自称米子のプロモデラー

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朽ちたダグラムの製作 Part11

2024-01-12 14:40:30 | 模型

今日は朝からはっきりとしない天気です。

小雨が降ったり、太陽が照ったり、曇ったり、こういう天気が湿度も高くなったりして塗装をして良いか悪いか?分からなくて困ります。

と、言いつつ、今日も「朽ちたダグラム」の製作です。

前回、錆の塗装をしましたが、一番錆びている部分を書き込んだだけなので、ここから雨によって水と一緒に赤錆が流れた感じにします。

物語の舞台「デロイア」では雨が降らない土地の様な気がしますが、ここはイメージモデルなので、錆と言えば雨だれによる赤錆のイメージですから、それに習って錆を描き込みます。

先ず、使用塗料ですが、タミヤのエナメルオレンジです。

タミヤのエナメルのオレンジは原色なので、そのままだと艶のあるオレンジです。

なので、フラットベースを多めに混ぜて、完全なつや消しにします。

オレンジ色もちょっと派手なので、少量の黒と、赤を混ぜて、本物の錆色に近づけます。

それに、溶剤を多めに入れて、シャバシャバの状態の物と、通常の濃さの物と2種類用意します。

試しに薄いものを左腕に塗ってみました。

これが一回書き込んだ所。

一回塗りが乾いたら、もう一度通常の濃さのオレンジを雨だれの感じに書き込みます。

まだ乾いていない部分が2回目に書き込んだ所です。

これが一回目、

これが2回目。

本体に仮組して、地面に対して直角になる様に線を書き込みます。

地面に対して斜めにならない様に注意します。

色の暗い部分はオレンジの発色が悪いので何回か書き込まないと発色してくれません。

根気よく、気に入った色合いになるまで書き込みます。

これでは、まだ薄いですね。

首の部分。このくらいは塗らないと。

まるでスクラップ置き場です。

この塗装を繰り返して、全体の錆塗装をします。

とにかく根気よく地道に書き込むしか手が有りません。

これを組み立てると、

これは左腕を外した状態。

オレンジの錆色が地面に対して90度になっています。

引力に引っ張られるので、皆同じ方向に垂れて行きます。

基本、水が流れてたまる部分にオレンジ色を書き込みます。

というか、色を貯めます。

海に行った時、古い漁船とか、まわりの建物の鉄板の外壁とか、必ず錆びているので、それらの錆び方が非常に参考になります。

古いトタンの看板等も錆の参考になります。

組み上がった姿がこれです。

まだ乾燥していませんが、ほぼ形になりました。

まるで全身から血を流している様にも見えます。

乾燥した後もテカリが出るようなら「つや消しクリア」の水性の物を遠くから霧が降り掛かる様な感じで吹き付けます。

上から埃が積もる感じです。

それでもテカリが出るようなら、ホームセンターで「との粉」という物を買って来てその粉を筆でダグラムにパタパタ乗せて行きます。

そうやって完全に艶の無い状態に仕上げます。

これでダグラム本体の製作はほぼ終わりました。

次は、木製のベースを作って行きます。

ホームセンターで買って来た木製の板で組み立てて行きます。

続く!