愛なる日常

大阪府枚方市に住んでいます。
地球でのお仕事は、茶道教授&ピアノ講師。
目に見えない世界のお話が好きです。天秤座。

大阪府立近つ飛鳥博物館

2017年05月07日 | 聖地

連休中
アスカディア・古墳の森
近つ飛鳥博物館
に行ってきました

『古事記』の時代には
大和の「遠つ飛鳥」に対して
南河内の飛鳥の地は
「近つ飛鳥」と呼ばれていたそうです

この地域には
天皇陵を始め聖徳太子墓・小野妹子の墓など
二百数十基の古墳郡が分布しているそうです



近つ飛鳥博物館は
大阪府を中心とする
古墳などの遺跡の研究に基づいた
古墳とその時代に関する専門博物館です




設計は安藤忠雄氏

建物は
そこから出土地域全体を一望できるよう
段状に隆起した形状に造られ
周りは風土記の丘の豊かな自然に囲まれています




出土品は
古墳の中に収められているときと同様な姿で
展示されていて

古墳内部に入っていくような感覚を
体験できるように意図されています

安藤氏によると
それは
「古代の黄泉の国への旅」であり

この建物そのものが

『平成の古墳』であると言います

圧巻は
仁徳陵古墳の150分の1の模型です

そこには
築造当時の人々の暮らしやものづくりの場面が
約3000体の人形を用いて復元されています


一人ひとりの働く様子が
とことんこだわりをもって実に丁寧に再現され

まさに
その時代にタイムスリップしたような感覚になります

「古墳」というものが
とてもリアルにまた身近なものに感じられました



周辺の風土記の丘の園内には
102基の古墳が保存されているそうです

そのうちの一つに入ってみました


古代の人々が
まさにこの場所で生きていたということが
肌で感じられるような気がしました