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蛍の里日記

~蛍の里での農作業日記~

滋賀県 プロジェクト発表会

2009年03月09日 | 農作業日記
今日は、滋賀県の青年農業者プロジェクト発表会でした。

先月、湖北地区での発表会において最優秀賞を頂いたので、県で発表してきました。

滋賀県中の各地区から選ばれた代表の人 11名が、1年間かけて実験してきたプロジェクトを発表しました。やはり全員が、しっかりした内容の発表をしており、聞く方としても大変参考になりました。

私も地区で最優秀をもらっている以上、あまり無様な発表はできないなと、少し気合いを入れて行ったのですが、逆に先月より上手く喋れなかったです。
(気合いを入れすぎて、少し緊張してしまったのかも)

で、審査の結果はと言うと、最優勝賞は逃しましたが優秀賞の3名の中には選ばれました。
1年間試行錯誤をして行った、「条抜き田植え」が評価され 嬉しい限りです。

今年は、この研究の成果を踏まえ、みなさんにも「条抜き田植え」で作った美味しい米を食べてもらうよう、面積を増やしますので期待しておいて下さい。

美味しいお米を直売する
 ホームページ「蛍の里川瀬営農」はこちらです。

考えさせられた視察

2009年03月06日 | 農作業日記
今日は、朝から雨が降り続いていましたが、集落で農家さんへ視察に行ってきました。

行った先は、同じ滋賀県内の高島市です。
視察した農家さんは、18年ほど前から米の無農薬無化学肥料栽培に取組んでおられて、15町もの面積を無農薬栽培しておられます。

特に、無農薬で化学肥料を使わない栽培だと、田んぼの中に絶滅品種の虫や魚達が生息するようになると言っておられました。

戦後、日本の米作りというのは、行政や農協の指導のもと、化学肥料により収量を高め農薬を使うことにより病気や害虫を排除して品質を上げてきました。
さらに機械化を進めることで、米作りは誰でも高品質なものが沢山穫れるようにしたのです。

それの弊害が生態系の破壊です。見た目には良くわかりませんが、本来田んぼが作っていた生態系が、自然界にない農薬や化学肥料を持ち込むことによって崩れてしまったのです。

もちろん、農薬や化学肥料は人間に害が無いように作られているので、使っても問題はないのですが、小さな生き物にとっては害になることもあります。

これからの日本の米作りは、担い手が少ないため農家の栽培する面積は増え続けることになるでしょう。そうなると、より大面積で品質の良い米をとるために農薬等に依存して行く傾向が強くなるかもしれません。

手間はかかるが農薬の量を減らすことで、自分が米作りをしている田んぼは、少しでも沢山の生き物が住める環境にしていきたいですね。

今回の、視察に行って 真剣に考えさせられました。

田んぼ仕事 始動!

2009年03月03日 | 農作業日記
3月に入り、そろそろ田んぼ仕事をしなくてはならなくなりました。
(まだ 年度末に向けてデスクワークも残ってるんですが・・・)

例年なら、米作りのために田んぼに入るのは3月下旬なんですが、今年はジャガイモ作りに挑戦するので、早めに始動です。

ジャガイモの植付けを12日ごろに予定しているので、昨日から植付ける田んぼの準備に取りかかってます。

まず、畦際の溝堀(昨日の作業)。
ジャガイモ(野菜全般)は乾いた土地を好むので、田んぼの周囲(畦際)に溝を掘って排水を良くします。

そのあと、堆肥系の有機肥料をまきます。
トラクターに肥料を均等にまくためのブロードキャスターという機械を付けて、肥料を投入。
田んぼ中を走り回りながら、均等にまいて行きます。

その後、肥料と土を混ぜるため、田起こしをしようとしましたが、雨が降ってきたので終了。

仕方が無いので、のんびり休憩と行きたいのですが、家でデスクワークをしなければ・・・。