諏訪大社・御射山祭

諏訪大社では御射山祭りと言う行事がある。
御射山社の所在地は原山地籍にある。
通称ハラヤマ様といわれ腹が病まないように...。
数え年で二歳の幼児の厄除け神事が８月２６日から２８日まで行われている。
子どもの「人生最初の厄払い」である。

そんな訳で午前中に諏訪大社下社秋宮へと向かう。
今日は御射山祭中日。
大勢の2歳児を連れだってジジやババも一緒にお参りをしている。

この秋宮の手水は温泉。
2歳児にはちょっと熱い。
この手水の上には水の手水舎がある。
温泉と水を薄めお参り前に手を清める。



さて今年は孫も数え年の2歳。
まだ喪中であるため鳥居をくぐらなく、まずは祈祷の受付を済ませる。
祈祷を終えた祖父母の真ん中に孫の姿。
幸せな家族像である。



社殿では２歳児のお祓いの祈祷が行われる。
2歳児だから無理もない。
途中で嫌になり抜け出す親子やジジ、ババの姿もある。


秋宮では祈祷で「大風にも折れないススキのように強く育ってほしい」という意味の穂守りや腹掛けなどを受け取る。
その祈祷も終了し親子や祖父母と一緒に本殿でお参り。
今日は何組ものお祓いを受けているためか境内も賑やかである。



さて、祈祷やお参りも終わり境内の御手洗川に向かってドジョウを１匹ずつ流す。
これは２歳児の厄除け（放生会：ほうじょうえ）としてドジョウに厄を流してもらう。
この行事が終わると諏訪地方の秋色は濃くなってくる。
朝晩は肌寒い程の気候になってきている。