度重なる台風上陸と新潟の中越大地震と今年は大きな災害に見舞われています。
幸いなことに私は大きな被害を被っていませんが、知人には被災者もいます。
こういった災害が起こると必ず行政へのクレームが出ますよね。
確かに、血税を払っている我々から見れば、
こういうどうしようもない時こそお上の力を見せてもらいたいという気持ちはわかります。
ことさら被災地の方々はそういう気持ちになるでしょう。
精神的にも追い詰められ、やり場のない怒りを向けるのはもっともです。
避難勧告や交通規制、物資の準備調達…
行政がたずさわるべきことは多いのです。
ただ、それ以前に必要なのは個々の防災意識じゃありませんか?
災害が起こって行政が動くまではタイムラグが生じるのは当然です。
じゃあその間はどうするのでしょうか?
それは個人の判断で行動しなければいけません。
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh04100401.html
個人では備えが充分でないならば、こういった自主防災組織を作ればいいのです。
市町村レベルよりももっと小さく町内会レベルで。
町内会費を防災費用に当ててもいいんじゃないでしょうか?
回覧板で定期的に避難マップを回してもいいんじゃないでしょうか?
今回の市町村合併で行政のケアは小さくなるでしょう。
そうなるとますます個人レベルの防災意識を高める必要があるでしょう。
今回の被災地域の状況をしっかりと脳裏に焼き付けて、
どういう行動を取ったらいいか、何を準備しておけばいいかをシミュレートする必要があると思います。
その上で自主防災組織を作って万全にしたいものです。
追記
テレビのコメンテーター達が行政のことを悪く言うのはお門違いだと思います。
なんか、行政が悪者のように扱われています。
確かにそういう不手際が多い行政組織もあるでしょうが、
きちんと迅速な対応している行政組織も多いのです。
深夜でも状況を発信する人は誰ですか?
被災直後、住民に避難勧告を出すのは誰ですか?
実体験をしていない、単なる有識者(?)のコメントなんて理想論にすぎません。
行政に携わる人も、そこの住人なのです。
被災者なのです。