goo blog サービス終了のお知らせ 

Eri's blog

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

天皇、皇室について 入門編 2

2021-05-05 09:51:00 | 日記
歴代天皇及び皇族は母方を通じてその地位を継承したことはなく、一貫して男系により継承されてきました。
父から子へと血筋が受け継がれることを父子一系といいます。

女性天皇の場合は父から皇位を受け継いだとしても、ご自身は父にはなれないのでそこで血筋はおしまいです。
したがって、皇位継承における男系・女系論本質は「二千年続けてきたことを守るか、やめるか」というだけのことなので、性別とはまったく関係のない話となります。


過去に女性天皇が存在したから、現代でも女性天皇を認めるべきだという主張は歴史的経緯を無視した安直な考えであると言わざるを得ません。

制度上女性にも門戸が開かれているものに対して、女性であるからという理由だけで差別されるようなことはあってはなりません。
しかし、天皇はそういう存在ではないのです。

男系継承と男女平等はまったく関係がありません。
昨今論じられている男系の反対は女系ではなく、男系でも女系でもないことです。
つまり「男系」の反対は「非男系」なのです。

もっと丁寧に言えば、これまで続けてきたことを同じように守り続けるか、やめてしまうか、という二者択一なのです。
男女の区別はまったく関係がありません。


男系継承を続けるということは男子だけが血統を継ぐことができるので、天皇は必然的に男子が中心になるのです。

伝統としては女性天皇を排除しておらず、天皇に男女の区別はありません。

千数百年前に女性天皇がすでに存在していたことからもわかるように、日本の歴史は古くから女性が活躍していたのです。
皇族には男女同権が保障されていますが、その中でも天皇は歴史と伝統を背景にした特殊な位であると考えれば、理解できるでしょうと書いていました。



天皇、皇室について 入門編

2021-05-04 09:31:00 | 日記
前に読んだ本とは別の天皇、皇室について書いている本を読みました📕

入門編みたいなので、分からない人でも読みやすいと思います。

私は今まで天皇、皇室についてあまり詳しくありませんでしたし天皇、皇室の本も読んだことがありませんでした。

しかし、小室圭さんやその周りのことで最近いろんなことが出てきていますが、天皇や皇室について勉強した方がいいなと思い、本を読んで勉強することにしました。


まず、国民1人1人をわが子のように愛し、その幸せを祈るのが天皇のあり方です。

天皇と国民の関係が保たれていれば、日本人の精神性や生き方も続いていく。
それが本当に良いものなのかということを考えたとき、今の日本を見ればわかるでしょう。
日本人がつくったものは品質が良いとして高く評価され、日本人への信頼は高いです。
反対に今の日本社会が滅茶苦茶なのであれば、天皇と国民の関係性が悪かったということです。

時間によってしかつくれないものでも、壊すのは一瞬にしてできます。
壊したら元に戻すまで同じだけの時間を要します。
時間によって担保された正統性とは、日本人にとっての目に見えない財産であるということを日本人は改めて認識しなければなりません。

次は特に大事なところだと思いました。
日本のような歴史のある国は伝統が当たり前になってしまっているのですが、伝統とは民族にとっての無形の財産であるということを知る必要があります。
お金には換算できない目に見えない財産を持っている。
その財産を一瞬にしてドブに捨てようとしている行為が、女系天皇容認論なのです。

信用と正統性(時間)はリンクします。
二千年の伝統に裏付けられた天皇とはまさしく時間そのものです。
国民が天皇を敬愛するのは人柄だけではなく、その背後に正統性(時間)があるからです。
日本人は時間こそ間違いがないと考える。
天皇をなくすというのは、時間という信用を社会から消し去る行為になるのです。
信用がなくなれば、自分中心の世の中になるでしょう。

二千年続いているということは理屈を超越します。
時間により勝ち得た究極の信頼が正統性になるのです。

一つの王朝が二千年も続いた例は日本以外にはないそうです。
日本の次に古い王室といわれるデンマークは西暦の九三六年頃に始まったとされています。

九三六年といえば第六一代朱雀天皇の頃です。
少なく見積もっても日本はデンマークより約千年古いことになります。
世界で断トツに古い歴史をもつ国が日本なのです。


皇室について 3

2021-04-30 09:19:00 | 日記
日本の皇室は庶民から嫁ぐ場合はいくらでもありましたが、父方による一系で皇位を受け継ぐかたちによって、皇族と庶民の違いが明確化してきたという歴史的経緯があります。
これまで父方の一系で皇統をつないできた日本が、いきなり女系を認めてきた西洋王室ですら未知の世界に突入しようとしている皇位継承方法を導入しようとしているのですから、本当にこれからどうなるかわからないのが現実です。

現在の日本人全員は、万世一系で受け継がれた皇室しか経験したことがありませんから、その経験を前提に論じているという事実を忘れてはなりません。

未来のことはどうなっているかわからない、だから人間の頭だけでつくる世の中は不安定となるのであって、時代をまたがって続いてきた伝統をベースにものごとを考えていく必要があるのです。
経験もできない未来のことを、頭の中で設計するかのごとく大丈夫だと言い切ることは、非常に危ういのではないかと書いていました。

女性宮家、女系天皇論は現代人による目先のことだけしか見ていない近視眼的な浅知恵となります。

この本にも書いていましたが現代の日本人は今、問われていると思います。目先の感情論に流された近代合理主義的な判断をしてしまうか、歴史・伝統をふまえた判断をすることができるか、まさに現代人の真価が試されているのです。
現代人のあさはかな理性よりも絶対にぶれず、時間に耐え抜いてきた2000年以上の歴史・伝統から、これからの方法を発見していくべきではないでしょうかと書いていました。

日本の良いところ、伝統や文化などが壊されてきているなと感じることが多いですし、政治の動きも怪しいところが多いので、注視していきたいと思います。



皇室について 2

2021-04-29 09:31:00 | 日記
皇室についての続きです。

皇統は男性を優遇しているわけではなく、むしろ男性を排除しているそうです。

一般人女性は結婚によって皇族となって、皇統に子孫を残すことができますが、一般人男性は何があっても絶対に皇族になることはできません。

歴史上の皇統は、徹底して男性は男性を排除してきたのです。

それは外部から男性を皇室に入れると政治的思惑などが絡み、皇室が乱れるという意図もあったものと考えられるそうです。

最後の言葉は現状を見ると、本当にその通りだなと思える言葉でした😅


天孫ニニギが地上に降り立ち、そのひ孫にあたる神武天皇が橿原の宮で即位されました。
これが日本のはじまりです。
日本というのは地名ではなく、土地の名前をあえていうなら、イザナキとイザナミによって生まれた大八洲国になると思いますと書いていました。

天照大神の神勅により、天孫ニニギノミコトが地上に降臨され、そのひ孫にあたる神武天皇によりつくられた国、代々天皇が治らす国をのちに日本と名付けられることになったのです。
つまり日本というのはいわゆる王朝の名前であり、国体の名前となります。

神武天皇の即位から日本の歴史がはじまり、皇室の歴史はイコール日本の歴史となります。
「皇室の歴史は日本の歴史、日本の歴史は皇室の歴史」という、このような歴史形態は世界でも日本だけであり、それが国体、くにのかたちです。

日本の場合は天皇があって日本があると考えるので天皇のいない日本は、もはや日本と呼ぶことはできません。
枠組みだけが残っても、それは日本とはいえないのです。
なぜなら日本とは代々天皇の治らす国だからです。

皇位継承に関連することであれば、旧宮家の方々に皇室にお戻りいただいて、まだ慣れない間については一般人とご結婚されて、皇籍を離脱された女性皇族方にも、ご公務をお手伝いいただけるようなかたちにすれば、当面の問題はすべて解決することができるのです。

少なくとも女性皇族方に、皇籍離脱後もご公務をお手伝いいただける環境整備をつくればいいのであって、歴史・伝統にまったく存在しない女性宮家など創設する必要性はないのです。


皇室について

2021-04-28 15:33:00 | 日記
最近、皇室についていろいろと話題になっているので図書館で本を借りて勉強しました。

天皇は2000年以上、第1代神武天皇から第125代今上天皇まで男系により継承されています。
男系というのは父方の血統で継承することです。
ですから天皇の父の父をずっとさかのぼれば、1本の線で初代神武天皇につながることをいいます。
女系というのは母の母をすっとさかのぼれば初代天皇につながるということですが、もちろんそんな血統は存在していません。
すなわち「男系による継承」か、もしくは「男系でも女系でもない継承」のどちらかだけが存在することになりまして昨今、「皇位の継承は女系を容認してもいいのではないか」という主張は厳密には女系ではなく、男系でも女系でもない、何でもない継承ということになるそうです。

よく男系と女系の話になると性別の問題と混同されることがあるそうですが、男系による継承か、男系ではない継承しかありませんから、性別とは関係がないそうです。

男系による継承のなかでも男性と女性の天皇は両立するし、男系ではない継承でも男性も女性も跡を継ぐことができるのです。

もし愛子さまがご即位された場合なら、男系の女性天皇になります。

過去に8人の女性天皇がおられましたが、その方々は全員男系の女性となります。
推古天皇、皇極天皇(斉明天皇)、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙天皇(称徳天皇)、明正天皇、後桜町天皇です。
この8人に共通するのは、全員が独身だったということです。
具体的には天皇の未亡人か、生涯独身のどちらかとなります。
在位期間中及びそれ以後は独身であったということです。

推古天皇、皇極天皇、持統天皇は天皇であった夫が崩御されてからの即位です。
元正天皇、孝謙天皇、明正天皇、後桜町天皇は生涯独身でした。
明正天皇にいたっては7歳で即位して21歳で譲位されたあと、74歳で崩御されるまで独身でした。

女性天皇に独身の原則があったのは、母方のみの血統を残さない意図があったものと考えられます。

女性天皇は男系男子の天皇から次の男系男子の天皇に皇位をつなぐ、皇統の中継ぎとしての役割を担っていたそうです。

男系による皇位の継承は薄氷を踏むように続けられましたが、その不安定さからむしろ権威と権力の分離が実現でき、結果的に2000年以上という長期の安定性を維持することが可能となったのです。ですから目先の合理的な判断にとらわれず、2000年以上継続したという実績こそが何よりの安全性であるのだから、今後、1000年単位で皇室の弥栄を考えるのであれば、長期的な視点から判断していかなければならないと書いていました。