pinのかけら

人生ってながい…

本日、午前中のできごと

2008-08-23 | こころころころ
今日は、娘は合宿中、息子は午前中部活、ダンナは朝からゴルフ。

またしても、家には私と義父だけ・・・
午前中をどうやり過ごそうか…と思案。

自転車圏内の神社の境内で「アンティークバザール」なるものが開催されているという情報を得て、出掛けてみることにしました。
(この距離なら昼食を作る時間までに帰れるし!)

庭いじりをしていた義父に「ちょっと買い物に行って来ます。お昼には戻ります~。」と声をかけ、ふと芝生の上をみて、我が目を疑いました。

そこには、根っこごと引き抜かれた沈丁花が・・・

「え~!! 何で、抜いちゃったんですか!!?」私が聞くと

「だって、枯れてるから」 と・・・

枯れた葉っぱなんて一枚もない、青々とした沈丁花。
どこが枯れているって???

「根っこがもうダメだから」 と・・・

みれば、メインであろう直径3~4cmの根は、みごとに切断されている・・・

「じゃあ、埋めなおすよ」と義父。

「・・・いいですよ、もう・・・」
メインの根が切られちゃったら、もうあとは枯れるだけだって・・・

やっぱり、こういう運命だったのね、この沈丁花も・・・

ショックで泣きそうでしたが、もう家にいるのは絶対イヤだし、気を取り直して自転車に乗り、アンティークバザールへ。

小さな神社の境内に、数件のブース。なんともこじんまり。
アンティークらしきものを置いているのは4つほど。あとは古着とか野菜とか・・・

その中の1つのブースから、写真の「糸巻き」を3つ買いました。
製糸工場で使われていたものなんだそうです。
「これ買って、いったい何に使うの?」って?・・・聞かないでください。
ただ、買いたかったんです。まけてくれて1個300円。
高いのか安いのか、古い物なのか、価値があるのか・・・・私にはわかりません。
自分が気に入った、それだけが基準です。

ほかのブースで、気になるものをみつけました。
棒の先に丸い輪がついている形の金属。
虫眼鏡のフレームみたいな形です。

「これ、何ですか??」私が訊ねると、おじさんもったいをつけて「なんだと思う??」となかなか教えてくれません。

棒の部分はどうやら、表面にはでていない埋め込まれていた部分らしい。
丸いところは、物干し竿が穴を通るかな?という大きさで、使い込まれた真鍮みたいで、擦れた痕がなんだかとってもいい感じ。

「この穴に、なにかを通していたんですよねぇ・・・なんだろう??」

「これね、ボートのオールを支えてた金属なんだよ!」

「へ~、なるほど~!!」

「おれ、昔こういうの好きでさ~。いいだろ?型でプレスした機械モノじゃなくて、ひとつずつ手作りしたって感じでさ!」

「うん、うん」

非常に惹かれましたが・・・それこそ、それ買って一体何に使うの?なので、購入はしませんでした。
いっぱいお話きかせてくれたのに、ゴメンね、おじさん。

でも、とても楽しかった


そのあと、松原商店街まで足をのばし、野菜やら惣菜やら、写真左側のワイヤープランツやら(すごいボリュームのハンギングになっていて500円!!)、なんだか自転車のかごいっぱいになって帰宅しました。

家に戻ると義父はいなくて・・・(昼飯は?いらないの??)・・・沈丁花はもとの場所に埋めてありました。

でも・・・・・これから、どんどん枯れていく姿をみていくのはイヤ!・・・

・・・枯れちゃった木を見て「ほら、やっぱりダメだろ?」なんて言いだす義父の姿が容易に想像できて、そんな言葉を聞くのも、ぜったいイヤ!!・・・

で、また抜いちゃいました。

性格悪いですか?心が狭いですか??

「元通りに植えてくれたのね!ありがとう」って笑顔で言って、枯れちゃったら「やっぱりダメでしたね~」とにこやかに枯れた木を抜き取るのが、できた嫁でしょうか?


沈丁花の花の香りで「春の訪れ」を感じ、金木犀の花の香りで「秋の訪れ」を感じる。そんな庭が憧れでした。

何年も前に沈丁花の小さな苗を買ってきて、邪魔にならなところに植えて・・・3年めくらいからやっといい香りの花がつくようになって・・・邪魔にならないようにまめに剪定して、枝を伸ばしすぎないように気をつけて・・・かわいがっていた沈丁花です。

チューリップ抜かれたときより、ずっとずっとショックで、そして納得いきません。

そんな、今日の午前中のお話でした。


※追記※

しばらく時間をおいて、ちょっと冷静になって・・・元の場所に戻せば生き延びる可能性はゼロではなくなるのだし、家の中の雰囲気悪くしても仕方ないし、と、元の場所に戻すことにしました。
土を掘ると、切断された沈丁花の根があちこちから出てきて、また悲しくなってしまいましたけど・・・。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TOMOさんへ (pin)
2008-08-26 22:54:12
TOMOさんも同じような思いをしてるんですね。
本当に、理解に苦しみますよね。
どうやら、私の植えたものは、すべて“雑草”に見えるようですよ。沈丁花さえも!
気持ちの切り替え方法を見つけるのが、大変です。
TOMOさんが読んでくれて、共感してくれていると思うと、それだけで救われます。
ほんと、お互いがんばりましょう!!
返信する
Unknown (TOMO)
2008-08-26 10:23:04
お気持ちよくわかります。私もPinさんと同じような嫁です。プランターいっぱいに咲いて喜んでいたベゴニアをある日根こそぎ捨てられたり、ペチュニアのハンギングになってるものを、全て切り取られたり…。理由は見苦しい。あの珍妙な美的感覚は何なの???舅とは、全く理解不能なわがままな生き物ですね。わが子なら拳骨の1つや2つお見舞いしてるのにね。(笑)お互いがんばりましょう!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。