木の実・小金吾討死（歌舞伎座）

　この前のに味をしめて、また行ってしまいました一幕見。すし屋は拝見したことあるのですが、その前がどんなお話なのか見てみたかったのですよ。

　やはり何と言いましても、仁左衛門さんの権太ですよね～。ダメ男なんですけど、色気と愛嬌があって、とても魅力的。これは女性がほっとかないって。秀太郎さんの小せんも、茶店を切り盛りするしっかり者、というだけでなく、艶のあるいい女なんですわ。権太がベタ惚れなのも納得。って言うか、権太が女房息子に弱いのがすごーくいいです。萌萌。萌家族。
　その分、先のことを思うとつらいですよー。すし屋やるなら木の実から、というご意見を何度か目にしていましたが、やっと意味が分かりました。このまま次の幕まで見ていたら、絶対泣けます。
　小金吾役の梅枝君も良かったですよー。お若いのにすごいなあ。立役新鮮でしたけど、やっぱり女方さんの方が好きかもです。


木の実　小金吾討死

いがみの権太 仁左衛門
若葉の内侍 東　蔵
主馬小金吾 梅　枝
猪熊大之進 市　蔵
鮓屋弥左衛門 歌　六
小せん 秀太郎