すぐ近くにある世界:野鳥,昆虫,航空機などの写真

都市部の近隣でも身近で見られる野鳥を中心に、
捏造(餌付け、ヤラセ)のない「本当の世界」の
写真を載せています。

ああエアレース!ああエアレース・・・

2019年09月12日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
台風15号が来る直前に 何とか無事に開催された “最後”のエアレースから 少々の日数が経ちましたが・・・

競技開始から ほんの数分で 早速の登場となった、 この大会で 一番の注目を集める“主役”の 室屋義秀選手が・・・ 負ける。
1分弱 飛んだ先の 僅か 0.015秒の差・・・、 でも、 “競技”なので、 大差でも僅差でも、相手より遅ければ 負けは負けの世界。
いきなり この後は どうなってしまうのか... という展開からの・・・、 最終的な結果は・・・

でも、 誰が勝った、とか、そういうことではない部分で、 エアレースは やっぱりエアレース!

飛行機が パイロンの間を かすめるように翔け抜ける様だけでも 他では見ることのないスリリングなシーンが、 レースでの 最大限の速さを求めたレベルで見られる世界。
急旋回中のコックピット内を写した映像では、 パイロットの顔の“身”が Gに引っ張られて 大きく変形するのがわかるような 負荷がかかった中でも 精密に操縦し続けられる、 一般の人には 想像もできない世界。

そして、 過度に混み入ったコースでなくても より高い操縦技術が求められることで 競技性を持たせられる “インコレクトレベル”の規定、など、 アイデアが利いたルール設定。
ずっと昔なら、 もし、こういう企画を構想したとしても 各ルールに適合しているか 早く正確に判断して示すのは 難しかっただろう要素は、 世の中全般での 電子技術的な部分が進歩した現代だから より高い客観性を持って 実施できるようになったものでしょう。

これまでエアレースが開催されてきた実績からは、 “こういう企画”が、 “競技”としても、 映像コンテンツとしてや 観客を呼べる“興行”としても、 航空への関心が厚い特定層だけには限られない “一般の人”の多くにとっても 魅力あるものとして存在できることが、 充分に示されていたと思えます。
これは、 継続することで より多くに浸透が進めば、 開催団体や参加チームで 大きな要素になる費用の面で、 他のモータースポーツなどで見られるように、 スポンサーとの関係で 運営できることに繋がる要素でしょう。

それだけに、 この、 たくさんの人のアイデアや努力で実現され、 アップデートされながら築かれてきた 『ここだけにしかない 特別な魅力がある世界』がなくなってしまうとすれば・・・、 残念というだけではなく、 とても 勿体ないことだと感じます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿