藍先生のひとりごと

レッスン日誌や出来事などかきます

お稽古

2020-12-08 09:35:59 | Weblog
7月末に体験に行き、お盆明けくらいからはじめた剣道。
毎朝の素振りが、しっかり日課になった息子。

「上手くなりたい❗」
「強くなりたい❗」
気持ちが、彼をとても成長させている。

気は強くなく、すぐ泣いてしまうところは自覚があり、「強くなりたいからあきらめないで頑張る!」と、挑戦をはじめたわけですが、やはり苦しいときもある。

昨日のお稽古はとても厳しかった。

うわっ。これは泣くんじゃないか!と思いながらお稽古を見ていた私。

かなり頑張った息子。泣かなかった。
何度もダメ出しは続いたが、返事をして最後まで頑張っていた。

息子のその姿にとても感動した。

戻ってきた息子の顔は、今にも泣きそうだった…。

何かを身につけるために練習することが必要なわけですが、
良くない動きを繰り返してしまうと、良くない癖をつけてしまう。
良くない癖を直すのが大変だから、癖をつけてはいけない!という先生の教えと願いが、とても厳しいお稽古に表れている。

ピアノも同じ。
何度も違う音を出して繰り返し練習したのでは
それは恐ろしいことに
「間違う練習」
になってしまいます。

奏法も同じ。
良くない手の形や角度で弾いてしまうと、綺麗に弾けないしミスも増える。

だから練習やレッスンでは、毎度気をつけて弾かなければならない。

「上手になりたい‼️」という願いがどれだけ強いかで
練習やお稽古の仕方が違ってくる。

やはり、大事なのは

「素質がある」とか「向いているとか」ではなく

「上手になりたい‼️」「好きだ‼️」という気持ちなんじゃないかと思う。

辛く厳しい状況になったときに
本当に上手になりたいか、好きなのかが問われるのである。

小学校の同級生に「今何(仕事)してるの?」って聞かれて
「ピアノの先生してるよ」
と答えると
「ピアノ得意だったもんね」
と言われることが多い。

いつも思うのは「得意じゃない」
すごく必死に練習しないと、全然弾けなかったし。

だからいつも思うのは
「私はピアノが好きなんだな」