以下は『枕草子』より抜粋
男こそ、なほいとありがたく、あやしき心ちしたるものはあれ。いときよげなる人をすてて、にくげなる人をもたるも、あやしかし。公所に入りたちたるをとこ、家の子などは、あるがなかによからむこそは、えりておもひたまはめ。およぶまじからむきはをだに、めでたしと思はむを、死ぬばかりも思ひかかれかし。人のむすめ、まだ見ぬ人などをも、よしと聞くをこそは、いかでとも思ふなれ。かつ女の目にもわろしと思ふを思ふは、いかなることにかあらむ。
意訳はこうだ。
「男は不思議な生き物だ。清楚で美しい女性を捨てて、醜い感じの女性を妻にするのも不思議だ。朝廷に仕える男や良家の男は、たくさんの女性がいる中で『いい』と思う人を選んで思いを寄せるのがよいでしょう。手が届かないような身分の女性でさえ、すばらしいと思う女性を死ぬほど想いを寄せればよいでしょう。人の娘や、まだみたことのない女性なども、美しいと聞くなり、どうしてでも手に入れようと男は思うものである。その一方で男は、女性から見ても醜いと思う人を好きになるのは一体どういうことであろうか。」
清少納言って、ひどいこと言うよ。
でも、確かに今でもこのことってあてはまりますよね。
男女が逆になっても同じことがいえそうだしね。
「なんであんな美人があんな奴と・・・」
みたいなことありますもん。
時は変われど、人は人でしょうか。
まぁ身分蔑視の部分などチラホラ見えるけど、清少納言って人間味があって結構好きかな。
高校の古文の授業でも、単に文章を読むだけにしなければいいのにね。
結構面白いのになぁ。
男こそ、なほいとありがたく、あやしき心ちしたるものはあれ。いときよげなる人をすてて、にくげなる人をもたるも、あやしかし。公所に入りたちたるをとこ、家の子などは、あるがなかによからむこそは、えりておもひたまはめ。およぶまじからむきはをだに、めでたしと思はむを、死ぬばかりも思ひかかれかし。人のむすめ、まだ見ぬ人などをも、よしと聞くをこそは、いかでとも思ふなれ。かつ女の目にもわろしと思ふを思ふは、いかなることにかあらむ。
意訳はこうだ。
「男は不思議な生き物だ。清楚で美しい女性を捨てて、醜い感じの女性を妻にするのも不思議だ。朝廷に仕える男や良家の男は、たくさんの女性がいる中で『いい』と思う人を選んで思いを寄せるのがよいでしょう。手が届かないような身分の女性でさえ、すばらしいと思う女性を死ぬほど想いを寄せればよいでしょう。人の娘や、まだみたことのない女性なども、美しいと聞くなり、どうしてでも手に入れようと男は思うものである。その一方で男は、女性から見ても醜いと思う人を好きになるのは一体どういうことであろうか。」
清少納言って、ひどいこと言うよ。
でも、確かに今でもこのことってあてはまりますよね。
男女が逆になっても同じことがいえそうだしね。
「なんであんな美人があんな奴と・・・」
みたいなことありますもん。
時は変われど、人は人でしょうか。
まぁ身分蔑視の部分などチラホラ見えるけど、清少納言って人間味があって結構好きかな。
高校の古文の授業でも、単に文章を読むだけにしなければいいのにね。
結構面白いのになぁ。