Eri's blog

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2021/03/18

2021-03-18 09:13:00 | 日記
「バカを一撃で倒すニッポンの大正解」という本の続きです。

次は、投票率についてです。

一般論として、投票率の低下によって民主主義の根幹が揺らいでいるという見方はできなくもないが厳密には投票に行くかどうかも含めて、有権者の選択=民主主義の結果としか言いようがないのではないかと書いていました。

アメリカでは投票率がどうのこうの、という話はあまり話題にならないそうです。
もともと、投票するためにレジストレーション(登録)が必要なので登録をする人は選挙への関心が高く、投票率もそれにともなって高くなるのが当たり前だからです。

ところが、レジストレーションをする人の比率を見てみると実は有料だからそれほど高いわけでもない。
せいぜい半分程度といったところで、仮にレジストレーションをした人全員が投票に行ったとしても潜在的な有権者数全体から見れば、投票率は50%程度にしかならない。
つまり、日本とさほど変わらないという事だそうです。

一方日本では、投票率がすぐに発表されて投票率が低いのは良くないという考え方がニュースでもよく取り上げられますが、このバカな演出に引っかかってはいけないそうです。

これを逆から見れば、要は投票率がニュースで扱いやすいネタだから放送しているだけとのことです。

目を向けるべきは事後の投票率ではなく、事前の立候補者の人物、問われるべき政策の中身だそうです。

選挙の争点が面白ければ、投票率なんて後からついてくると書いていました。


次は、情報収集の作法についてです。

ファクトに迫ろうとしても主義主張をにじませて報道するマスコミを情報源していたら、まず事実をフェアに見ることができない。
だいたい、新聞やテレビは事実だけを報道してくれればいいものを妙に持論を押しつけてくるから始末が悪い。
興味を持つのはファクトのみであって、マスコミの意見ではない。
まともなデータ、図版はほとんどなし。
これで有料なのだから、あきれ返ると書いていました。

高橋洋一さんは大蔵官僚時代、省が作った資料をマスコミに渡す広報的な仕事をしていたことがあったみたいですが自分が作った資料に記者が群がる光景を見て、当時からマスコミなんてしょせんこの程度だと思っていたそうです。

マスコミをヤギにたとえる人もいて、このことは官僚がマスコミの分析能力不足をいいことに記事の方向性をコントロールしてきたことを意味すると書いていました。


特に共感できたのは「興味を持つのはファクトのみであって、マスコミの意見ではない」というところでした。

自分の意見だけならそれでいいんですが、真実を報道しないで嘘を言って関係ない人まで巻き込むのはやめてほしいなと思いました。洗脳しないでほしいなと思いました。



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