フランスの詩

宮之森享太 翻訳

[ ぼくらにとって、それは何なのか. . . ]

2011-06-09 | Weblog
[ ぼくらにとって、それは何なのか. . . ]

ぼくらにとって、それは何なのか、わが心よ、
血と燠の広がり、千の殺害、怒りの長い叫び声、
すべての秩序を覆す地獄全体の嗚咽、
そして残骸の上に今も吹く北風や

すべての復讐は?関係ない!. . . ― いや違う、全くまた、
ぼくらは復讐を要求する! 実業家、君主、元老院、
滅びよ! 権力、正義、歴史、倒せ!
それがぼくらに必要だ。血だ! 血だ! 金の炎だ!

すべてを戦争に、復讐に、圧制に、
わが精神よ! 噛みついて回転だ。ああ! 消え去れ、
この世の共和国! 皇帝、
連隊、入植者、民衆、もうたくさんだ!

いったい誰が怒り狂った火の渦をかき回すだろうか、
ぼくらとぼくらが兄弟と思う者を除いて?
ぼくらに! 夢見る友を。それはぼくらの好むところだ。
決してぼくらは働かないぞ、おお火の波よ!

ヨーロッパ、アジア、アメリカ、消えうせろ。
復讐するぼくらの行進は全く占拠した、
都市も田舎も!― ぼくらは苦しめられるだろう!
火山は爆発し! 海は襲われ. . .

おお!わが友よ! ― わが心よ、確かに、彼らは兄弟だ。
見知らぬ黒人よ、ぼくらが行ければ! さあ! 行こう!
おお不運かな! ぼくは震えを感じている、古い大地は、
だんだんきみらのものとなるぼくに向かい! 溶けている、

何でもないよ! ぼくはここだ! ぼくはいつもここにいる。