碁ロック

30過ぎて囲碁を覚えました。
初段を目指して修行中。

更新停滞、一括更新、長文注意です。

もうすぐ囲碁フェスティバル2010!!

2010-10-10 06:57:04 | 囲碁
 待ちに待ったIGOFESTIVAL2010が今週の月曜日(10/11祝)に六本木ヒルズアリーナで行われます。



 今年は過去一番の注目度だと思います。

 まず、万波佳奈先生が大変身した「碁的」が凄かったですね。
 ゆうちょで置かれることになり、より多くの人に手に取ってもらえたのではないでしょうか。

 さらに「週刊碁」でも事前告知を大きく載せていただいたようです。
 囲碁パラダイスでも梅沢由香里先生がゲスト出演し、告知していました。

 そしてイベント参加棋士に張栩棋聖の名があるのが凄いですね。時の第一人者であり、このようなイベント等にほとんど参加されないこともあって、レア度が激高です。
 張栩棋聖が最近研究している4路盤の問題が紹介されるようです。

 また、恒例の「妙花」が今年は13路盤で行われるというのが、張栩棋聖の参加と絶妙にリンクしていてグッドですね。
 張栩棋聖は13路盤の普及に力を入れていて、台湾では張栩杯と名が付く13路盤のプロ棋戦も出来ました。

 手筋の応酬の9路盤に比べ、13路盤の妙花は布石が少しある分、より初心者にも囲碁っぽさが分かりやすいかもしれませんし、解説会は囲碁の強い人も十分満喫できる位の濃さになると思います。

 楽しみですね~。棋士先生の羽織袴姿も楽しみです。


 私は9路盤スタジアムで勝利を得るため、「COSMI」で練習をしています。
 勝つ!

第35期名人戦決着!

2010-10-10 01:51:59 | 囲碁
 井山裕太名人に高尾紳路九段が挑戦していた第35期名人戦七番勝負は、井山名人が怒涛の四連勝で初防衛を果たしました。
 井山名人おめでとうございます。

 今期の名人戦は、井山名人と高尾九段の過去の対戦成績がよく話題に上がりました。
 七番勝負開幕前までで井山名人の8勝1敗と、トップ棋士同士にしては珍しく一方的なスコアだったからですが、七番勝負は通常の手合いとは別物ということで、どんな戦いになるのか注目が高かったですね。

 結果は井山名人が一気に4連勝してしまいました。
 相性が悪いと言ってもトップ同士、一方的なスコアになるほどの実力差があるとは思えませんし、シリーズ前の高尾九段は絶好調でしたので、この結果には驚きました。

 前期名人戦でもそうでしたが、七番勝負の井山名人は、検討陣の予想に無い好手を繰り出すことが度々ありました。
 高尾挑戦者が優勢と言われる局面があっても、予想外の好手で打開して結局最後には勝ってしまうので、実は高尾九段が優勢という見立て自体が誤りなのでは?と思えてしまいます。
 井山名人にはどこまで見えているのか、深すぎて誰もついていけていないのがカッコいいですね。

第4局での”予想外”

 左下の割り込みを打ったとき、検討室では感嘆の声が上がったそうです。


 右上のコウ替わりに右下の白が復活し、形勢やや苦しくなったところでの勝負手。プロでも見ていないところを見えているようです。難しくてよく分かりません。

 第4局での井山名人の妙手については、朝日新聞の囲碁ページでの林漢傑七段の解説が分かりやすいです。


 井山名人と高尾九段はまた直ぐに重要対局でぶつかります。
 11月に行われる棋聖戦挑戦者決定戦で、この二人が張栩棋聖への挑戦権をかけて戦います。ついでに大和証券杯ネット囲碁オープンでも次の準決勝であたります。
 高尾九段はいつまでも負けているわけには行きませんが、また張栩-井山の七番勝負が見たい気がします。
 

 井山名人、これからも勝って勝って勝ちまくり、世界戦でも勝ってください。

 囲碁の神様に説教される3人。

呉清源先生です。(asahi.com)