私にお構いなしにくっついてきます。

最近は早起きをして歌ったりランニングにまで出ていくようになりました。

「何かやりたいことが出たときに頑張るだろう」と信じてじっと待っていた私。

子育ての勇気
じっと信じて待つ勇気

こういうことでしょうか?

これをすれば絶対!いつまで待てばよい!というはっきりしたものがない中、ただ待つというのはなかなか難しいものかもしれません。

私が我が子に願うのは、何かすごいことを成し遂げて立派になってほしいなどということではない。
自分が本当に楽しくてやりたいことを一生懸命やってほしい。
失敗をおそれず、どんどん進むたくましさをつけてもらいたい。そんなとこです。

私はピアノの先生ですし、生徒は楽しそうに上手になって嬉しそうです。
我が子たちにもピアノの楽しさを伝えられればよかったのですか、やはり母親では難しいです。

これは我が子だけでなく生徒にもですが
「ピアノが上手じゃなくても、人生不幸にはならない。」
だから、ピアノの楽しさを伝えることができなかったら、それは私の力不足であり、子供や生徒が悪いことなど全くない。
練習するかしないかはその子が決めること。

私は決して器用ではなく、ピアノも弾けるようになるまでに時間がかかり、得意ではない。
だけど、練習が楽しいしピアノを弾くのも教えるのも楽しい。

昔、私よりずっと上手で弾ける子を見たことがある。
私の生徒ではないので、一面しか見てはいないが、
その子の表情は暗く決して楽しそうに見えなかった。
こんなに弾けるのに…
気の毒に思った。
その子のお母様も嬉しそうではない、かたい表情だった。

私は思う。
ピアノが上手に弾けるから幸せなのではない。
ピアノが上手に弾ければ幸せになれる!とは限らない。

ピアノが好きだったら、楽しいし、弾けたら嬉しいのである。
だから弾くのだ。
人から言われて弾くものではない。

だが、何かをずっと続けているとペースが変わることもある。
だから、好きなことや頑張りたいことは自分にあった習慣づけをすることが大事だ。

我が子たちは学校から帰ってからの時間はピアノやマリンバ、歌などはレッスンで部屋が空いていないのでできません。
だから、毎朝時間が決められた中でするしかありません。
本当は弾きたいときに沢山弾かせてあげたいです。

今では、毎朝の日課であり気分は関係なく時間になったらすることなので、「今日はしない」とか「今日は出来なかった」などということがありません。

やはりピアノや楽器の練習は日々の積み重ねで習得するものなので、こうやって習慣にしてしまうのが、一番のおすすめです。

毎日少ない時間でもいいので、必ずできる時間にピアノを弾くことをおすすめしています。

娘は5歳からマリンバを習っています。
毎日10分弱の練習です。
マリンバのレッスンに行くのが楽しみで、先生との時間が一番楽しいのだそうです。

部活があろうと、何か忙しいときでも無理なく続けられたのは私が思っていた「もっと頑張ればいいのに!」を押し付けなかったからだと思います。
そして、マリンバのレッスンを通して娘に楽しい時間をくださる先生には、本当に感謝しかありません。
沢山練習もしない生徒をこんなに温かく見守ってくださるなんて!女神です✨

無理に頑張らせなかった娘は、エネルギーが温存してあったかのように、生き生きとこれから頑張っていけそうな兆しがみえる母であります。

子育て中の皆さん‼️
正解なんてないし
いつになるかわからないけど

信じて待つ勇気

だしてみませんか?

お母さんの見守る勇気が
お子さんの頑張る勇気になる

私はそう思います。