去年製作した「吉川広家」のフィギュアの製作ですが、NHKの大河ドラマにも広家が登場したとかしなかったとか?
今ちょっと話題になっていますね。
私が製作した「1/400米子城ジオラマ」も、今現在「鳥取大学医学部附属病院」の一階に展示されています。
病院での待ち時間に、少しでも病気のことを忘れて、米子に城が有ったことに思いを馳せてください。
そして、吉川広家のフィギュアなのですが、甲冑武者の姿を作るのは初めてでしたので、どんな構造になっているか?
どんな材質で出来ているかなど、全く知らない状態で作って行きました。
先ず、手にしている太刀ですが、使用したのが童友社のプラモの刀です。
なので、ちょっと小ぶりで反りが少なめです。
実際にフィギュアに持たせてみると若干短い気もしますが、このまま使いました。
これは脇差しです。
メインの刀のバックアップですね。
童友社のプラモが以外なほどよく出来ていて、柄の紐も一本づつ巻いて作ります。
これが結構難しい。
まだツバが付いていませんが、持たせて見ると、なんかイメージと違う。
太刀の刀身の向きが上に上がり過ぎか?
刀は鉄の棒のような物なので、以外なほど重いので、少し下を向くほうがリアルかも?
ということで、手首を一旦カットして角度を調整しました。
ちょっとイメージに近づきました。
太刀と呼ばれる刀は、一般の打刀と違い、戦闘に特化したデザインになっています。
全体に大ぶりで、柄頭に紐をつける金具が有ります。
ここに紐を付けて、手首に巻くそうです。
このおかげで馬に乗っている状態で刀を落とすということを防いでいます。
刀身の角度が変わっただけで、かなりイメージが変わったと思います。
そして、カブトのてっぺんの羽のような飾りですが、カブト後ろにも付いています。
カブトに鳥の羽を付けるのは、西洋の甲胄ではよく見るのですが、戦国時代の日本の甲胄では見たことがありません。
結構邪魔になると思うのですが、カッコいいから良いか?
フィギュアでは竹串にボール紙で羽を作り、金属製の粘土ヘラで細かい筋を入れました。
広家の甲胄には鳥の羽の他に、多分熊の毛皮と思いますが、カブトの「シコロ」と言う部分や、「大袖」、「草摺」と言う部分にも毛皮が貼り付けて有ります。
甲胄の至る所に毛が生えています。
多分、強い動物の力にあやかりたかったのではないでしょうか?
このへんも再現しなくてはならないので、かなり手間が掛かりました。
このフィギュアの大きさを書いてませんでしたが、足の裏からカブトの羽の高さまでが72センチほど有ります。
吉川広家が身長165センチくらいか?
と想像して作りました。
カブトがかなり大きいので背丈が高くなりました。
スケールとしては1/3です。
実際にこんな背丈かどうかは分かりませんが。
吉川広家のフィギュア製作はまだまだ続きます!
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