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高松で社会人3年目を送る人の日記
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ヨーロッパ・フットボール三昧の旅 13日目 カプリ島とアマルフィ海岸とポジターノ

2010年02月05日 20時04分42秒 | ヨーロッパ・フットボール三昧の旅! 09春

 2009年3月10日。ナポリのとあるユースホステルにて迎えたイタリア5日目、一人旅13日目の話。この日は、あの有名な「青の洞窟」がある島、カプリ島へ行ってみよう!と決めた。

 天気は雲ひとつない快晴。「この天気なら青の洞窟入れるだろ!」と期待しつつ、この日も元気に出発!


↑ 港近くにある「ナポリ銀行」

 まずはフェリー乗り場へ。カプリ島行きのフェリーの切符9,1ユーロ(=約1300円)を購入。

 乗り場へ行くと、次々とフェリーが港を出発していく風景が見られた。これぞ旅って感じがするな~。


↑ 港を出発するフェリー

 そして、カプリ島行きフェリーの2階テラス席に乗り込んで、いよいよ出発!テラス席風強し。そして太陽がまぶしい~。


↑ 港を出発!

 出発して20分ほど経つと、ナポリの街並みがはるか遠くになり、海に溶け込むかのようにかすんでいった。まさに絶景!いい天気だからまぶしい風景。目を細めながら見た風景。


↑ 出発して20分。海に溶け込むかのようなナポリの街並み。絶景。

 やがてナポリの街並みがほとんど見えなくなり、2階テラス席からの景色は、見渡す限り海!になった。心地よい風を感じながら、フェリーはぐんぐん進んでゆく。

 そして出発して50分後。前方にうっすらと島が見え始めた。「あれがカプリ島か!」


↑ 出発して50分後、カプリ島が見えてきた。

 まもなく、ゴツゴツした岩山に囲まれた小さな街が見えるようになってきた。


↑ もうすぐカプリ島

 そして出発してから1時間後の午前10時ごろ、ようやくカプリ島に到着!南国のリゾート地といった感じだなあ。


↑ カプリ島到着!

 さあ、さっそく青の洞窟に行こう!・・・が、チケット売り場らしきものは見当たらんぞ。

 あたりをうろうろさまよってみるも、チケット売り場は見つからない。というか、港からボートが出ていない。代わりに、カプリ島を一周するボートのチケット売り場に行列ができていた。そして気づいた。「どうやら今日は青の洞窟入れないみたいだ・・・。」

 なぜだ!こんなに天気いいのに!と思ったが、どうやら波が高いみたいで中止らしい。うーん、残念。でも、せっかくだから、この島を1周するボートに乗ってみることに。行列に並んでチケット13ユーロ(=約1800円)を購入。

 そして、ボートの屋外のテラス席へ乗り込み出発!再び船乗りが始まった。


↑ カプリ島を一周するボートに乗って出発!

 ボートはカプリ島の岩山沿いを軽快に進んでいった。景色はすばらしいし、風が心地よい。楽しい~。


↑ ボートが岩山沿いを進んでいく

 カプリ島は小さい島だけど、岩山はかなり高い。迫力あるな~。


↑ テラス席から眺めた岩山と船長

 途中、軽快に進んでいたボートがカプリ島のとあるポイントでスローダウン。そこは、海の色がなぜかきれいなエメラルド色。おおお、これはきれい!乗客みんなパシャパシャ写真撮りまくり。僕も迷わずパシャパシャ参加。


↑ 途中で訪れた、海がエメラルド色のポイント

 きっと、青の洞窟もこんな感じなんだろうな。


↑ エメラルド色の海

 写真タイムを終えて、やがてボートは再出発。今度は、自然にできた岩山のアーチをくぐるらしい。結構スリルあるぞ。


↑ 途中でくぐった岩山のアーチ

 くぐるとき、乗客「オオオ~!」 船長してやったり。

 楽し~い時間を過ごしていたけれど、この岩山のアーチをくぐったあたりから体に異変が。「やばい・・・酔った。船酔いだ。」

 ボートは波による上下振動が激しくて、もともと乗り物に酔いやすい僕は島を半周ぐらいしたところでアウト!たまらずテラス席から屋内のイス席に退散。

 イスに座って休むも、船は当然上下振動し続けるわけで、船酔いがだんだんひどくなり、しんどくなってきた。「早く着いてくれー。」

 汚い言い方だけど、ほんとに吐くかと思った。電車の中でトイレに行きたくなったときと似ている、地獄のような20分間を過ごして、ボートは島を一周してもとの船着場に到着。フラフラでボートから脱出。へえぇー。

 しばらく近くのベンチで休んで、なんとか回復。さあ、気を取り直して観光再開!次は、バスに乗って、カプリ島の中心部へ行ってみることに。

 中心地、ウンベルト1世広場はたくさんの観光客でわいわいがやがや。


↑ 観光の中心地、ウンベルト1世広場

 ウンベルト1世広場からは、カプリ島の岩山の緑と白い建物が印象的な、すばらしい景色を眺めることができた。これぞ、南国のリゾート地といった感じ(2回目)。


↑ カプリ島のすばらしい景色。

 ここからは、カプリ島を気ままに散策してみることに。中心地からはいくつかの細い路地が伸びているので、適当に歩き始めた。


↑ 細い路地を散策

 普通の住宅街のようで、こんなところに住んでいる人もいるもんなんだなーとしみじみ。

 一本道がどこまでも続いてゆく。途中でコンビニのような店を見つけて、チョコパイを購入。それをぼりぼり食べながら、どんどん進んでゆく。


↑ 一本道を進んでゆく

 狭い路地を歩いていると、時々視界が広がってカプリ島のすばらしい景色を眺めることができた。


↑ 歩いていると時々出くわす、すばらしい景色

 ここで、ふと2年前に訪れたアマルフィ海岸を思い出した。アマルフィ海岸はカプリ島より少し南にある世界遺産に登録されている美しい海岸で、こちらも景色がすばらしかった。

 そして、2年前は悪天候で船が出ていなくて、「景色が絵はがきのようにすばらしい」という「ポジターノ」に行けなかった悔しい思い出がよみがえってきた。

 ここで決断、「よし、今からポジターノに行ってみよう!」ぐるっと一周して、またウンベルト1世広場に戻った。


↑ またウンベルト1世広場に戻ってきた

 そして、バスに乗ってカプリ島のフェリー乗り場へ。


↑ カプリ島のフェリー乗り場近く

 時刻は2時。早く行かないと日が暮れてしまう。「地球の歩き方」の地図を見て、カプリ島からまずソレントに行き、そこからバスでポジターノへ行くことに決定。

 フェリーが来る時間まで座っていたベンチからは、薄ブルー色の海を眺めることができた。青の洞窟見てみたかったな~。


↑ フェリー乗り場近くの薄ブルー色の海

 定刻どおりにフェリーは出発。さらばカプリ島!短い滞在だったけど、十分に南国の雰囲気を味わえたよ。

 フェリーは高速。約20分でソレントに到着。ソレントも海岸沿いにテラスがあるホテルが並び、南国のリゾート地といった感じ(3回目)。そんな南国の雰囲気を感じつつ、バス乗り場があるソレント駅へと歩き始めた。


↑ ソレントのフェリー乗り場から続く坂道

 20分ほど歩いて、ソレント駅に到着。駅のタバッキでバスの切符1.4ユーロ(=約200円)を購入。ローカル線だからバスの本数は少なく、1時間に1本ぐらい。30分ほど待って、ようやくポジターノ行きのバスがやってきた。これに乗ればポジターノだ!


↑ 運転席のすぐ後ろに座った

 バスは細い曲がりくねった道を、結構なスピードでぐんぐん進んでいった。運転手のおっちゃんのハンドル捌きは見事。対向車や崖をスレスレで通り過ぎてゆく。恐い。


↑ 崖スレスレを結構なスピードで進んでゆく

 そして、海岸沿いの崖をくりぬいて作ったような家々が続く風景、アマルフィ海岸までやってきた。やはり絶景だな~。


↑ ようやくやってきたアマルフィ海岸

 バスに乗って40分後、ようやくポジターノに到着。時刻は4時半。もう夕暮れ。思ったより遅くなったけど、目の前には「絵はがきのような絶景」が広がっていた。


↑ これがポジターノの風景

 遠いところまでやってきたなー、としみじみ。カプリ島と違って、観光客が少ない静かな街。

 さて、ポジターノの街を散策しよう。海辺まで降りてみよう。・・・が、この街の道はかなり複雑で、途中で行き止まりになったり、上へと戻る道しかなくなったり。行ったり来たりを繰り返して、「どうなってんだこの街・・・。」


↑ 迷路のようなポジターノの道

 でも、街を歩いていると海が見渡せるところに何回か行き着き、そこから眺めるずーっと続くアマルフィ海岸は絶景ですばらしかった。


↑ ずーっと続くアマルフィ海岸

 途中、お土産屋さんを発見。さっき写真を撮った「絵はがきのような」ポジターノの景色が描かれたお皿や時計や置物などいろいろ。記念に、と6ユーロ(=約840円)の置物を購入。今、ばあちゃんの家のテレビの上に飾ってあります。

 歩き回っているうちに、だんだん日が暮れてきた。さて、そろそろソレントに戻るかな。もとのバス停へ。


↑ バス停のベンチに座ってバスを待つ人たち

 時刻表を見ると、あと10分でソレント行きがやってくるらしい。・・・ところが、10分経っても20分経っても30分経ってもバスはやってこない。バスを待つ人々だけがどんどん増えていく。

 ひまなので、ポジターノの風景をじっくり眺めたり、写真を撮ったり、地元のおばあさんに写真を撮ってもらったり。


↑ バス停から見える、ポジターノの風景

 それでもバスは来ない。ずーっと一緒にバスを待っている、マリオみたいなひげのおじさんと目が合って、「バス来ないねー」と苦笑い。そして、本当にここにソレント行きのバスがやって来るのか確認したりした。

 とうとう1時間が過ぎて日が暮れた。ポジターノの街に明かりがともし始めた。ずいぶん遠くまで来てしまったから、「今日中にナポリに戻れるんだろうか?」と不安になってきた。

 そして1時間と10分が過ぎたとき、ようやくバスがやってきた。遅すぎ。どこで道草食ってたんだ。

 バスから見える夜の海岸線の景色もきれい。しかし、まさかポジターノの夜景を見られるとは思っていなかったよ。


↑ バスから見えた夜景と危険なところに座るおっちゃん

 40分かけてソレント駅に戻り、そこから1時間ほど電車に乗ってナポリまで戻った。「やれやれ、無事戻って来られてよかった。」

 ナポリに着いた時刻はすでに夜8時過ぎ。「腹減った~、ピザ食べたい。」 ナポリ最後の夜なので、この日の夕食はまたピザに決定。3日で3食ピザ。

 またスパッカ・ナポリまで歩き、前々日にも訪れたピザ屋「トレアノン」へ。なんとなくラザニア風ピザを注文。案内された席がピザを焼く窯の近くで、目の前でピザを焼くところを見ることができた。


↑ ピザ焼いてます

 そして、完全にお皿からはみだした巨大ピザがやってきた。


↑ ラザニア風ピザ

 やはり、かなりうまい。チーズのことは詳しくないけれど、「いつものチーズ」の他にモッツァレラチーズがのっていて、こちらもよくトマトソースと絡み合ってうまい。たくさん散りばめられているハムもうまい。言葉で表すのは難しいけれど、とにかくうまいうまいうまい。なにこれ。

 大満足でお店を出た。歩いて港近くのユースホステルに戻った。時刻は夜10時前。よく歩いた一日だった。

 翌日はとうとう今回の旅のハイライト、チャンピオンズリーグ、ローマ vs アーセナル観戦の日。シャワーを浴びてベッドに座り込んで日記を書き込み、「明日いい試合になってくれよー」と楽しみにしながら寝た。

(14日目終了)

~この日使ったお金~(1ユーロ=140円)
・ ナポリ→カプリ島のフェリー 9.1ユーロ
・ カプリ一周ツアー 13ユーロ
・ カプリ島の売店で買ったチョコパイ 1.6ユーロ
・ カプリ島→ソレントのフェリー 13ユーロ
・ ソレント→ポジターノのバス 1.4ユーロ
・ ポジターノで買った置物 6ユーロ
・ ポジターノ→ソレントのバス 1.4ユーロ
・ ソレント→ナポリの電車 3.3ユーロ
・ 夕食のラザニア風ピザ 10ユーロ


「ヨーロッパ・フットボール三昧の旅」(2009年2月26日~3月12日)
1日目   : 「いざ、ロンドンへ!」
2日目   : 「まずはロンドン観光!」
3日目前 : 「大英博物館見学してからスタンフォードブリッジへ」
3日目後 : 「チェルシー vs ウィガン観戦!」
4日目   : 「ウエストハム・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ観戦!」
5日目   : 「ひたすらロンドン観光!」
6日目前 : 「ビートルズストーリー」
6日目後 : 「リバプール vs サンダーランド観戦!」
7日目前 : 「マシューストリートとポートベリーマーケット」
7日目後 : 「トットナム vs ミドルスブラ観戦!」
8日目   : 「スタンフォードブリッジとロンドン塔」
9日目   : 「旅も後半、ロンドンからローマへ」
10日目  : 「ローマ街歩きとローマ vs ウディネーゼ観戦」
11日目  : 「ナポリ戦見られず・・・夕方のナポリ散歩と絶品ピザ」
12日目  : 「ポンペイとスパッカ・ナポリとナポリの夜景」
13日目  : 「カプリ島とアマルフィ海岸とポジターノ」
14日目前 : 「ローマ最後の観光とお土産探し、そしてオリンピコへ出発!」
14日目後 : 「ローマ vs アーセナル観戦!」
15日目  : 「ついに迎えてしまった帰国の日」


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