この時期になると毎年 昭和25年の冬アメリカの進駐軍が宿舎にしていた
奈良ホテルでのクリスマスの思い出が甦ってくる。
幼稚園がカトリックの教会で神父さんがフランス人だったので
外国人は怖くなかった。施設の子どもたちがクリスマスに招待さて
おおきなクリスマスツリーから好きなプレゼントを貰うことなり
届かなくて背延びをしていたら アメリカの兵隊さんがヒヨイと
私をだきあげて赤い万年筆の入った箱をとらせてくれた。
ついこの間まで空襲警報に怯えて日々を過ごしてたのに。
でもその時の兵隊さんの明るい笑顔ときれいな万年筆がその後
ずーっと私とクリスマスにつながっている。