子どものやることはかわいい。許せてしまう。
そんな気持ちになったことはないでしょうか?
私も子ども相手の仕事柄そういったことはあります。
ただ「子ども」だからと言って手放しに許すなんてことはしません。
よく叱っています。
テレビを見ていてもよく思います。
「○○選手権」みたいな、大人も子どもも入り混じって競う企画があったりしますが、
客観的な点数で競うものでない場合、子どもの方が多分に有利だったり思えます。
「子ども」というのは多分に特権階級のような扱い方がされます。
確かにその幼い風貌に愛しさを感じ、人生経験の少なさは仕方がないで片付くことでしょう。
ただ、過ちは過ちと注意しなければいけません。
将来、自分で良し悪しのモラルを身に付けてもらうために。
「仕方がないなぁ」
だけだと何の成長もないでしょう。
yahooニュースに
運転室に息子入れクビ…「厳しい」と抗議430件
という記事を読んでこのことを再認識しました。
自分の仕事を見てもらいたいという親の気持ちはわかります。
ただ、運転室に入れるのは大きな過失です。
その電車には何百人という人が乗っていたのではないでしょうか?
もし子どもを入れたことにより、注意力散漫になって
重要な信号標識を見落としていたら…
子どもが親の知らない間に機器を触っていたら…
どのようなことになるでしょうか?
尼崎の事故はまだ記憶に新しいはずです。
「自分の子どもをいれたくらい・・・」
と思う人がいるかもしれませんが、はっきり言って甘すぎます。
もし事故につながってしまっていても同じこと言えますか?
今回の東武鉄道の処置は当たり前のことですし、
乗客の立場に立って考えると安心感すら覚えます。
良いことと悪いこと。
その判断力が大人の中でも鈍っているのかもしれませんね。