深海生物研究者の日常

思いついたときに思いついたことを書きます

お食事会,actin

2009-11-25 21:52:15 | 日常,つぶやき
今日のお昼は,walter Gehringとお食事会でした.
とても気さくで,いい方で本当に楽しめました.

今actinという細胞骨格や筋収縮に使われている遺伝子を採っているのですが,細胞質アクチンと筋肉アクチンの違いがほとんどなくて,しかもそれらを定義するような配列もなくて困っています.
脊索動物になるとN末に筋肉アクチンに特異的な配列があるらしいのですが,それ以外の生き物では調べた限りないようです.知ってたら誰か教えてください.
ウニの論文には,アクチンを採りまくって,とにかく染めてみるしかないと書いてあります...
こんなに大変だとは………

というかアミノ酸配列で数個しか違わない2つのアクチンを使い回す意味ってあるのでしょうか?とある系統内で入れ替わっても普通に機能しそうだし.

遺伝子の進化を考える上で面白い材料ですね.だからたくさん論文が出てるんですね.今更気づきました.