高松のスポンジ DON

高松で社会人3年目を送る人の日記
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ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2 6日目 ウェストハム・ユナイテッド vs リヴァプール観戦!

2011年10月31日 00時33分38秒 | ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2!11春

 2011年2月27日。ロンドンのとあるホテルで迎えたイギリス6日目の話。この日は、プレミアリーグ、ウェストハム・ユナイテッド vs リヴァプールを観戦し、その後はどこかロンドン定番の名所を観光しよう!と計画していた。

 一日の始まりは、ホテルでのイングリッシュ・ブレックファースト。


↑ イングリッシュ・ブレックファースト

 薄っぺらいパンとベーコン、卵焼き、ソーセージ、豆料理の定番メニュー。もちろんおいしく頂いた。

 そして朝9時ごろ出発!試合は1時半からなので、それまではサッカー好きの友人とチェルシーの本拠地、スタンフォードブリッジに行ってみよう!ということに。あいにくチェルシー方面へ行く地下鉄が運休だったので、ロンドン特有の赤い2階建てバスに適当に飛び乗って、スタンフォードブリッジを目指そう!というバス放浪の旅がスタート。

 適当にバスに乗ったら、2階の一番前が空いていた。これはラッキー。目指せチェルシー。


↑ 2階の先頭からロンドンの街並みを眺める。

 2階の先頭はなかなか迫力あっておもしろい。適当に飛び乗ったバスは、白い建物が並ぶ住宅地へ。この白い建物がロンドンらしい気がする。この辺りが高級住宅地、チェルシーらしい。予想外にすんなりとチェルシーまで行けた。


↑ 白い建物が並ぶ住宅地

 そして、“Fulham Broadway” 近くで降りて、その後迷ってあたりをさまよって、なんとかスタンフォードブリッジにたどり着いた。やあ、2年ぶり!


↑ スタンフォードブリッジ

 このイオンのショッピングモールのようにも見えるスタジアムもいいねえ。

 誰もいないなーと思ったらまだオフィシャルストアの開店前だった。あたりをぐるぐる回って写真をバシャバシャ。


↑ チェルシーの英雄。たぶん。誰だ???

 バス旅がなかなかおもしろかったので、今度はビッグベン辺りを目指すことに。放浪のバス旅再開。

 日本とはかけ離れた街並みを眺めながら、バスはロンドン中心部へ。


↑ 高級住宅街が続く。

 赤レンガの建物もロンドンらしい気がする。よくわからんけど。そんな景色をしばらく眺めていると、見えた!ビッグベン!


↑ どーんとビッグベン!

 この辺はいつも観光客でわいわいがやがや。ビッグベンも2年ぶり。初めてビッグベンを見る友人は感動した様子。2回目だと感動が薄れるのがさびしいねえ笑。

 時刻はもう11時半、キックオフ2時間前。そろそろウェストハムのホームグラウンド、「アプトンパーク」を目指すことに。

 ビッグベンからアプトンパークまでは地下鉄で30分ほどだから余裕だなあ、と思っていたら、こちらも直通の地下鉄が運休。ロンドンの地下鉄は週末になるとあちこちで工事や整備のため運休になるから注意が必要だな。

 結局、運休になった区間をバスで乗り継いで、なんとかアプトンパークに到着。やはりロンドン中心部とは少し雰囲気が違う。どこか治安の悪そうな感じもする駅前。


↑ 東ロンドンにあるアプトンパーク

 駅前はビッグベンよりさらに大勢の人でわいわいがやがや。ビール瓶片手に「今日の試合どうなるだろな~」のような談笑をしている人でたくさん。

 人々が流れる方向に歩くと、数分で近代的なスタジアムが出くわした。これがアプトンパーク!久しぶり!


↑ 歩いてスタジアム方面へ。

 チケットは事前にホームページで購入済み。相手が強豪リヴァプールだからチケットが取れるか心配したけど、意外にすんなりと友人との並び席を買えた。チケットオフィスで購入確認書のコピーを見せて無事チケットを受け取り、スタンドへ。


↑ 久しぶり!アプトンパーク!

 古めかしい雰囲気の漂う、試合が見やすいすばらしいスタジアムだなあ。


↑ ウェストハム vs リヴァプール

 屋台で買ったチーズバーガーを食べて休憩。今回の旅で一番楽しみにしていた試合がいよいよ始まるなあ、と期待が高まる。

 キックオフが近づくに連れてスタジアムは観客で埋まり始め、直前になると、スタジアムは空席が見当たらない超満員に。さすが。


↑ スタンドは超満員に。

 そして、選手入場と共に「あの歌」がスタンドに流れ始めた。

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・説明!「あの歌」とは

 ヨーロッパのクラブチームの多くには「チームの歌(アンセム)」があって、キックオフ直前にみんなでそのアンセムを歌って盛り上がります。アンセムはチームを奮い立たせるような、元気で盛り上がりそうな歌が多いのですが、このウエストハムのアンセムだけはちょっとまぬけなメロディーで始まり、

「僕の夢のように、シャボン玉はすぐに消えてなくなってしまう。」
「幸せはいつもどこかに隠れてしまう。」
「それでも僕はいつまでもシャボン玉を飛ばし続けるよ」

というような、アンセムに似合わない少しネガティブな歌。
でも、聞き続けているうちに気に入り、当日みんなで歌うのを楽しみにしていました。

ウエストハムのアンセム“I'm forever blowing bubble”

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 “I’m forever blowing bubbles” (僕はいつまでもシャボン玉を飛ばすよ、のような歌)が場内に響き渡って、みんなで大合唱!これ大好き。すごい迫力。これは感動。


↑ こんな感じ。

 僕も声を張り上げて、“Pretty bubbles in the air! United! United!・・・” と大合唱!これは最高の思い出だなあ。

 そのとき本当にシャボン玉が場内に舞い始めてびっくり。おもしろい演出。


↑ シャボン玉噴射

 そしていよいよキックオフ!待ちに待ったウェストハム vs リヴァプールが始まった。


↑ いよいよキックオフ!

 相手が強豪なだけに一方的に攻められるかと思いきや、試合はウェストハム優勢。これがホームの利か。

 開始早々、ウェストハム、キャプテンのスコット・パーカーが強烈なミドルシュートを放つものの、これはキーパー正面。スタンドからは大きな拍手。そしてリヴァプールのスアレスがシミュレーション気味に倒れると、スタンドからは容赦ない大ブーイング!

 いいプレーにはみんなで大きな拍手、相手チームの汚いプレーには容赦ない大ブーイング。これがイングランド流の応援スタイル。好きだなあ。


↑ 試合中の1コマ① リヴァプールのコーナーキック

 試合はウェストハムがボールを支配して攻め込むものの、時折リヴァプールの速いカウンターを受けて冷や冷やするような展開。リヴァプールの速いパス回しはさすが。人数をかけて一気に攻めてくるカウンターは迫力ある。

 そんな中迎えた前半20分過ぎ。ウェストハムが中央から攻め込み、スコット・パーカーがふわりとしたループ気味のシュートを放ち、これがゴール左隅に入ってゴール!!

“Yeeeeeeeeeeeah!!!!!”


↑ ウェストハム先制!

 まさかのウェストハム先制!これはうれしい。みんな飛び上がって大興奮!ウェストハムのゴールが見られてよかった!はるばる来てよかった!

前半半ばには、いい位置でフリーキックのチャンス。


↑ 試合中の1コマ② ウェストハムのフリーキック

 これはわずかに左に外れてゴールならず。横の熱心なおばさんが
“Oh!!”
とオーバーなリアクションで悔しがった。

 この後も試合はウェストハムペースで続き、迎えた前半終了間際。
 ウェストハムのキーパー、グリーンのロングキックから一気に右サイドを攻め込み、クロスをデンバ・バが頭でどんぴしゃで合わせてゴール!追加点!

“Yeeeeeeeeeeeah!!!!!”


↑ 2点目!

 リヴァプールのキーパー、レイナは一歩も動けず!それくらいどんぴしゃのヘディング!再びスタンドは総立ちで大喜び!

 前半はまさかの2-0で終了。ウェストハムやるなあ。そしてスタンドのファンのウェストハムを心から応援する雰囲気がすばらしい。そりゃ、選手は後押しされるよなあ。


↑ 前半は2-0で終了。

 ハーフタイムを終えて選手がピッチに戻ってくると、再び “I‘m forever blowing bubbles” の大合唱と大量のシャボン玉。いい雰囲気だなあ。


↑ 大合唱とシャボン玉


↑ 後半スタート。

 後半は追いかけるリヴァプールがボールを支配する展開に。それでもウェストハムは堅い守りで得点を許さない。そして、時折カウンターで追加点を狙いに行くものの、得点にはつながらない。

 試合は2-0のまま進んでいった。


↑ 試合中の1コマ③ リヴァプールのフリーキック

 後半半ば、ウェストハムがコーナーキックのチャンスを得ると、スタンドのどこからともなく、
“Come on you Irons!”(いけ!アイアンズ【ウェストハムの愛称の一つ】!)
のチャントが始まり、スタンド全体に広がっていった。ずんごい迫力。これは鳥肌モノ。


↑ 試合中の1コマ④ ウェストハムのコーナーキック

 しかし迎えた後半35分くらい。リヴァプールがうまいパス回しでウェストハム守備陣を崩し、最後はグレン・ジョンソンが決定機を確実に決めて2-1に。場内はしーん。1点差。むむむ。

 ここでウェストハムは立て続けに選手交代。まずは守備陣を入れ替えて、最後の1枠でフォワード、カールトン・コールを投入。

 逃げ切りを図るウェストハムは、攻め込んでもフラッグ近くでボールをキープして時間つぶし。ところが、カールトン・コールがミスしてあっさりリヴァプールのゴールキックに。スタンドからは、
“Work!!”(働け!!)
と厳しい野次がコールに浴びせられた。いやーでもこの野次おもしろい笑。


↑ 試合中の1コマ⑤ 右サイドを攻めるウェストハム

 そんな中迎えた後半ロスタイム、ウェストハムが前線へロングボールを送ると、カールトン・コールが相手ディフェンダーを強引に振り切って突破し、キーパーと一対一に!

 コールは左足を思い切り振り切り、またもレイナは一歩も動けずゴール!
“Yeeeeeeeeeeeah!!!!!”


↑ 3点目!

 これは決定的!豪快な3点目を目の前で見られてうれしかった!

 そして3-1のまま試合終了!

 “Yeeeeeeeeeeeah!!!!!”

 ウェストハムの見事な勝利。みんな大満足。3回目の“I‘m forever blowing bubbles” が流れて、みんなで“Bubbles!!”と大合唱!来てよかった!


↑ みんな大満足。


↑ すばらしい試合をありがとう!!

 大満足でスタンドの外へ。すばらしい試合だったなあ。ますますウェストハムのファンになった。

 帰る前にウェストハムのオフィシャルストアへ。友人はしっかり「8 パーカー」がプリントされたユニフォームを買っていた。

 大満足でバスに乗って、ロンドン中心部へ。日が暮れる前に、タワーブリッジあたりを観光することに。


↑ タワーブリッジまで戻ってきた。

 タワーブリッジの近くにある卵型?の変わった建物がロンドン市庁舎。このあたりはガラス張りの近代的なビルが並んでいる。


↑ 一番左がロンドン市庁舎。変わってるな~。

 せっかくなのでタワーブリッジを歩いて渡ってみたり。


↑ タワーブリッジを渡る。

 そんなことをしているうちに日が暮れたので、そろそろ夕食にすることに。場所は、2年前にも訪れたコヴェント・ガーデンにある「ポーターズ」というパイの店に決定。


↑ パイがおいしいレストラン“PORTERS”


↑ “PORTERS”のビーフパイ


↑ パイの中はビーフシチュー

 もちろんうまい。ワイン風味?のマッシュポテトと共においしく頂いた。今日はすばらしい試合を見て、おいしいものを食べて、大満足でホテルに戻った。

 これにてこの日も終了。翌日はロンドンを観光できる最後の日。定番の名所観光に本場のミュージカルなど、丸一日ロンドンを楽しもう!と計画していた。


~この日使ったお金(1ポンド=約130円)~
・ 1日トラベルカード 7ポンド
・ 昼食(屋台のハンバーガーとポテト) 5ポンド 
・ ウェストハム・オフィシャルストアで買ったグッズ 50ポンド
・ 夕食(PORTERS) 12ポンド
・ マッチデイプログラム 3ポンド
・ 水 1ポンド
計 76ポンド


2ヶ月ぶりになってしまった。
つづくーーー。

ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2(2011年2月22日~3月7日)
1日目 「いざ、ロンドンヘ!そして QPR vs イプスウィッチタウン観戦!」
2日目 「ゴルフ発祥の地、セントアンドリュースへ!」
3日目 「セントアンドリュースでゴルフとゴルフ博物館見学」
4日目 「セントアンドリュースでゴルフと夕暮れのエディンバラ散策」
5日目 「ニューカッスル vs ボルトン観戦!」
6日目 「ウェストハム・ユナイテッド vs リヴァプール観戦!」
7日目 「ロンドン定番の名所をうろうろ散策」
8日目 「サグラダ・ファミリアとエスパニョールvsマジョルカ」
9日目前半 「カステリョンという無名の街を散策」
9日目後半 「ビジャレアル vs エルクレス観戦!」
10日目 「グエル公園とカテドラルと夜のサグラダ・ファミリア」
11日目 「サンシーロ・スタジアムツアーとミラノのドゥオーモ」
12日目 「パルマとピアチェンツァの街を散策」
13日目 「ミラノ・ドゥオーモ観光とインテル vs ジェノア観戦!」
14日目 「そろそろ日本に帰るか」