昨日(2019/10/6)
不思議なことがありました
わたしの時間が
どういうわけか
15分間だけ
消えてしまいました
高台寺のお茶会に行って
最後に
「アンドロイド観音」の法話に
行こうとしていた時のできごとです
この場所に着いた時
時計を見たら
2時20分でした
時計は
朝から正確に動いていました
ここで
三面大黒天という
珍しいお像にお参りしたのですが
隣でお守りなどを売っていたおじさんが
大変お話し好きな人で
同行のMさんと私に
この大黒様のすごさを熱っぽく語ってくれました
私は時々腕時計を見て
時間を気にしながら
おじさんの話に相づちを打っていました
というのは
3時から始まる
「アンドロイド観音」の法話を
聞きにいく予定だったからです
時間はどんどん過ぎていき
おじさんのお話は
とどまるところを知りません
ついに2時50分になってしまったので
私は
半ば強引に
「色々ありがとうございました!」と
挨拶してお話を打ち切って
Mさんを促して
足早にアンドロイド観音に向かいました
ところが着いてみると
入り口のドアに鍵が掛かっていて
Mさんが「もう3時すぎてます!」と
おっしゃるのです
「まさか」と思って
腕時計を見ると
まだ5分前の2時55分
ところが
Mさんの時計は3時10分を指しています
知らない間に
私の時計が15分遅れた?
というか
知らない間に15分
時間が先に進んでいた?!
私は頭が混乱しました
しかしありがたいことに
スタッフの方が
私たちに気づいて出て来て下さり
その方が同行のMさんの知人だったおかげで
中から鍵を開けて下さって
ちょうど法話の始まる直前に
会場内に入ることができました
アンドロイド観音の法話を
聞いていた時間は
どれほどだったのでしょうか・・・
とにかく
私はその法話の最後には
こらえきれないほどの感謝の思いと
わけのわからない感情のほとばしりで
顔を両手でおおい
うずくまって
ぼろぼろと泣いていました
こんな特別な感覚になったことが
以前にもあったことを思い出しました
それは
後から考えると
「悟り」とか「覚醒」とか
言われているような体験の
一つの形だったような気がするのです
今回また
そのような経験ができたことを
私はとても感謝しています
それにしても
あの時3時をはさんで
15分という時間が
忽然と消えてしまったことが
不思議でなりません
(2019/10/7 pm3:00)
時計の針は
とりあえずMさんの時計に合わせ
15分進めました
それから24時間以上たっていますが
時計は何事も無かったように
今も普通に時を刻んでいます