6月4日撮影 江戸川放水路
干潮時。
藻に覆われた緑の干潟のその先に姿を現わした船の残骸。
どこから流れ着いて、いつからここに居たのでしょう?
干潟を厚く覆った藻のカーペットは、水を含んでふかふか沈み、
ほんの数十メートル歩いただけなのに、
足を取られて、とても疲れてしまいました。

カニさんもなんだか歩きにくそうです。
↑さて、右のカニさん(オス)は巣穴の前で、
ハサミを上げたり下ろしたり、
求愛ダンス(ウェービング)を踊っています。
そこへ通りかかった左のカニさん(メス)、
ためらうことなく、オスに近付いたと思ったら、、、、
あらまっ、どちらが捕まえたのか捕まえられたのか、

どれが誰の足だかわけがわからない恰好ですが、

このままの形で、すすっと穴に引っ込んでしまいました。

あっという間の出来事でした。
見渡すと、干潟のいたるところでオスがハサミを上下させていますが、
この蟹、ヤマトオサガニの場合、主導権はメスにあるそうです。
オスは巣穴の前でハサミを振り続けて待っているだけ。
その姿を見てメスがビビっときたら、カップル成立というわけです。
先ほどのオス蟹さんは魅力的なウェービングを見せていたのでしょうね。
めでたし、めでたし。


1枚目 LUMIX GM5+LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6
2~4枚目 OM-D E-M5 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II トリミングしています