雨の日曜日

お芝居の感想などを

第四回双蝶会(国立劇場小劇場)

2018年08月05日 | 歌舞伎
 今年も中村歌昇・種之助兄弟の勉強会へ行って参りましたー。

 「川連法眼館の場」
 えー、すみません私遅刻してしまいまして、だから席に着いたときはもう忠信(本物)が舞台にいました。パンフ見ると川連法眼の役者名が書いてないのですけど、そこはカットされたの?
 浅草の松也君の時も思いましたが、若手が四の切やるとああ狐忠信って難しいお役なんだなあと分かりますね。ずっと人ではない動きなのも、狐ことばも、なかなか身につくものではないのだなあと。最近巡業で愛之助さんがなさってましたが、見ておけば良かったな。
 種之助君の源九郎狐は、ビジュアルはとても可愛いくて似合っているので、これから何度も演じて欲しいです。
 それにしても葵太夫の声は本当に良いですねー。四の切は聞きなれてるせいか、すごく陶酔感がありました。

 「積恋雪関扉」
 これって多分、役者の格で見せる舞踊だと思うので、若手には結構ハードル高い演目なのでは。歌昇君のイキの良さ、若いパワーみたいなのはすごく感じました。あとね、小町姫/墨染の児太郎君がとっても美人さんで、立女形の貫禄のようなものまで感じられて、これからがますます楽しみになりました。



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