Escape Space

私にとって、現実逃避の場所。
  そして、居心地のいい場所。
映像、絵画の空間にドップリと、浸かりたいですね。

「ファイナル・デッドコースター」

2006年10月15日 18時27分11秒 | 劇場鑑賞
 

ファイナル・デッドコースター」Final Destination 3

ハイスクールの卒業記念として遊園地が貸し切られていた。
その卒業アルバムを作る為に、メアリーは友達を写真に収めていた。

うかれる友達に比べて、メアリーは不吉な予感が頭をよぎっている。
鉄塔のDIVEの電光文字が、Vが消えて、DIEに見えたり、ジェットコースター入り口の巨大悪魔のディスプレイなどが、不吉を予感をさせていた。

そして、嫌がるエミリーは、後ろの席でしかたなくライアンと乗る事となった。その時、フラッシュバックが起こり、コースターの油漏れやサムが落としたビデオカメラがレールにひっかかり、コースターの車輪がレールからはずれ、大惨事になる事を見てしまう。

彼女は半狂乱になり、発車間際に降りるといい、みんなにもこのコースターは危ないと訴えるのであった。
が、誰も信じなく、ボーイフレンドと親友キャリーは、乗ったまま、大惨事に会ってしまう。

しかし、ライアンを含む、7名は降りて助かっていたのであった。しかし、180便の飛行機事故と同じく、コースターの座席順に次々と惨事が襲いかかるのであった。

監督:ジェームズ・ウォン

出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ノースカロライナ・今年22歳)、ライアン・メリマン(オクラホマ・今年23歳)、クリス・レムシュ(オンタリオ州・今年28歳)、アレックス・ジョンソン(シュ・コロンビア(今年20歳)

2006年、アメリカ映画、93分
お薦め度:110%

関西では、1ヶ月遅れの上映で14日が初日となりました。
このシリーズ個人的には好きな映画で、なぜか人気がないのに驚いてしまいます。

大阪で2箇所、京都で2箇所という単館映画並み?
一作目の時も、映画の日なのに、観客が少なくって、私もそれほど期待をせずに観た映画でありました。

しかし、この運命という見えない恐怖、バケモノ映画や霊的恐怖とは、違ったリアルさとアイデアに感動しましたね。

だけど、人は少ない・・・・。
それから、私にとって、このファイナルデスティネーション・シリーズは、ファンになりましたね。

人に聞かれたら、この映画を、特に一作目をお薦めにしておりましたね。
二作目は、初っ端のつかみにあたる、高速道路での大惨事が、凄かったですよね。

そして、この三作目は、ラストに大惨事が待っております。
内容的には、一作目のパターン恐怖が、主流になり、中だるみになりそうなんですが、わかっていても、この恐怖はいいですね。

個人的には、お薦めでありますが、四作目は、ちょっとこのシリーズネタでは、きついかもしれませんね。
でも、観るでしょうね。

3ヶ月くらいたてば、レンタルになるかもしれませんが、出来れば、映画館へ足を運んで観られる事をお薦め致します。

余談ですが、レンタルで「子ぎつねヘレン」を借りて観たんですが、ラストに面白い言葉がありました。

ご存知の方もおありでしょうが、辛い(つらい)と云う漢字に、棒一本足すと、幸せという漢字になるんですね。

この映画、この部分に感動いたしました。
これ、使えますよね。

お子さんや友達を慰める時に使えると思います。
よろしければ、どうぞ!(^-^)

再興第91回「院展」 心斎橋・大丸ミュージアム

2006年10月15日 18時11分01秒 | 美術館めぐり


映画「ファイナル デッドコースター」を観る前に、心斎橋に寄り、大丸ミュージアムに行ってまいりました。

たまに、こう云った展を観に行くんでありますが、人も少なく、ゆったりと観れるのがいいですね。

やはり、癒される風景画に足が止まってしまいます。
下田義寛作、「燿」が、まず目に飛び込んで来ました。

 下田義寛 作「燿」

富士山でしょうか、この雄大な山が、バックの空から飛び出すような立体感に驚いてしまいました。
じーと観てると、ほんと3Dのように浮き上がって見えるんですよね。

そして、鈴木至夫作、「奥能登冬涛」、厳寒の中で荒々しい日本海の荒々しい波の様子が、まるで動画のように見えますね。

  鈴木至夫 作「奥能登冬涛」

おー、寒!、

そして、これから、秋本番、紅葉の京都奈良、後藤純男作「秋映大和」、お寺と紅葉はホント、ピッタシに合いますよね。

  後藤純男 作「秋映大和」

手前左の紅葉の木が、メインで、迫ってきてますよね。

他、いろいろあるんですが、目の保養が出来てよかったでありました。



「オルセー美術館展」

2006年10月09日 23時36分17秒 | 美術館めぐり







「オルセー美術館展」 神戸市立博物館

9月29日から始まりました今回で3回目になります「オルセー美術館展」へ行ってまいりました。

今回のテーマは、「19世紀の芸術家たちと、彼らが愛し夢見た土地や人々、特定の環境との親密な関係」だそうであります。

例えば、表紙の「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」のモリゾとマネの弟が結婚して、「ジュリー・マネ」を授かり、それをこの娘の肖像画をルノワールが描くという関係なんでしょうね。

 

この連休に行って来たんですが、やはり凄い黒山の人だかりでしたね。
さすが、オルセー美術館。

ここ神戸ではこのオルセー、京都ではルーブル美術館展をやってますね。
この大御所美術館が関西で同時に観れるのはファンにとって、うれしい限りでしょうね。

芸術の秋って感じがします。
このモリゾの肖像画と娘のジェリーの絵も人気があり人だかりでしたが、アンリ・ファンタン=ラトゥールの「バティニョールのアトリエ」が人気がありましたね。



キャンバスに向かうマネ、その後ろの帽子男性がルノワール、右にひときわ背の高いバジール、一番右端がモネといった集団肖像画なんですね。

これと対に飾られていたバジールの「アトリエ、ラ・コンダミヌ通り」も人気をしておりました。

個人的には、写真のようなアルベール・パルトロメの「温室の中で」が魅入りましたね。



また、ギュスターヴ・モローの「ガラテア」は、絵が工芸品のように感じましたね。



腰にまとわりつく草木なんかは、浮き上がっており宝石のように感じました。
この絵は、ギリシャ神話で一つ目の巨人が、海の精ガラテアに恋をして、報われない恋として描かれたそうであります。

この首から想像すると、むちゃでっかい身体なんでしょうね。
それから、パンフの中に載っている花瓶、青い花瓶で、真ん中に大きい口があり、周りには4つの小さな口があるんですね。

真ん中にメインの花を生けて、まわりにの4箇所に引き立てるように生けると、立体感、ボリュームのある生け花が出来そうですよね。

生け花の事はトントわかりませんが、この花瓶のアイデアは面白いとおもいましたね。

ほか、いろいろありますが、この展、来年1月8日までだそうで、余裕があれば足を運んでみられてはいかがでしょうか?

12月開催の神戸ルミナリエからも近くですし、その時は19時まで開館しているそうであります。


「レディ・イン・ザ・ウォーター」

2006年10月09日 20時09分28秒 | 劇場鑑賞


「レディ・イン・ザ・ウォーター」LADY IN THE WATER

クリープランドは、プール付のコープアパートの管理人をやっている。
ある日、午後7以後、プールの使用禁止にもかかわらず、入っている者を見つけ注意をしていると滑ってしまい、プールの中で気絶をしてしまった。

ふと気がつくと、家の中にいて、そばに謎の少女がいる。
名前はストーリーいう。

アパートの住人で韓国人のチェ夫人の東洋伝説によると、水の精が出会いを求めて人間界に舞い降り、そして鷲のイートロンで故郷へ帰れるという。

しかし、そこには、スクラントという魔物が鋭い爪で殺そうとする。
その上、帰る為には、記号論者、守護者、職人、治癒者が必要とされ、クリープランドは、アパートの住民から、それらを見つけようとするのであった。

アパートの住民の協力のもと、ストーリーは、めでたくイートロンで帰れるはずであったが、ふいを突かれて、スクラントにやられてしまう。

瀕死の状態になったストーリーを見守る中、もう一度役割をを考え直し、再度ストーリーを帰す為にトライをするのであった。

監督:M.ナイト・シャマラン(インド・今年36歳)

出演:ポール・ジアマッティー(NY・今年39歳)、ブライス・ダラス・ハワード(ロス・今年25歳)、ボブ・バラバン(シカゴ・今年61歳)

2006年アメリカ映画、110分
お薦め度:60%

シャマランが娘たちに思いつきで、おとぎ話をしたのがこの映画。
シックスセンスで一躍有名になった彼だが、この作品はイマイチ。

ファンタジーが好きな方には、お薦めかもしれない。
そして、アパート全員が善の人、人、人・・・しかも、このおとぎ話を誰も疑わず信じて、協力し、この管理人にも敬意を払っている。

いい人だらけ・・・悪は、狼のような魔物のスクラントのみ。
そして、ストーリーもわかったようでわからん映画でありました。

なぜか、この祭日の日に、この映画の会場はたった3人でありました。
約150席中3人。

潰れ掛けの映画館みたい。
それだけ、人気のない映画なんでしょうね。

昔、箕面の109シネマズで土曜日朝一回目、「陰陽師Ⅱ」を観に行った時は、会場で私一人という記録があります。

なぜか、それでも指定席をとらされました。
今回は、二番目の記録でしょうか?

まぁ、リラックス出来てよかったですけどね。




「オトシモノ」

2006年10月09日 19時52分19秒 | 劇場鑑賞


「オトシモノ」

駅で定期券を拾った男の子が、行方不明になった。
そして、江尻の妹も定期券を拾った為、行方不明に。

江尻の同級生の若槻は、ボーイフレンドの北村より貰ったブレスレットがどうしてもはずれない。

そのブレスレットは、実は北村が電車の座席から拾ったものだった。
やがて、北村も若槻の目の前で電車に轢かれてしまうのである。

北村は最後に、「八重子に気をつけろ」と言い残したのである。
一方、電車の運転士をやっている小栗は、トンネル内で人影を見て急ブレーキをかけるのだが、誰もいない。

何度もそのような事態になる事から、上司より遺失物保管係りに飛ばされる。
そこには、謎の板尾がいて、なぜか青沼八重子の資料を持っている。

この一連の失踪騒動は、青沼八重子の呪いと思われたが、八重子も被害者かもしれないのであった。

秘密は、トンネルにある事がわかり江尻、小栗、杉本の3人は電車でトンネルに入っていくのであった。

監督:古澤健(東京・今年34歳)

出演:江尻エリカ(東京・今年20歳)、若槻千夏(埼玉・今年22歳)、小栗旬(東京・今年24歳)、北村栄基(熊本・今年25歳)、板尾創路(大阪・今年43歳)、浅田美代子(東京)、杉本彩(京都)他

2006年 邦画 94分
お薦め度:80%

結構おもしろいと思って、ラストを期待をしていたのだけれど、オチがイマイチすっきりしませんでした。

ちょっと、見逃したのかもしれませんが、消化不良ぎみであります。
よかったら、どなたか教えてください!

映像における見所シーンは、北村が電車で轢かれるスローモーションシーン、横と上からのショットは、おもしろい。

そして、車が踏み切りで電車と衝突するシーン、ドキっとする処。
ファイナルディスティネーションでバスに轢かれる人を思い出してしまいました。

女子高生同士の友情も盛り込んであるんですが、サラと流す程度だったらいいのですが、くどくどし過ぎて、とってつけたみたいになってしまっているのが残念。

とにかく、私の頭が悪いせいか、よくわからない映画でした。
このトンネルの惨劇に興味があるかたは、コミック版「オトシモノstay with」を読んでくださいとの事であります。

なんのこっちゃ!




「サイレントノイズ」

2006年10月09日 19時26分21秒 | 劇場鑑賞


サイレントノイズ」WHITE NOISE

妻が事故で死んで悲しみの中、一人の男がやって来た。
AV機器やパソコンの中で発生するノイズの中に、死者のメッセージが入っていると言う。

そのノイズを増幅して記録をしている男であった。
妻の声も聞いたと、会いに来たのであった。

半信半疑であったが、すがる思いでその男に接する中、その男が殺されてしまう。
ノイズの中の謎の3人の黒い影が、干渉するなと警告をしたのだろうか?

しかし、妻の思いが忘れられなく、死んだ男の跡を継ぐようにメッセージを記録するのであった。

やがて、妻のメッセージを捕らえるのだが、それは予言のようなもので、他人を助けてあげて!っというものであった。

そんな折、妻のメッセージで誘拐された女性のアジトを捜し当て、犯人と接触するのであるが、その犯人は、事故で死んだ妻と関与している事を臭わせるのであった。

そして、女性を助けようとするのだが、犯人の後ろには、またあの黒い影の3人がいるのであった。

監督:ジェフリー・サックス

出演:マイケル・キートン(ペンシルバニア・今年55歳)、デボラ・カーラ・アンガー(バンクーバー・今年40歳)、チャンドラ・ウェスト(カナダ・今年36歳)、イアン・マクニース(英・今年54歳)

2004年アメリカ映画101分
お薦め度:60%

死者からのメッセージをノイズから拾うという発想はおもしろいと思うけど、恐怖としてのインパクトに欠けるように思う。

全体に間延びしたみたいで、ちょっと退屈かな?
あの悪霊の3人の黒い影は、死神だったのかもしれないかな?

キートンが、助けようとした事は、死神の仕事を邪魔をしようとしていたので、怒りを買ったのかもしれない?

ちょっと、ラストは興味深かったけど、理解がついていけませんでした。


「地獄の変異」

2006年10月09日 18時51分30秒 | 劇場鑑賞


「地獄の異変」THE CAVE

洞窟研究の博士と共に、ダイバーチームが、ルーマニア、カルバチア山脈地下の巨大洞窟を探索。

145キロの洞窟水路を進む中で、えたいのしれない生き物に遭遇、手放した水中スクーターが岩盤に衝突をして、崩れ落ち、チームは閉じ込められるハメに陥った。

救助隊は12日以降でないと来れない。
食料の事を考えると自力で脱出するしかないと考えたチームは、出口を探すのである。

そんな折、またも怪物が襲い、ジャックがひどい怪我を負わされる。
しかも怪物の寄生虫が入ったみたいで、ジャックの感覚が鋭くなっている。

そんなジャックの指示で脱出口を目指して進むのであるが、一人、一人、怪物に殺されてゆき、ジャックに対して不信感を持つ者もいて、チームは分裂するのであった。

監督:ブルース・ハント(アメリカ)

出演:コール・ハウザー(カリフォルニア・今年31歳)、パイパー・ペラーボ(ニュージャージー・今年29歳)、エディ・シブリアン(カリフォルニア・今年33歳)、ダニエル・ディ・キム(韓国・今年38歳)

2005年 アメリカ映画 97分
お薦め度:80%

この怪物、よく姿がわからないのがミソなのか、中世のテンプル騎士団を滅ぼした悪魔のような怪物という設定。

ただ、洞窟内のセットなのか、ロケなのか知れませんが、スケールがデカイのに感心してしまいます。

先が読めない不安感もよく出ているし、ジャックが味方なのか敵なのか、っという疑問が絶えず観衆に与えるインパクトもおもしろいと思います。

単館映画にしては、よく出来ていると思いました。