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高松で社会人3年目を送る人の日記
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ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2 10日目 「グエル公園とカテドラルと夜のサグラダ・ファミリア」 

2012年03月17日 23時35分30秒 | ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2!11春

 2011年3月3日。スペインのカステリョンという街で迎えた、旅10日目の話。この日はカステリョンからバルセロナに移動して、市内を一日観光しよう!と計画していた。

 一日の始まりは、いつもの質素な朝食とは一味も二味も違う、4つ星ホテルのバイキング。贅沢だ~。

 1階にあるホテル内のレストランへ行くと、パン、ハム、チーズ、ベーコン、ソーセージ、さまざまなフルーツなどがどれも山盛りで置いてあった。いろいろたくさんお皿にとって、頂きます!


↑ いろいろなパンにハムとベーコンをのせてみた。

 他にもソーセージとか卵料理もとって食べてみた。どれもおいしい。さすが四つ星!

 オレンジを放り込んだら絞ってジュースにしてくれる機械もおいてあった。30秒ほどで、つぶつぶ果実のもちろん100%果汁のオレンジジュースの出来上がり。朝の渇いたのどを潤すオレンジジュースはおいしいねえ。

 デザートとして、メロンハムなるものを食べてみた。


↑ メロンハム

 うーん、個人的にはメロンはメロン、ハムはハムで別々に食べた方がおいしいかなあ、と思った。でも好きな人は好きなんだろうね。

 満足して、ホテル“LUZ”を出発!カステリョン駅へ。

 さっそく駅の窓口で、カステリョン→バルセロナの切符を購入。このとき、来たときのバルセロナ→カステリョンの切符を駅員に見せたら、運賃が約40%引きになった。スペインの鉄道も往復割引あり。しかも割引が大きい。

 そして9時頃、カステリョン発バルセロナ行きの列車に乗り込んだ。


↑ さらばカステリョン

 カステリョンは「地球の歩き方」には載っていない街。「地球の歩き方」に頼らず街を散策するのは、何が待ち受けているのかわからないからわくわくして楽しかった。ホテルでもらった地図の「広場に行けば大聖堂がある」という情報だけを頼りに歩くと、たどり着くまでに「どんな大聖堂なんだろう?」といろいろ想像が広がって楽しかった。そんな新しい旅の楽しみ方を教えてくれた街だった。

 そしてビジャレアル観戦の拠点としても、とても便利だった。

 カステリョンからバルセロナまでは2時間半ほど。また前日の日記を書いたり、「地球の歩き方」でバルセロナの勉強をしたりして過ごした。・・・「地球の歩き方」便利だね。

 11時半頃にバルセロナの“Sants”駅に到着し、前々日にも泊まったホテルへ“Reding”へ。


↑ ホテル“Reding”の浴室。

 ホテル“Reding”は1泊1人38ユーロ(=5000円ほど)と安いのに、部屋の設備は新しくてとてもきれい。場所も市内中心部カタルーニャ広場の近くで観光の拠点として便利。おすすめ。

 さて、スーツケースを置いて身軽になったところで、街に出て昼食を食べよう。「もちろんパエリャでしょ!」と即決。


↑ カテドラル近くの歩行者天国の通り

 「地球の歩き方」を見て、“Original”(オリヒナル)というパエリャのレストランに決定!

 お店を見つけて入ってみてびっくり!客の8割が日本人。さすが「地球の歩き方」・・・。

 パエリャとトマトスープとヨーグルトのランチを注文。まずはトマトスープがやってきた。


↑ トマトスープ

 「ん?これがトマトスープ?」と疑いつつ一口試してみたら、これ絶品!すんごいおいしい。トマトの風味が濃厚なスープで、トマト好きにはたまらない。

 そしてパエリャがやってきた。


↑ どーんとパエリャ!二人前。

 まず見た目が鮮やかですばらしい。大きな鍋に立派なエビやムール貝などの魚介類が盛りだくさんの、イメージしていたパエリャそのもの。スペインに来たんだな!と実感させてくれる見た目。

 そのパエリャの味を言葉で表すと、
 友人「魚介たっぷりでシーフード。(???)」
 僕「香り豊かなご飯。」

 ・・・味を言葉で表すのは難しいけれど、とにかくおいしい。日本人なら誰もがおいしいと感じると思う。

 そしてデザートは甘いブルーベリーヨーグルト。


↑ ブルーベリーヨーグルト

 しっかり平らげて満腹になって大満足な昼食だった。オリヒナル、日本人だらけなところ以外は満点。


↑ パエリャのレストラン「オリヒナル」

 さて、次はバルセロナを観光しよう。サグラダ・ファミリアと同様、ガウディ建築のグエル公園に行ってみることにしよう。こちらもバルセロナ観光の定番。

 地下鉄に乗り、最寄りの“Lesseps”駅へ。最寄りと言ってもグエル公園までは徒歩20分ほどなので結構遠いな。

 しかもグエル公園はバルセロナ市街を見渡せるほどの高台にあるので、最後の方は結構な上り坂。若干息切れしながらようやく上り坂を上りきると、妙な建物が見えてきた。「これがグエル公園か!」


↑ ようやくグエル公園が見えてきた。

 うむ、ガウディ建築の雰囲気が漂っている・・・建築の世界はよくわからんけど。ガウディは突起物を派手に装飾するのが好きなんだろうか。

 そして、グエル公園の入口へ。ガイドブックに載っている写真と同じ風景に出くわした。これがガウディ公園の大階段。


↑ グエル公園の入口の大階段

 有名なのは、この大階段の途中に居座っているカラフルなモザイク模様のカメレオンの像らしい。確かに、お土産屋さんに行くと必ずこのカメレオンのグッズが売っている。


↑ カラフルでモザイクなカメレオン

 このカメレオンにはなんとボディガードがいる。観光客がこのカメレオンに触ろうものなら、ボディガードが“Don‘t touch!!”と怒って注意する。

 たくさんの観光客がこのカメレオンに触っているところの写真を撮りたがるので、ボディガードに注意される観光客が続出だった。


↑ カメレオンに群がる観光客。白い傘持った緑色の服の人がボディガード。

 ・・・で、このカメレオンはなんでこんなに人気者なんだろう?みんなよく見ろ、そんなに愛嬌のある顔してないぞ。


↑ なんで君そんなに人気者なの???

 大階段を上りきると、ガウディ建築とバルセロナの市街地が見渡せた。


↑ ガウディ建築とバルセロナ市街

 ガウディはここに都市を作ろうとしたけれど資金が足らなくなり、仕方なくプランを変更して公園にしたらしい。へぇ~へぇ~。確かに奇妙な形の家々がたくさん並ぶ都市ができていたら、それはそれは歩くのがおもしろい街だっただろうなあ。

 階段の先にあるのは、たくさんの柱が並ぶ柱廊。この柱廊の天井の模様の色使いもガウディらしさが出ている気がする。


↑ たくさんの柱が並ぶ柱廊と天井のガウディらしい模様

 グエル公園を進むと、山頂へと続く山道に入った。「せっかくだから上ってみるか!」

 山頂へと向かう道の途中、日本では見かけない、でかい植物を見つけた。


↑ でかくて丈夫な植物

 高さは人の背丈ぐらいある。そして葉がとても固くて頑丈。でも葉は落書きだらけ。観光客がこの植物に自分の名前を彫りこんでいるようだった・・・。植物は大切に。

 山道をどんどん進むと、100段くらいありそうな階段に出くわした。「よし、勝負しようぜ!!」

 友人とこの階段を全力で徒競走して、上りきった末に見ることのできた風景が下の写真。「おおお~すばらしい~。」


↑ バルセロナの街並み

 曇りだけど、なかなかの景色。遠くにはサグラダ・ファミリアが見える。形が独特だから目立つな。


↑ 遠くにサグラダ・ファミリアが見える。

 しばらく景色を眺めて、息が整ったところでそろそろ帰ることに。上りはすごく遠く感じたのに、帰りの下りはすぐだった。


↑ 入口の家まで帰ってきた。

 さて、次はバルセロナの旧市街、ゴシック地区にあるカテドラルという大聖堂に行ってみることにしよう。

 また地下鉄に乗って市内中心部へ。カテドラルに行く途中、サン・ジュセップ市場という屋内の大きな市場を見つけたので寄ってみることに。


↑ サン・ジュセップ市場

 食品の展示の仕方が色鮮やかですばらしい。通路は人でたくさん。わいわいがやがや。よく流行っている。

 市場の商品はどれも安い。お弁当ぐらいの透明パックにイチゴを入るだけ盛りだくさん詰め合わせたものが3ユーロ(約390円)で売られている。お得だ。


↑ 果物を売る屋台

 せっかくなので、イチゴの小さいパック詰め合わせ(1ユーロ=約130円)を買ってみた。味は日本と同じ。おいしい。さらに、ココアアイスクリーム(2ユーロ=約260円)を食べてみたり。いいおやつ休憩になった。


↑ 野菜を売る屋台

 市場の雰囲気を味わった次は、大聖堂カテドラルへ。残念、一部工事中だ。


↑ カテドラル

 雨が降ってきたのでさっさと中へ。カテドラルの中は、たくさんの柱が建つ巨大で神聖な空間。周りのスペイン人は、みな胸に十字を切って軽くひざまずいて祈りをささげていた。


↑ カテドラルの祭壇

 ここで大聖堂の長椅子に座ってしばし休憩。グエル公園で走り回った影響か、足が疲れてきた。「動けなーい。」しばらくぼーっと祭壇を眺めて休憩。

 少し足が回復したところで出発!次は旧市街を歩いてみることにしよう。

 カテドラルの周辺は古めかしい建物に囲まれた細い路地ばかり。何百年も変わらぬ街並みなんだろうな。

 歩いていくと、王の広場という数々の歴史の舞台となったらしい広場にたどり着いた。この辺りは13~14世紀の建物がそのまま残っているらしい。へぇ~鎌倉時代の建物か~。


↑ 王の広場

 ただ、その歴史のエピソードを詳しく知らない僕たちは、この広場で何を思えばいいのか戸惑った笑。

 雨は降り続くし、また足が疲れてきたのでいったんホテルに戻って休憩。長旅の疲れだ。

 ホテルでテレビをつけると、ポケモンが放送されていた。流暢にスペイン語しゃべってる。外国で日本のアニメを見ると誇らしい気分になるなあ。

 一休みして時刻は夕方6時過ぎ。元気になったところで、次は夜のライトアップされたサグラダ・ファミリアを見に行くことにしよう。地下鉄に乗って、その名もサグラダ・ファミリア駅へ。

 地下鉄駅から歩くと、昼間とは一味違うサグラダ・ファミリアが出くわした。


↑ 夜のサグラダ・ファミリア

 こちらは彫刻が少ない協会の裏側。ぐるりと周って、彫刻がものすんごい教会の表側へ。


↑ 彫刻がすんごい表側

 見事にライトアップされて彫刻がよりはっきり見える。細かいなあ。職人の努力の結晶だなあ。夜は意外に観光客が少なくて、あたりは静か。

 翌日はミラノに移動するので、もうしばらくサグラダ・ファミリアをこんな間近で見る機会はなさそう。じっくり眺めたり、写真を撮ったりして過ごした。いつか完成した姿を見たいな。

 そして満足して帰ることに。さらばサグラダ・ファミリア!


↑ さらば!サグラダ・ファミリア!

 時刻は夜8時半過ぎ。「腹減った~。」次は今晩の夕食探し。スペイン最後の夕食だから、おいしいものを食べよう!「地球の歩き方」に頼らず、地元の人で流行っているレストランを探してみることにしよう。

 うろうろ散策して、“Universitat” 駅近くに、地元のお客さんでほぼ満席のレストランを見つけ、ここに決定。

 メニューからグリーンサラダと「タラとほうれん草のにんにくソース添え」をオーダー。まもなくグリーンサラダがやってきた。


↑ グリーンサラダ

 おおお、おしゃれな盛り付けだ。これは写真を撮らないと。最近野菜不足だったから好物のトマトがより一層おいしい。

 そして、タラとほうれん草のにんにくソース添えがやってきた。


↑ タラとほうれん草のにんにくソース添え

 大きなお皿の中央にちょこんと料理がのっているのは、庶民が考えるいかにもおしゃれな高級料理。ソースのかけ方もおしゃれだ。

 タラはやわらかくてソースとよく合ってとてもおいしい。普段はお皿いっぱいの山盛り料理をばくばく食べるのが好きだけど、たまにはこういうおしゃれな料理もいいね。

 満足してホテルに戻ってこの日も終了。よく歩いて疲れ果てた。ベッドに横になってすぐに寝た気がする。これにてスペイン観光はおしまい。翌日はイタリアのミラノに移動し、ACミランとインテルのホームスタジアム、サンシーロのスタジアムツアーに参加してみよう!と計画していた。


~この日使ったお金(1ユーロ=130円)~
・カステリョン→バルセロナの移動 24ユーロ
・ホテル1泊 38ユーロ
・バルセロナ地下鉄一日券 6ユーロ
・昼食のパエリャ 11ユーロ
・市場で食べたイチゴとアイスクリーム 3ユーロ
・おしゃれな夕食 24ユーロ
計106ユーロ

ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2(2011年2月22日~3月7日)
1日目 「いざ、ロンドンヘ!そして QPR vs イプスウィッチタウン観戦!」
2日目 「ゴルフ発祥の地、セントアンドリュースへ!」
3日目 「セントアンドリュースでゴルフとゴルフ博物館見学」
4日目 「セントアンドリュースでゴルフと夕暮れのエディンバラ散策」
5日目 「ニューカッスル vs ボルトン観戦!」
6日目 「ウェストハム・ユナイテッド vs リヴァプール観戦!」
7日目 「ロンドン定番の名所をうろうろ散策」
8日目 「サグラダ・ファミリアとエスパニョールvsマジョルカ」
9日目前半 「カステリョンという無名の街を散策」
9日目後半 「ビジャレアル vs エルクレス観戦!」
10日目 「グエル公園とカテドラルと夜のサグラダ・ファミリア」
11日目 「サンシーロ・スタジアムツアーとミラノのドゥオーモ」
12日目 「パルマとピアチェンツァの街を散策」
13日目 「ミラノ・ドゥオーモ観光とインテル vs ジェノア観戦!」
14日目 「そろそろ日本に帰るか」


つづくーーーー。


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