今日はとても寒く、雪が積もってきました。
家の屋根はもう雪で白くなっています。
明日はもっと寒くなるかも知れません。
連日、書いている「幻のブルドーザー戦車」ですが、このブルドーザーのベースになった戦車の違いをちょっと説明します。
こちらが初期型
エンジンの放熱の窓が横に付いています。
なので、ここに銃撃されたりすると、内部のエンジンに直接ダメージが加わります。
なので、後期型は、
このように放熱の窓が表から見えなくなりました。
放熱の窓は外部の防弾板の内側からキャタピラに向けて熱を抜く様にしてあります。
横からの攻撃に対処した改良と言えます。
この後期型が高座型のブルドーザー、初期型が、丹羽さんの乗っていた低座型です。
基本的なエンジンやトランスミッションは同じ様です。
こちらが高座型に使われた97式戦車後期型。
こちらが低座型に使われた初期型です。
砲塔の形状がかなり違います。
主砲の長さもかなり違います。
このイラストは有名な「高荷義之画伯」の物ですね。
私が小学校の時代から見慣れた画風のイラストです。
もう何年も前に群馬の高荷先生宅まで会いに行った事が有りますが、非常に気さくで面白い方でした。
その時に先生がパッケージを書かれた「マクロス7」のガレージキットをお土産に頂きました。
今現在高荷先生は残念ながら仕事はされていないようです。
また、新作のイラストを見てみたいですね。
話をチハドーザーの製作に戻します。
このチハドーザーですが、やはり排土板(ブルドーザーブレード)と、それを上下に動かす為の滑車が特徴的です。
その滑車の製作ですが、
1ミリのプラ板を丸く切り抜きます。
こういう小さな丸は、ニッパでちびちびカットしてヤスリで滑らかに整えます。
大きな裁ちバサミでカットしても良いかも知れません。
滑車の基部ですが、1/35のサイズに拡大した写真を使いました。
写真をプラバンに写し取り、カットして0,5ミリのプラ板で独特のリブを作りました。
丹羽さんは、チハドーザーに乗り込む時、ここのリブに足をかけて登っていたそうです。
滑車の溝は2個で、小さい丸と大きめの丸と交互に貼り合わせて溝のある滑車を作りました。
出来上がった滑車を取り付けると、
このような形になりました。
この滑車の支え部分は他のチハドーザーと比べると長さが違う物があり、使う人が独自に改造して使っていたので、現場で違う形状のパーツを付けたチハドーザーが有ったと思います。
次に、排土板の溶接跡を再現します。
先ず、排土板にマスキングテープを溶接跡の部分が露出した状態に貼ります。
ここにラッカーシンナーで溶いたラッカーパテを筆で塗ります。
出来るだけうろこ状になる様に筆を押したり引いたりして塗ります。
パテが完全に乾燥する前にマスキングテープを剥がします。
パテが完全に乾いてからマスキングテープを剥がすと、パテも一緒にはがれたり、マスキングテープが剥がれなかって破れたりしますので、まだパテが柔らかいうちにゆっくりと剥がします。
これで溶接跡が出来ました。
まだまだ製作は続きます。