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すぐ近くにある世界:野鳥,昆虫,航空機などの写真

都市部の近隣でも身近で見られる野鳥を中心に、
捏造(餌付け、ヤラセ)のない「本当の世界」の
写真を載せています。

鈴木彩子『明日へつながる道』(2ndアルバム)

2020年07月02日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
ビクターから 鈴木彩子名義のCDで出ていた分の 全作品が、 配信に対応したとのことで...

今回は、 2ndアルバム『明日へつながる道』について。

個人的には、 「太陽をつかもう」 「一度だけの昨日」 「黄金時代」 「地球サイズの Love Song」 「迷わないで あせらないで 止まらないで」 とかの、 若さがあって 明るい曲が 好印象。

全体的な印象としては、 通して聴くと 結構 魅力的だし、 もし これが全てなら 書くことは 色々あったのかもしれない、 が・・・

“普通に いい曲”としては 粒が揃っていても、 何しろ、 この数年後から メッセージ性が強い曲が 多数発表されることになるのを すでに知っている現在で、となると、 特筆するような部分は 挙げ難い、といった感じがする。
もちろん、 どんな曲でも メッセージはあるのだが、 好感を持てても 印象として 突出した“特別な何か”がある曲というまでには ならなくなった、といったところだろうか。

こういうところは、 『ALL TIME BEST ALBUM』の CDの方には 選抜されなかった、ということにも 表れているのかもしれない。


もう一ヶ所・・・

このアルバムには、“父”が歌われている曲が収録されている。
一般論としてなら、 悪いイメージを持たれるような視線で描かれた詞では ないだろう・・・ というか、 むしろ、 勧善的な道徳意識で “正しい”とされるような、 個別に異なる状況もあることを解さず画一化された美徳感に沿う視線だろう。

でも、 このアーティストの 家庭環境的な部分の経緯からすると、 その詞の内容は、 リアルなものでは ないかもしれない。
その経緯は、 ネットでの調べもので定番の 有名なところで 「SAICO」を調べてみれば、 多少は触れられているはずなので、 省略しますが・・・
アルバム『BORO BORO』に収録されている 「ミステリー ~運命(さだめ)~」という曲で ほんの一瞬だけ描かれるものの方が、 リアルな感覚を表現しているのだろうと思う。
これは、 前に 「愛があるなら」を挙げた時に、 “愛”と表される感情の対象として “家族”の類の要素を入れなかったこととも 関連する部分でもある。

そういうところから、 このアルバムに収録されている曲の方は、 半ば“黒歴史”的・・・というのか、 積極的には触れ難い扱いになっているものかもしれない。

鈴木彩子『天地創造』(1stアルバム)

2020年06月25日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
ここの当初の意向としては 写真を載せることだったので、 鳥写真に 航空機も 載せたい分が積み上がっていて、 それに トンボも...という この時期に、 そもそも 自分でも 何処に向けているのかも定めていない文章を書いているのも 何なんだろうとは思いつつも...
でも、 まぁ、 特には 速報性が必要な写真でもないし、 日記が本題で 証拠写真も...のスタイルでもないし。

『ALL TIME BEST ALBUM』に続いて、 ビクターから 鈴木彩子名義のCDで出ていた分の 全作品が、 配信に対応したとのことで...
となると、 その分にも、 また、 自分なりでの 率直に、 勝手に 勝手なことを 書いていこうか、と x x x
こういうタイミングでもないと、 なかなか 書こうという機会もないので。


今回は、 1stアルバム『天地創造』について。

年齢的に若いということもあるだろうが、 全体として、 サウンドも 詞も 軽め。
この頃は、 まだ、 数年後に見られるような 聴き手を選ぶようなところを攻めた 特徴的なイメージではなくて、 たいてい 誰でも 気軽に聴けるアルバムだろう。
この後を 先に知っていると、 最初は こんな感じだったんだ... といった印象になる作品かも。
ここから それほど長くはない期間で イメージが大きく変化していくことになる経過として見ると、 興味深くもある。

『ALL TIME BEST ALBUM』の CDに選抜されたのは デビュー曲「独立戦争」だけだったが・・・
個人的には、 意外に...というのもなんだが、 たいてい 1年に何回かは聴くことがあったりしているので、 今でも 結構 お馴染み感がある。

元のCD版では、 歌詞カードが 活字ではなく 手書きでの文字だったので、 これだけを見ると ちょっと読み難い・・・ と思ったのだが、 曲を聴きながら見ると、 読み難さは 特には感じなかったり...


ニュース
ラブソングの範疇だろうが、 関係としては、 そう順調でもなく、の、 微妙なところ。

サウンドに 面白さがあるというか、 楽しめる曲、といった印象。
『ALL TIME BEST ALBUM』でも、 “生産限定盤”のDVDに LIVE映像が収録されている。


Dance! Dance!
軽快にリズムを刻むのは 曲名の通り。
・・・なのだが、 進行的には、 それほど抑揚に富んだ感じではなくて いまいち 躍動していない印象もある。
ちょっと不思議な感覚の曲だとも思うが、 少々の停滞感も 勢いで押し切ってしまえる若々しさ...と受け取っても 良いのかもしれない。


月までドライブ
「ドライブ」、 ・・・ 詞に出てくるのは バイク。

詞は、 (明示されているが、) 詞への意識が薄く聴くと、 つじつまが合っていない展開のように思えるかもしれない・・・
1番で描かれているのは、 曲の設定における今、 セブンティーン(17歳)の情景。
2番での “別れ”の描写は、1番の詞で
 2年ぶりだと笑っても つらい想いにかわりない
の部分、 フィフティーン(15歳)のエピソードの回想。

鈴木彩子の曲が配信対応! ...と 「僕はここにいるよ」から思った雑記

2020年06月13日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
ビクターから 鈴木彩子名義のCDで出ていた分の 全作品が、 配信に対応したとのこと。
これで、 前に 「希望の鐘」 「愛があるなら」を挙げた時に “同じ曲を聴くのでも、 元のアルバムを聴かないのでは 勿体ない・・・”と書いた アルバム『BORO BORO』 『愛があるなら』も、 配信限定では “現行モデル”に復帰。

他にも、 明るく軽快な曲から、 メッセージ性が強い曲から、 ・・・ まぁ、 幅広すぎる位に 色々な曲があるので、 このアーティストを知らなかった人も、 ぜひ 聴いてみてほしいところ。


僕はここにいるよ (Acoustic Live Version)
『ALL TIME BEST ALBUM』では、 CDにも DVDにも入っている。
CDのアルバム『愛があるなら』に収録されている方は知っているが、 VHSビデオ版は 買う習慣がなかったので、 この アコースティックなアレンジは “はじめまして”。
先にチェックしたのは CDだったので “音”だけで聴いても、 いい曲だと思った。

最近は 全くやらなくなったけれど、 昔は 冬の夜に よく 自転車で走っていた。
詞が描く情景が重なることもあって よく口ずさんでいたことで、 個人的な思い入れが多い曲でもある。


この曲で描かれる心情は、 なかなか重い。
最初に聴いた時には、 “そういう意味”での 「僕はここにいるよ」なの!? と思った詞の曲。

この曲で描かれるような 重さがある心情は、 特に 社会的な状況での 苦労や困難というほどの実体験がない “温室育ち”な面々には、 なかなか 想像することは難しいものらしいと感じる。

(どんなテーマでも 同様だが、) “いかにも”な断片的な要素・単語を並べさえすれば、 実際を知らない人には あたかも それっぽく見られなる情景を描くことはできる。
そのため、 実際がわからない面々には 実際を描くよりも好まれるように仕立てられた お噺が作られて、 多くに喜んで受け入れられてしまいがち。
でも、 一見 それっぽい要素が ちりばめられているだけの 思い違いでの“知ったかぶり”で、 その世界の実際を知っている人が見れば、 根本的な違和感ばかり、ということも とても多くある。

ドキュメンタリー的な伝え方をされるもので 思い違いを さも もっともらしく語られるのは、 もちろん 困ったもの。
そして、 音楽、小説、漫画・アニメ、ドラマ、映画、演劇、・・・ そういった フィクションの創作物でも、 心情や感情といった部分に 本質的な違和感があるのでは、 あくまで フィクションだから、とは 割り切れないもの。
舞台設定の状況への考証として 実際にはあり得ない部分があるというような不自然さなら、 そういう世界だったとすれば、とした設定での、 あくまで フィクションのファンタジーとして見ることは できるだろう。
が、 “この作品は フィクションです”と 念押しされたところで、 描かれる諸々のエピソードの一部 あるいは 全てが 実話や リアル世界での実態には基づかない 空想での創作であることと、 そこに描かれる心情の 本質的な部分が違っているのは、 全く別な要素だろう。

これは、 たとえば、 (情報番組などで伝わってくる概要が あまりに違和感がありすぎたので 観ていないが) 高視聴率を出したという 銀行を舞台にした某ドラマの ハイライトシーンをはじめとした、 登場人物の感情が “その状況”で“そうなる”とは 思えない・・・といったものにも表れてくる。
これでは、 人ではないものを 人のようにふるまわせる“擬人化”で 感情移入できるように描くのとは 逆の、 人を 人ではない 別な何かとして描いていることのように思える。
そういうものには、 そして、 そういうものを ありがたがれてしまう面々には、 共感とは真逆の、 違和感と表すよりも、 そもそも“感情”を持たないロボットが それっぽい断片的な単語を並べて でたらめに繋ぎ合わせただけの ただただ不自然な文言を出力して 感情を持って語っているつもりらしいのを見るような、 馬鹿馬鹿しい感覚になる。
それを、 本当にロボットがやっているのなら ともかく、 感情も知能も持った“人”であるはずの存在がやっているとなると、 気味悪さのような 不快感がある。
そして、 そういう、 思い違いに倣った “感動ポルノ”的な 紛い物ほど もてはやされてしまう 歪んだ世界は、 とても根深いものだろうというところで、 根本的に違う世界が見えていることに気付けない対象への諦めでの、 関わらされたくないと思うもの。


でも、 このアーティストの曲での 重さがある心情の描写には、 共感するというか、 肌触りにストレスがない 浸透圧が近いような感覚というか、 率直に接することができる とてもリアルな感覚がある。
そして、これは、 他者が同じ文言を発したからといって それが誰でも 同じように感じられるような 単純なものでは ないだろうと思う。

なかなか 表すのは難しい面が多い心情の部分も リアルに描いていると思えることは、 他の曲でも、 歌われるメッセージが 単に外面の言葉を並べただけの“張りぼて”ではない 中身があるものだと感じられる。
だから、 曲を直接的に聴いている時だけでなく、 日常の中での 考え方や行動にも 影響してきただろうというところで、 このアーティストの曲を厚く聴く機会が 有ったか、無かったか、が違っていたら、 今の自分は だいぶ違うものになっていたかもしれない、と思える。
そして、 そういった作品に接することができることは、 エンターテインメント的な楽しさとは違った、 より 深い部分で、 このアーティストが 自分にとって 大切な存在になっていると感じる。

鈴木彩子(SAICO) ひとりぼっちの意味,ガラスの様な雨

2020年06月10日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
鈴木彩子(SAICO)」の 『ALL TIME BEST ALBUM』 “生産限定盤”のDVDに収録されている曲の印象。

実のところ、 まだ CDを フル尺で通して聴く時間を 作れていなかったりも しつつ x x x


ひとりぼっちの意味
曲自体については、 前にも書きましたが・・・

この曲では、 詞は 重い状況を描いているが、 “救い”も置かれている。
DVDに収録されているのは、 観客の殆どが 曲の内容を すでに解っているだろう LIVEなので、 描かれるメッセージの「意味」を 多くの人が共有することで、 その“救い”の部分が CDに収録されている曲を聴くよりも 直接的に示されて、 希望を期待したい映像になっているのが 印象深い。


ガラスの様な雨
アルバム『9 -nine-』に収録されている曲では、 演奏も歌唱も、 妙に勢いがある?なのか、 妙な勢いがある? が・・・
詞は、 停滞感がある現状の立ち位置から、 基本的には 前向きなスタンスで歌いながらも、
 雨が止んだら 走り出せる
というあたり、 ポジティブなんだか、それほどではないんだか、 ・・・微妙 x x x
詞は 言葉の上のものなので、 雨の中に走り出すこともできれば、 この“雨”は 比喩的なものとして 雨を止ませよう、とだって 歌えるところだろうが・・・
でも、 雨が止んでくれるまで 走り出せない、 雨が止んでくれないと 走り出せない、とも 受け取れるわけで x x x

アルバム『9 -nine-』の方も、 明確にポジティブには言い切れなくても 無理にでも叫んでしまう組み合わせになるのが いかにも“この人らしい”という見方もできるが・・・
このDVDの方では、 詞のイメージ相応の、 無理のない曲になっている印象。

鈴木彩子(SAICO) 『ALL TIME BEST ALBUM』

2020年05月28日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
鈴木彩子(SAICO)」の 『ALL TIME BEST ALBUM』、 まだ あまり 内容の確認もできていないところながら...

ベストアルバムなので、 個々の曲としては “はじめまして”は あまりなくて、 大部分の曲は 前から知っているわけですが・・・
観て、聴いて、 思い浮かぶのは、 改めて、 やっぱり 好きなんだなぁ、とか、 自分にとって 大切なアーティストだというのを、 今まで思っていたよりも ずっと高いレベルで 明確に実感した、という感じ。

DVDの映像には、 アスペクト比が アナログテレビの4:3とか、 CCDのカメラでは出なくなった 照明がコメットテールを引くところに 時代を感じたりもしながら x x x
そりゃ まぁ、 デビュー30周年の歳月なので。

DVDの曲目リストだけを見た段階では、 最後の曲が「ガラスの様な雨」になっていたのが ちょっと 何でだろう、と思えていたけれど・・・
観てみれば、 無理に勢いをつけたようなところがなくて、 とても 好印象だった。


CDの類を買うのは、 いつ以来だか・・・

配信もあるようなので、 今まで このアーティストを知らなかった人でも 手軽に聴けるかも。
前に書いたように、 断片的な曲を聴くだけ、とか、 数回軽く聴くだけでは 伝わりきらないかも・・・ な曲もありますが・・・
ベストアルバムでも、 発表された年代が古い曲でも、 今まで 知らなかった人には “新曲”のようなもので、 曲そのものの魅力だったり、 音楽が持っている メッセージを表現する手法としての意義だったりという部分でも、 興味深く聴ける曲があるだろうと 思います。

鈴木彩子(SAICO) あの素晴しい愛をもう一度,道,COUNT DOWN,風に吹かれて,やわらかに ゆるやかに

2020年05月25日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
SAICO (鈴木彩子)」の、 『ALL TIME BEST ALBUM』の発売(2020/05/27)が もうすぐ...

今回は、 特定のメッセージ性というよりは、 幅広い“汎用性”での “いい曲”だろうと 思うものを。


あの素晴しい愛をもう一度
カヴァー曲。 合唱コンクールなんかで よく歌われるイメージの、 あの曲。

メロディーや歌詞の部分での“曲”としては 有名でも、 元の曲を “音”でちゃんと聴いたことがあるか、となると・・・
男性デュオで Co-ヴォーカル的に 穏やかな調子で歌われていた印象の曲・・・だったと思う・・・ が、 あまり知らない x x x

それをカヴァーした この曲は、 元々の曲での歌われ方が好きだった人が聴いたら 困惑するのでは・・・ という位に、 とても力強いアレンジになっている。
アコースティックな楽器のサウンドも充実して、 色出の曲だと思う。



“ボストンバッグ”が“ボストンバック”に聞こえるのが ちょっと気になったりもするが・・・
描かれる情景は寂しげで、 未来方向にも 希望を実現する確信は 明示的ではないながら、 希望に向かって進み続ける 決意や確信のような 強い意志が歌われた曲だろう。
その、 情景は寂しげでも、 現状にも 進もうとしている方向性にも 自身を全肯定する詞には、 ハッピーな未来を謳う空手形を掲げた 安易なポジティブ感とは違った、 より深く強い気持ちを感じられると思う。


COUNT DOWN
明るい曲調の、 若々しさが前面に出ている曲。
元のアルバム『19才の鼓動』でも 1曲目にある。

思いっきり個人的には、 ベストアルバムに選抜される曲としては ノーマークだった x x x
でも、 このアーティストの特徴の、 曲調の幅が とても広いところを 大きく2つに分けて、 “明るく軽快な曲”を中心にした組の1曲目に置かれた 曲目リストで示されてみれば、 なるほど、の、 納得の選曲だと思う。


風に吹かれて
詞では、 過去方向にも 未来方向にも ハッピーだけではない情景も描かれるが、 全体を通しては、 今は まだ手が届いていない希望を実現する確信が歌われた曲。

曲名は サビの詞。
でも、 最初のサビの詞は 少し違う。
その構成の効果で、 未来への スケールが大きい時間進行の中で 希望を実現していく “動きを感じられる情景”が思い描かれることで、 とても 印象的な曲になっている。


やわらかに ゆるやかに
このベストアルバムの Disc2 のテーマが “やわらかに ゆるやかに”。

曲名は “やわらかに ゆるやかに”でも、 曲自体は、 結構 力強くリズムを刻む曲の印象。

普通に聴けば そのまま“いい曲”には、 文字で特段に書くことは・・・ あまりない x x x

鈴木彩子(SAICO) 希望の鐘,Tomorrow,愛があるなら

2020年05月21日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
SAICO (鈴木彩子)」の、 『ALL TIME BEST ALBUM』の発売(2020/05/27)が 近付いて...

以前は、 このアーティストの作品の発売日は、 何故だか、 たいてい 21日だった。
バドミントンが 1ゲーム21点先取だから、なのか、 20世紀の時代には 「21」は未来の印象がある数字だったから、なのか・・・。
バドミントンに何の関係が?? という向きには、 中学では 全国大会ベスト8とかの、 かなり アスリートだったらしい、というところから。
でも、 今回は 27日発売。

前にも ベストアルバムでは “シード枠”のような曲を いくつか挙げましたが、 これも 主要な曲。

ただ、 同じ曲を聴くのでも、 元のアルバムを聴かないのでは 勿体ない・・・と思う曲。

希望の鐘
音楽としての構成の観点から考察しても 興味深い曲だと思う、が、 そこは 措いておくとして・・・

このアーティストの多くの曲を 以前から長く 厚く聴いてきた人の殆どには、 特に重要な曲の1つなのでは。
でも・・・

この曲は・・・、 評価が難しいと思う。
元のアルバムを 厚く聴くのではなく この曲に接すると、 類型的な どこにでもありがちで ありきたりな言葉を並べただけの、 ありふれた 薄っぺらな曲に思えるかもしれない。
少なくとも、 私が この曲を最初に聴いたときの 率直な感想は、 腹立たしいほどに スカスカで カっスカスな印象・・・ だったのだが・・・
その印象は、 ずいぶん後になって、 “感動する曲”に 大転換した。

具体的な説明は なるべく避けたい部分なのだが・・・
この曲は、 元のアルバム『BORO BORO』では 全12曲の最後にある。
元のアルバムを、 厚く、そして 収録されている曲順通りに聴いていた人は、 最後の この曲では、 1曲目の「Generation」という曲に置かれた“いくつかの要素”の効果で、 アルバム全体からの影響を受けているはず。

でも、 そこは、 この曲を単品で聴くとか ベストアルバムにはない要素。

アルバムに収録されている 個々の曲は、 直接的には繋がりはない それぞれ別の世界観を描いている 独立した曲ではありつつ、 アルバム全体での表現要素として機能している面もある。
こういうところは、 近代の環境では、 アルバムよりも 個別の曲だけを聴くことが より容易になったことで、 アーティストが伝えようとする全体像に向き合うよりも 耳に触りが良い曲だけを選り好みした “つまみ食い”的に次々と消費し続ける需要に合い易い楽曲ばかりが求められるようになると、 音楽が持っている メッセージを共有し合える表現手法としての存在意義が 軽薄になっていくことが 危惧されたりもしている要素でもあるだろうが・・・。

アルバム『BORO BORO』は、 エンターテインメントというよりも メッセージ性が強い構成で、 そう 誰にでも気安く薦められるような 手軽で簡単な作品ではないかもしれないが・・・、 ぜひ聴いて欲しいところ。
そして、 “いくつかの要素”に気付いて、 収録されている全曲を聴くと、 この曲で思い描く 世界観の厚さと 希望の輝きは とても大きく違ってくるだろうと思う。


Tomorrow
全体的に 明るめの曲調と、 重さがある心情も 少しは描きつつも 希望に比重が置かれた詞。

スピード感や 勢いがある曲・・・、 たとえば、 多少アレンジすれば 野球なんかでの応援の曲でも使えそう、みたいな感じか。
(たぶん、 ブラスバンド用に アレンジするには 向いていそう... 他では使われていないレパートリーを持ちたいニーズには いいかも。。。)

このアーティストの特徴として、 殆どのアルバムが 毎回 イメージが大きく違って、 他のアルバムの どれとも似ていない、という印象がある。
・・・のだが、 その中にあっては、 この曲が収録されたアルバム『愛があるなら』は、 その前の『BORO BORO』と かなり似ている印象がある。

この曲は、 元のアルバム『愛があるなら』では 最後の曲の前にあるが、 『BORO BORO』では 最後の「希望の鐘」と よく似た位置付けだと思う。
それだけ、 個々の曲よりも大きな アルバムのスケールで表現されるメッセージの サティスファクションのような、 重要な役割を担っている曲だろう。


愛があるなら
このアーティストが発表してきた曲には、 “典型的なラブソング”は 結構少ない。
この曲のテーマも、 恋愛ではない。

この曲では、 演奏が 重要な位置を占めている度合いが とても大きいと思う。

前奏が描くイメージは、 夜が明け始めようとしている情景だろう。
曲が進むにつれて 次第に楽器が加わっていき、 単調だったリズムも 躍動感を増していく構成が、 サビが 後半の一ヶ所に纏められていることで 印象を 際立たせている。

この曲に どういう印象を持つかは、 アウトロ(歌詞が全て終わった後の演奏部分)で インスト的に新たに描かれる旋律に、 聴く人 それぞれによって違う、 それぞれ自身の どんな未来を重ねられるか、で、 全く違ってくるだろう。
ちゃんと頑張ってきた自分がいて、 でも、 現状は 望むものには まだ 届かない、 それでも・・・
そこに描く世界への思いが熱いほど、 この曲への印象も 熱く強くなるのだと思う。

そして、 最後に描かれるのは、 思い描く世界に向かう 新しい夜明けだろう。

この曲は、 元は、 同名のアルバム『愛があるなら』の 最後に収録されている。
“愛”と表される感情の対象は 色々ある。
自分自身、 夢、 仲間、 世の中や社会と表される 漠然とした大きなもの・・・
この曲も、 元のアルバム『愛があるなら』を聴くと、 より多くの世界観が重なった上での、 より厚みがある 印象的な曲に感じられると思う。

鈴木彩子(SAICO) 長い放課後,ひとりぼっちの意味,有罪, 他...

2020年05月12日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
SAICO (鈴木彩子)」の、 『ALL TIME BEST ALBUM』の発売(2020/05/27)まで、 まだ 2週間ほど...

長い放課後
以前にも書きましたが・・・

曲名でわかる通り、 学校を舞台にした情景を描いた曲。

描かれる情景は、 とても重く 悲しい。
この 社会問題的なテーマは、 より本当には、 程度の差はあっても 殆どの誰もが 関与しているはず。
そのため、 多くにとっては 意識させられたくないことで、 扱うこと自体が、 嫌悪や 反感といった ネガティブな感情を 生じさせ易いことにもなる。
だから、 少々の気持ちでは、 何も あえてやらなくても・・・ の方が上回って、 積極的には 扱い難いものだろうと思う。
まして、 商用音楽の環境では なおさらだろう。
一方で、 それを ここまで直接的に描くと、 “逆に”特別な存在にもなるだろう。

この詞は、 “救い”を描かない。
でも、 この曲自体が、 小さくても 確かな“救い”になることが あるはず。
だから、 どういう形にしても、 この曲に誇りを持ち続けることは、 アーティストとしての責任なのかもしれない、と思う。


ひとりぼっちの意味
「長い放課後」より 何年か前に発表されている曲。
今回のベストアルバムで入るのは、 CDではなく、 DVDの方。
DVDに収録されるのは LIVE版(?)のようだが、 ここでは アルバム『19才の鼓動』に収録されている曲の印象を書いている。

この曲を聴けば、 学校の情景が歌われていることは すぐにわかる。

この詞は、 たぶん 意図的に、だと思えるが・・・、 フレーズの並びが ちょっとシャッフルされているような、 そのままでは 状況がストレートには見えてこない 解り難さを感じる。
前奏から 軽く明るめの曲調のイメージもあって、 あまり 厚い意識を向けずに聴くと、 いくつか繰り返し出てくる重い言葉に いまひとつ釈然としない違和感を感じながらも、 学校生活の 平凡で ちょっと退屈な ありふれた日常が歌われているようにも 思えるのではないだろうか。

でも、 詞の全体を見わたせて、
 テレビ見た 夕べのことを みんなが話してるけど
その テレビで見たのが 何なのか、が解ると、 描かれている 本当の情景が見えてくる。
 かっこつけて しょぼくれてる 先生は どんな気持ち?
このフレーズが、 ありふれた日常の中でなら 先生の イケてない様を揶揄った 軽い言葉にすぎないのだろうが・・・、 同じ文言でも、 この状況で、となると、 全く意味が違う、 関係として 破壊的な冷めた視線での 痛烈で辛辣な言葉だろう。

この曲の 解り難さを感じる構成は、 その重さに向き合おうとしなければ、 まるで 平凡な日常のように、 そして、他人事のように、 簡単に流れ去っていく怖さが描かれている アーティスティックな表現のように 感じる。


罪人 , 心臓 , インコ , 天国
これらも、 今回のベストアルバムでは、 DVDの方に入る曲。

インパクトがある(ありすぎる?)直接的な言葉での詞を、 歌うというか、叫ぶというか・・・
詞は、 口語の文章 そのままのような、 詩的な並べ換えた言い回しや 短いフレーズに英単語を充てたりしない、 思いっきり“日本語”。

現在は お花屋さんの このアーティストの“普段”だけを知っている人だと、 こういう曲を こんな風に歌う姿は 想像できないかも...
逆にも、 “普段”は知らなくて、 こういう曲の印象が強い人だと、 “普段”のイメージの 大きすぎるギャップは 想像できないかも...

「天国」は、 このアーティストが 車の事故で重傷を負った(死にかけた?)後に発表された曲。
この背景を知って聴くと、 “生きてたい 生きてたい” の連呼は 一層インパクトがあるフレーズに感じられる。

「心臓」は、 叫ぶというほどではないか。
サウンドが特徴的な印象。
スターウォーズの最初の作品だったかの 酒場のシーンで演奏されている曲を うんとアップテンポにしたら 似たような感じになるかな、といったイメージ。
個人的には どの曲を聴くときも ベースに意識を置いている度合いが大きめだと思うので、 その部分でも この曲のサウンドは 楽しみが多い。


有罪
これは CDに入る曲。

曲名からして、 そう ハッピーな情景は描かれないだろうことは、 たいてい誰でも予想する通り。

詞も サウンドも、 結構“好き”な曲。
これの何処を?と思う人も いそう・・・だが、 実際に好きなので x x x

詞は、 限定された特殊な対象のことを言っているのではないと思う。
たとえば、 普段 ここで載せている分野でなら、 “鳥の写真”で見かける面々の 圧倒的大多数を連想する。
わざわざ 自身も 周囲も 写すほどの価値もないようにしてあげることに お励みになって 得意満面に あべこべな 恩を押し売りしてしまう面々、 そして、 その愚かさを理解できず あべこべに ありがたがって崇めては 群がって真似をして わざわざ 周りを巻き添えにしてまで 自爆し続けていることにも気付けずに 得意満面に 称え合っている面々・・・
もちろん、 こういうことは、 “鳥”に関連する世界だけのことではない。
特定の世界にあることは、 他の どこの世界にもあること、 そして、 リアル世界にあることは、ネット世界にもあること。
どこの世界でも、 圧倒的大多数が 正しいとか優れているとして 当たり前に信じられている常識の とても多くは、 実際には 全く矛盾した 支離滅裂な 馬鹿げた言動だということが、 何ら珍しくもなく、 無数に溢れているもの。
 どうしていつまでも気付かないの
でも、 それは、 誤りや矛盾を指摘されたところで、 あらためて つじつまが合っていない常識の下に群れる 同類さん同士の『集い』での『設定』を復唱し合うだけの繰り返しで、 その滑稽ぶりに気付けることは 望み難いもの、 そして、 むしろ、 より一層の あべこべな 優越感を駆って、 世の為、人の為を思っての ご立派な行動のつもりで 馬鹿げた正義感を振りかざして・・・と なりがち。

サウンド的に好きな曲、ということでは 「How do you feel ?」 「Late Show」も挙げたい...のだが・・・、 今回のベストアルバムには 入っていない x x x

鈴木彩子(SAICO) 独立戦争,葛藤,VOICE ~明日への滑走路,それぞれの探しもの

2020年04月30日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
SAICO (鈴木彩子)」の、 『ALL TIME BEST ALBUM』の発売(2020/05/27)まで、 まだ 1ヶ月近く...

また、 どうでもいいようなことですが・・・
今回は、 ベストアルバムでは “シード枠”のような曲。

独立戦争
デビュー曲。
どこまで正確なのかは 判らないながら・・・、 このアーティストが デビューするまでの経緯は、 もし、そのまま ドラマや映画にしたら、 現実には あり得なすぎる、と 引かれそうな 乱高下を経て、 音楽経験が殆どない 実質“素人”同然の新人が、 ドラマ主題歌のタイアップ付きで 歌手デビュー・・・ みたいな話を聞いたことがある。
何にしても、 ベストアルバムなら必ず入る 特別な位置付けの曲だろう。


葛藤
このアーティストの、 特に 最初の数年位のイメージを 一番象徴する曲だと思う。
元のアルバム『けがれなき大人への道』でも 1曲目にあって、 今回のベストアルバムでも 1曲目。

わりあいスピード感があって、 サウンド的には 明るめに響く曲調、のはずだと思うが、 ヴォーカルがのると ちょっと重めに聴こえる?
詞には、 文字で書くと 字面が ちょっと大変に見えるような言葉も かなりあるが、 曲で聴くと そこまでは角々しくなく感じる。
それでも、 知らない人が聴いたら、 なかなかのインパクトがある曲なのでは。


VOICE ~明日への滑走路
カヴァー曲。 このアーティストが 歌手を志す“原点”になった曲、と 言われている。
ピアノ伴奏とヴォーカルだけ部分が多い、 言葉に ごまかしが利かない シンプルな構成で、 とても印象的な曲だと思う。
かなり文字数が多い詞を、 歌うというか、メロディーには乗りながら語る、といった感じ。

詞には、
 夢を追い求めた あの頃に帰りたい
 夢を追い続けた あの頃に帰りたい
という言葉がある。
他でも、 今回のベストアルバムの曲目にも 「あの日に帰ろう」という曲があって、 同じ“あの日に帰ろう”の言葉は 「愛があるなら」の詞にもある。
こういう部分の 断片的すぎる一部の単語だけを切り出して 後ろ向きな印象を持つ向きも ありがちなようだが・・・
これは、 自身の今は 望むようには順調ではない状況でも、 これからも また、 頑張れていた あの頃の自分のように・・・ という意味だろう。
この“状況的な立ち位置”からの “気持ちの方向性”の組み合わせが、 このアーティストの曲の多くで描かれるスタンスになっているのも、 この曲の影響からなのかもしれない。


それぞれの探しもの
軽く明るい印象の曲。
個人的には、 CMソングで使われていた中では、 この曲のが 一番多く見た印象がある。

詞の “イヤホンに流れる きみのくれたテープ” には 時代を感じるが・・・、 まぁ、当時は 実際にその時代だったので。

元の収録されているアルバムは 「葛藤」 「VOICE ~明日への滑走路」と同じ。
このアルバムは 特に、 曲調の振れ幅が とても大きい。

このアーティストの印象は、 どの曲に共感するかで 極端に違ってくる。
そして・・・、 “歌う時”と“それ以外の時”で キャラクター感が極端に切り替わる 印象の振れ幅も、 とても大きい。。。

SAICO(鈴木彩子) 『ALL TIME BEST ALBUM』

2020年04月09日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
SAICO (鈴木彩子)」の、 『ALL TIME BEST ALBUM』の発売(2020/05/27)が 正式発表。
早速、 予約 済み。

少し前に、 ここでも 「2020年SAIKO SUZUKIアニバーサリープロジェクト」の #鈴木彩子リクエスト の Twitterでは書ききれない分・・・ というか、 書かなくてもいいようなことを書きましたが...

本当に出るのか から ちょっと半信半疑ぎみに、 どこから出るのか?思っていたら... デビューから 最初の期間の分を出していた “古巣”の ビクターからとは・・・、 ぇ?そうなの!?! って感じ。
でも、 ビクターから出ていた分だけではなく、 レーベルを越えての 全時代からの「ALL TIME BEST ALBUM」。
配信もあるとのこと。

選抜された曲目は・・・

「独立戦争」 「葛藤」 「VOICE ~明日への滑走路」 「希望の鐘」あたりの “シード枠”のような曲は 当然ながら、 ここでも書いた 「長い放課後」など メッセージ性が強い曲もありつつ、 その他にも、 幅広いイメージの曲が 選ばれている。

知らない人が 曲目リストの 「僕はここにいるよ」という曲名を見て、 “そういう意味”での 「僕はここにいるよ」が歌われていると予想する人は いるだろうか...
知らない人は、 驚かされてみては?

「やわらかに ゆるやかに」(この順が正しい曲名?) 「風に吹かれて」あたりは、 元々“いい曲”の印象。
その上に、 色々なことを経てきての 今の状況を重ねると、 更に 意味が深くなるだろう。

「この星で出会った君」 「たった一度の物語」は、 元のアルバムでは それほどの印象ではなかったけれど・・・
これも、 長い年月が経っての ベストアルバムに収録されると、 元のアルバムで聴いていたよりも 厚い意味が描き出されそうで、 曲目リストで示されてみれば なるほど、の 選曲。

個人的な思い入れとは別での予想で たぶん入ると思っていた曲が いくつか 入っていなかったりもするけれど・・・
ベストアルバムでも、 主だった曲を ただ並べただけではない、 メッセージの表現が入った “作品”としての構成が 考えられているだろう。
なので、 以前から 大部分の曲を知っている人も、 このアーティストの曲を 初めて聴く人も、 どちらにも 興味深い作品になっているだろう、と 期待する。

- - - - -

当たり障りのない 聞こえが良い言葉が並ぶ ありがちな “頑張りましょうソング”“頑張ってますソング”は、 前向き、ポジティブ、と捉えられて 好まれがち。
対して、 このアーティストで 特徴的な印象が強くなりがちな、 悩みや閉塞感のような心情が描かれた詞を歌った曲には、 ネガティブに捉える向きも ある。
でも、 “重さ”がある心情は、 誰しもが持っているはず。
その“重さ”に正対するのを避けて 自分をごまかして 表面上は明るく演じるのでは 本質的には 前向きや ポジティブではないし、 その“重さ” あるいは その元になる 大きすぎる社会的な要素にも向き合うのが 後ろ向きや 消極的で ネガティブなことでは ないだろう。

入っている曲、 入らなかった曲、 ・・・この話題を考えだすと、 色々なことがありすぎるので・・・
そのうち、 また 書かなくてもいいようなことを 書いてしまうでしょう x x x

「長い放課後」#鈴木彩子リクエスト

2020年03月19日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
2020年SAIKO SUZUKIアニバーサリープロジェクト」の、 Twitterとインスタグラムでの #鈴木彩子リクエスト の関連で。

Twitterでは書ききれない分・・・ というか、 書かなくてもいいようなことを書いたもの x x x


長い放課後 / 鈴木彩子

美しいメロディーの上で、 重く悲しい情景が 静かに強く 真っ直ぐに歌われる、 ・・・というか、語りかけられる、といった印象の曲。

この詞には、 重さを緩和するような “救い”も 描かれない。
それを 真っ直ぐに歌われれば、 聴く側は、 自身の感情を 曖昧にごまかしてやり過ごすのは 難しい。

この曲は、 共感する人には、 曲そのもの あるいは むしろ これが制作されたこと自体に対して 鮮烈な?痛烈な?胸が絞めつけられるような?・・・表すのは難しい 複雑な感情での 大きなインパクトを与える力が あるだろう。
そして、 その共感は、 この曲が「好き」になるというよりは、 この曲とアーティストが 自分にとって「大切」な存在になる、といった感覚なのでは?

でも、 世の中の全体での割合では 少なからず・・・ たぶん とても多くの人にとっては 受け入れ難く、 それは、 何かの機会に この曲に接したら、 日々 各所で無数に接している音楽の殆どのように 気に留めることもなく 何も聴かなかったのと同じに 何も残らずに通り過ぎていくよりも、 明確に 不快感や拒絶反応を示されるような、 嫌悪されるものかもしれない。

こういう作品は、 歌い手だけではなく 関わる人たちに 相当な“気持ちの腕力”がなければ できないと思う。
それを 実際にやったという事実には、 それだけでも 敬意を持てる価値がある、と思える。
そして、 そこには、 歌手や演奏者などを指して一律に“アーティスト”と呼ぶ 慣行的な名詞のような感覚とは 少し違った、 「表現」の手法として 芸的な術を用いることを “アーティスト”と表される 本質的な意味を感じる。

ついに“暖房”を使う方針に x x x

2020年01月30日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
例年よりは 大幅な暖冬とはいわれながらも、 冬は やっぱり冬。
そして、 何かと 無理ぎみにでも押し切る頑張りも 利き難くなってきたこともあって、 この冬の途中から、 部屋での PC作業時に “暖房”を使う体制に 方針変更 x x x
でも、 自分しかいない部屋全体を温めるのでは、 コストもかかるし、 CO2排出での環境負荷でも・・・

なので、 電気毛布の類に 包まるようにして 使うことに。
これなら、 電力を投じた熱源は 自分が触れるようにして使うサイズだけなので、 殆ど 余りなく 直接的に利用する形になる。
室温は 相変わらず 12度とか 10度以下の時もあるので 手袋を着けつつながら x x x 電気ストーブなんかよりは 1桁少ない 30W位の消費電力で 寒さを緩和できる“暖房”の効果はあるということでは、 この位なら 使ってもいいか、という感じ。

ああエアレース!ああエアレース・・・

2019年09月12日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
台風15号が来る直前に 何とか無事に開催された “最後”のエアレースから 少々の日数が経ちましたが・・・

競技開始から ほんの数分で 早速の登場となった、 この大会で 一番の注目を集める“主役”の 室屋義秀選手が・・・ 負ける。
1分弱 飛んだ先の 僅か 0.015秒の差・・・、 でも、 “競技”なので、 大差でも僅差でも、相手より遅ければ 負けは負けの世界。
いきなり この後は どうなってしまうのか... という展開からの・・・、 最終的な結果は・・・

でも、 誰が勝った、とか、そういうことではない部分で、 エアレースは やっぱりエアレース!

飛行機が パイロンの間を かすめるように翔け抜ける様だけでも 他では見ることのないスリリングなシーンが、 レースでの 最大限の速さを求めたレベルで見られる世界。
急旋回中のコックピット内を写した映像では、 パイロットの顔の“身”が Gに引っ張られて 大きく変形するのがわかるような 負荷がかかった中でも 精密に操縦し続けられる、 一般の人には 想像もできない世界。

そして、 過度に混み入ったコースでなくても より高い操縦技術が求められることで 競技性を持たせられる “インコレクトレベル”の規定、など、 アイデアが利いたルール設定。
ずっと昔なら、 もし、こういう企画を構想したとしても 各ルールに適合しているか 早く正確に判断して示すのは 難しかっただろう要素は、 世の中全般での 電子技術的な部分が進歩した現代だから より高い客観性を持って 実施できるようになったものでしょう。

これまでエアレースが開催されてきた実績からは、 “こういう企画”が、 “競技”としても、 映像コンテンツとしてや 観客を呼べる“興行”としても、 航空への関心が厚い特定層だけには限られない “一般の人”の多くにとっても 魅力あるものとして存在できることが、 充分に示されていたと思えます。
これは、 継続することで より多くに浸透が進めば、 開催団体や参加チームで 大きな要素になる費用の面で、 他のモータースポーツなどで見られるように、 スポンサーとの関係で 運営できることに繋がる要素でしょう。

それだけに、 この、 たくさんの人のアイデアや努力で実現され、 アップデートされながら築かれてきた 『ここだけにしかない 特別な魅力がある世界』がなくなってしまうとすれば・・・、 残念というだけではなく、 とても 勿体ないことだと感じます。

“最後”のエアレース、NHK BS1で放送もあり

2019年09月02日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
ここに書く意味もないのだろうけど... まぁ、 飛んでいる率が多いところからの繋がりという感じで...

9月8日(日)に、 飛行機でのレース『エアレース』の 今季の年間シリーズ最終戦(千葉・幕張)の 決勝があります。
この、 これまで世界各地で開催されてきた レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップは、 既に 来年からは開催されないと発表されているので、 これが最後になる・・・のか??

エアレースといわれても 「知らない」「興味ない」という人も 多いでしょうし、 今まで知らなかった人には、 最高速度が...とか、最大12Gの急旋回で... とか云っても、 『凄さ』は なかなか 伝わるものではないですが・・・
参戦している中で 唯一の日本人パイロットで、 今季の3戦中2勝している 室屋義秀選手が 2度目の年間総合優勝を獲得できるか、という、 初めて見る人にも わかりやすい注目ポイントもあります。

そして、 今季はエアレースを放送していなかった NHKですが、 この最終戦は BS1で放送(14:00から生中継 → [追記]その後、台風接近の為、競技開始時刻が変更されています)があるよう。
昨季までの放送からすると、 初めて見る人でも 充分 入っていける 競技ルール解説もあるはず。

NHK BSが見れるなら、ですが、 手軽で気軽に見られるテレビ放送があって、 この先に見られる機会があるのか定かではない、もしかすると最後の機会かも・・・ となると、 折角こういう『凄い』世界があるのに それを知らないままになるのは 勿体ないとも思えます。

もちろん、 最後には ならないでほしいものですが・・・

goo blog の画像仕様が変更されたことで...

2019年03月20日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
今週、 goo blog の仕様が変更されて、 画像の扱いが、ファイルサイズが小さい 高圧縮に変換されるようになりました。
そのため、 載せている写真が (過去分も含めて) 元の画像より 画質が低下した画像になっています。

Twitterでも 同じように高圧縮に変換されますが、 今のところ、ここ(goo blog)よりは 画質の低下が少なめで済むよう。

なので、 もう一歩 画質が良い画像の要望が コメントなどで多く寄せられる分があるようなら、 (現状 ほぼ全く使っていない) Twitter → https://twitter.com/AerialREAL の方に載せるようにすればいいかな、と考えています。

リアル世界(現実世界)に ちゃんと実在している本来の情景のままを写した、 “人の勝手な嗜好に合うように状況を作為的に改変して創作された虚構”のない 絶対非演出スナップです。

野鳥写真:大空を自在に翔ける飛翔写真 = 鳥の行動で「最も鳥らしい特徴が表れた魅力」とも言える 飛ぶ姿を中心に、 カワセミ(翡翠),オオタカなど猛禽類(鷹)といった人気の種類から バードウォッチングで“ものさし鳥”にも使われる普通種まで 幅広く。 多くは ネイチャーフォト系や動物写真系のフォトコンテストでの入選・入賞が出ている場所でのものです。 (撮影地は記載しません)
他に、 昆虫写真や ネコ写真(野良ねこ写真)、 航空機 など...
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