高松のスポンジ DON

高松で社会人3年目を送る人の日記
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ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2 3日目 セントアンドリュースでゴルフとゴルフ博物館見学

2011年07月31日 22時56分11秒 | ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2!11春

 2011年2月24日。スコットランド、セントアンドリュースのとあるホテルで迎えたイギリス3日目の話。この日は、いよいよセントアンドリュースでゴルフしよう!と計画していた。

 一日の始まりは、ホテル「クレイグモア・ハウス」での朝食。
「普通の朝食と『スコティッシュ・ブレックファースト』どっちがいい?」と聞かれて、迷わず「スコティッシュ・ブレックファースト!」に決定。


↑ これがスコティッシュ・ブレックファースト!

 ベーコン、目玉焼き、焼きトマト、ソーセージ、マッシュルームのようなキノコ、黒いのは香りの良いハンバーグのような肉団子のような料理。どれもすごくおいしい!・・・けど、パンがほしい!スコティッシュ・ブレックファーストにはパンないらしい・・・。

 朝から肉料理をたくさん食べて、この日も元気に出発!昨日出会ったYくんと、「明日ゴルフしよう!」と待ち合わせた18番ホールの橋の近くへ。

 
↑ 18番ホールの橋

 Yくん既にいた。「おはよう!」

 クラブハウスへ行き、クラブを持ってきていない僕は一式をレンタル。1日30ポンド(=約3900円)。そして、この日ラウンドすることになった「ジュビリーコース」の1番ホールにある小屋へ。プレーフィ32ポンド(=約4200円)を払っていよいよスタート!

 
↑ ジュビリーコースの1番ホールの案内板

 1番ホールは距離の短いパー4。「いくぞーー!」気合十分。


↑ いざ、ティーショット!

 スプーンで放ったティーショットは、やや左に飛び出してラフへ。2打目はグリーンをはずし、3打目のアプローチはピンに寄らず、2パットでボギー発進。まあ、僕にしては上々。

 ・・・これを1ホールずつ書いても誰も読んでくれないと思うし笑、だいたい全ホールのショットを覚えているわけないので以降は省略。ここからはラウンド中に撮ったジュビリーコースの写真を紹介。

 セントアンドリュースのコースは、地形を生かした自然に近い感じのするコース。どのコースも微妙にアンジュレーションがあっておもしろい。


↑ どこかのホールのフェアウェイ。ゆるやかなアンジュレーションがある。

 そして、コースが海に近いからものすごい風!ボールがぐんぐん流される!ひどいときは、グリーン上のボールがプルプルふるえて転がりそうになる。それぐらいの強風。

 「これがリンクスコースというやつか!」と実感。旗はピンが折れそうなくらいになびいている。


↑ ここからピンを狙う!写真ではわかりにくいけど、ものすごい強風!

 そして、大きく曲げて深いラフに入れると大変なことになる。ラフというかかなりの荒地。


↑ フェアウェイの横は荒地のようなラフ

 この深いラフに入れて、運良くボールは見つけたものの脱出に4打ほど費やしたホールあったな・・・。

 途中で、犬を連れて散歩するおばさんに出会った。「はろ~。」
 誰でも自由に入れる、この開放感がすばらしい。

 そしてセントアンドリュースといえば、アゴの高いバンカー。僕も一回はまった。記念になった笑。


↑ ちょっとわかりにくいけど、アゴの高いバンカー。


↑ バンカー脱出失敗! 横にちょこっと動いただけ・・・。

 結局、ピンを直接狙うのはあきらめて、真横に出して脱出した。難しい!

 こんな感じでセントアンドリュース、ジュビリーコースの18ホールを満喫した。スコアは・・・だったけど、めちゃくちゃ楽しかった!

 ラウンド後はクラブハウスのレストランで昼食。メニューに「スコティッシュ・バーガー」なるものがあるのでこれに決定。


↑ これがスコティッシュ・バーガー!普通だ笑!

 やわらかいパンに挟まれたボリュームたっぷりの、すんごい食べにくいバーガー。よく歩いたラウンド後のバーガーは最高にうまい!

 一緒にラウンドしたYくんと、「周りの人に『セントアンドリュースまでよく行くよね』と呆れ顔で言われる。」という話に深く共感しながら笑、おいしく頂いた。

 昼食の後は、クラブハウス近くにあるゴルフ博物館へ。


↑ ゴルフ博物館の建物の写真撮るの忘れた・・・。というわけでいきなり展示の紹介。

 大昔の木でできたクラブの展示からスタート。なんだかヘッド(クラブ先端のボールを打つところ)が奇妙な形をしたクラブが多い。

 「おお、昔はこんなんで打ってたのかー」と興味津々。ゴルフ好きにはたまらない展示だけど、ゴルフに興味がない人は全く楽しめないであろう、マニアックな博物館だな。

 クラブにつづき、ボールの歴史も。
 

↑ ボールの歴史


↑ 表面の模様に試行錯誤の後が伺える。

 ボールの表面の模様は、飛球中にボールが受ける空気抵抗に大きな影響を与え、その結果ボールの軌道にも大きな影響を与える。「どんな模様が一番まっすぐ遠くに飛ぶんだろう???」と昔の人が熟考した後が伺えるおもしろい展示。

 
↑ ボール職人

 昔は、熟練した職人でも一日に3、4個ぐらいしかボールを作れなかったらしい。そんな貴重なボールに羽毛を埋め込む職人さんの展示。

                               
↑ 伝説のゴルファー「ボビー・ジョーンズ」に関する展示。

 ボビー・ジョーンズとは、1920年代に全英オープン3勝などメジャーを勝ちまくった伝説のアマチュアゴルファー。あのマスターズの創設者でもある。

 僕はこの人が書いた本を2冊ほど持っているので、「これがあのボビー・ジョーンズの使っていたクラブなのかー!!」と感動した。

 そして次は、ゴルフをあまり知らない人でも楽しめるであろう展示。

 
↑ タイガーウッズが全英オープンを勝ったときに着用していたポロシャツ、キャップ、グローブ

 みんな知ってるタイガーウッズの展示品。キャップのつばの汗の染み具合がリアル。

 次は2007年の全英オープンを勝ったパドレイク・ハリントンのシューズの展示。


↑ パドレイク・ハリントンのシューズ

 このシューズのハリントンのサインはすごくきれい!僕でも読める。ハリントンのサインほしいなあ~。


↑ 去年の全英オープンで、2位以下に大差をつけて圧勝したルイス・ウーストハウゼンのキャップ

 そして、1940年代から50年代前半にかけて、メジャーを勝ちまくったアメリカの伝説のゴルファー、ベン・ホーガンのクラブとボールの展示も。


↑ ベン・ホーガンのクラブとボール

 ベン・ホーガンは飛行機嫌いだったため全英オープンには一度しか出場しなかったけれど、その唯一出場した大会をきっちり勝ってアメリカに帰った偉大なゴルファー。

 僕はこの人の書いた本も持っているので、「これがベン・ホーガンの使っていたボールなのかー!!」とすごく感動した。

 ・・・とまあ、このようにゴルフ好きにはたまらないけれど、興味のない人にはひどく退屈であろう博物館だった。
 
 博物館を出たら、外はもう夕暮れ。ラウンドするゴルファーも見当たらないので、オールドコース18番ホールの「あの橋」(2日目参照)の近くで記念撮影をすることに。


↑ 夕暮れの18番グリーン。コース内は誰でも自由に入れる。


↑ 「あの橋」の近くへ。

 絵になる風景。そして、橋とクラブハウスの定番の写真も撮影。


↑ セントアンドリュースといえば、この写真

 絵になる風景だなあ~、芝育成中だけど・・・。この橋で記念撮影しようとする他の観光客の姿もちらほら。みんなちょっとだけ柵の中に入って橋の上に立ち、しっかり記念撮影して去っていった。僕も迷わず参加。いい記念になった。

 ここで一緒にラウンドしたYくんと、明日も一緒にラウンドする約束をしてさよなら。「また明日~。」

 まだ日が暮れるまでには時間がありそうなので、オールドコースを散歩することに。全英オープンのコースを誰でも自由に散歩できるなんてすばらしい。セントアンドリュースさん太っ腹!


↑ 夕暮れのオールドコースを散歩

 17番ホールでは、1978年の全英オープンで中嶋常幸が脱出に4打費やしたという「トミーズ・バンカー」と呼ばれる深いバンカーを発見。

 
↑ トミーズ・バンカー

 深いねえ。人の背丈ほどあるなあ。ちなみに、グリーン奥にある石の壁は、去年の全英オープンでスペイン人のミゲル・アンヘル・ヒメネスが、壁近くに止まったボールを壁方向に打って、壁で跳ね返したボールをグリーンに乗せた、あの壁である。出た、またマニアックな情報笑。 


↑ 途中で見かけた、できたてほやほやのバームクーヘンのようなバンカー

 夕暮れが近づくと、フェアウェイのアンジュレーションがさらに生えて美しい。すばらしい風景だなあ。


↑ 夕暮れはフェアウェイのアンジュレーションが生える

 日が暮れてきて、散歩もおしまい。ホテルに戻ることに。


↑ 18番ホールを横切って、ホテルがある市街へ。


↑ ホテル周辺。いい雰囲気の街だなあ。

 当初の予定では、2ラウンドもするとは思っていなかったので、完全に予算オーバー笑。今夜もスーパーで買った質素な夕食に。


↑ サラダ、サラミ、ヨーグルト、オレンジジュース。全部で5ポンドほど。


↑ ヘルシーな夕食

 これにてこの日も終了。フットボール三昧というか、ゴルフ三昧の旅だな。明日のラウンドを楽しみにしながら、寝た。

~この日使ったお金(1ポンド=約130円)~
・ クラブ一式レンタル料 30ポンド
・ プレーフィ 32ポンド
・ 昼食(スコティッシュバーガー) 13ポンド
・ ゴルフ博物館入場料 5ポンド
・ お土産に買ったロゴ入りグリーンフォーク 4ポンド
・ 夕食(スーパーのサラダ、サラミ、ヨーグルト) 5ポンド
計89ポンド

ヨーロッパ・フットボール三昧の旅2(2011年2月22日~3月7日)
1日目 「いざ、ロンドンヘ!そして QPR vs イプスウィッチタウン観戦!」
2日目 「ゴルフ発祥の地、セントアンドリュースへ!」
3日目 「セントアンドリュースでゴルフとゴルフ博物館見学」
4日目 「セントアンドリュースでゴルフと夕暮れのエディンバラ散策」
5日目 「ニューカッスル vs ボルトン観戦!」
6日目 「ウェストハム・ユナイテッド vs リヴァプール観戦!」
7日目 「ロンドン定番の名所をうろうろ散策」
8日目 「サグラダ・ファミリアとエスパニョールvsマジョルカ」
9日目前半 「カステリョンという無名の街を散策」
9日目後半 「ビジャレアル vs エルクレス観戦!」
10日目 「グエル公園とカテドラルと夜のサグラダ・ファミリア」
11日目 「サンシーロ・スタジアムツアーとミラノのドゥオーモ」
12日目 「パルマとピアチェンツァの街を散策」
13日目 「ミラノ・ドゥオーモ観光とインテル vs ジェノア観戦!」
14日目 「そろそろ日本に帰るか」

つづくーーー。