碁ロック

30過ぎて囲碁を覚えました。
初段を目指して修行中。

更新停滞、一括更新、長文注意です。

IGOAMIGOのチャリティーワークショップに行ってきました。

2011-03-30 16:45:41 | 囲碁
 久しぶりにIGOAMIGOワークショップに行ってきました。

 震災後、初回のワークショップで、参加費が全額寄付されるというチャリティーイベントでもありました。

 講師の先生は王唯任四段と長島梢恵初段です。
 棋譜の部分以外は通常のワークショップと変わらない形で行われました。

 開会時になんと、今度NHKで始まる「囲碁将棋フォーカス」という番組の司会を担当するキャスター福山知沙さんが挨拶をしました。

  「囲碁界にフォーカス、プロ棋士にフォーカス、囲碁ファンにフォーカス

 などと番宣をされていました。
 この日はそのまま、9路盤入門コースに参加していったようです。

 私の実戦は2勝1敗。
 内容はまあまあ打てていると思いました。
 棋譜は全く思い出せません。

 この日は2局、中国流や、いわゆる臨戦中国流の布石にたいして白を持ちましたが、対応がわからず判断に悩みました。

 
 こんな感じで白が小目に1間高でカカったんですが、2局ともケイマの受けからツケ・ハネ・ヒキ・ハイと進んで、私は白18と辺の黒の肩に打ちました。5の黒が一間寄っているときはその分狭く一間に打ちました。
 上図の二間の肩はいかにも薄くて悪そうでした。

 二人ともこう打ってきたので、この布石の場合の定石なのかと思いますが、白は足早に中央に逃げていれば不満ない形なんでしょうか。
 どうも2局とも、その後に左下と上辺が大きくなって行ってなんだか嫌でした。

 その後の進行を見ても、カカった立場からすればそんなに悪くないとは思いますが、「みんな勉強しているなあ」と関心しました。
 やはり級も上がってくれば、それなりに布石と連動した定石を覚えたりする必要も出てきますね。


 この間久しぶりに買った棋書(山下道吾本因坊のサイン本)をよく読んで、新たな力を身につけたいと思います。

棋士による東日本大震災チャリティー碁会に行ってきました。③

2011-03-29 07:00:00 | 囲碁
 嫁10級と望月研一七段の指導碁。

 
 【棋譜再生】

 なんども手直しを受けつつ終局まで付き合っていただき、黒に2目勝たせていただきました。

 プロの指導碁を受けたのは初めてでしたが、改めてプロ棋士のかっこ良さを実感しました。
 6面打ちで、こちらは次に先生が回ってくるまで散々考えているわけですが、先生は全てチラ見で即断しているわけで、長くても3秒と考えていない。
 もちろん高段者相手の3子とか2子局では考える場面も多いでしょうが、それでも次々と休みなく打っていかなくてはいけないんですね。
 だから先生は形を見て打っているのだと、ちょっとわかりました。
 アマが変な形を打てば、それを咎める当然の一手を打てば差が縮まっていくし、縮まらなければ、アマが「良く出来ました」ということなんですね。

 私は河野臨九段に指導碁を打ってもらったことを一生自慢して生きて行くわけですが、それでもちょっとづつ、次プロと打つときは7子とか、少しは上達していきたいと思いました。


 嫁が指導碁を打っているとき、公開対局では山下本因坊と河野九段が激闘を戦わせていました。
 白の山下本因坊が2手目で五の五!会場が大きく沸きました。
 対する河野九段は大高目(六の四)。
 もう気になって仕方ありませんでしたが、嫁の棋譜付けしながらチラチラ見ていただけなので、面白いところはほとんど見逃しました。

 この碁の棋譜が、週刊碁か碁ワールドで公開されるのを期待します。

 
 終局図

 
 検討中。
 万波二段が爆笑していますね。
  山下「下辺で潰されたかと思ったんですけど」
  万波「河野九段どうですか?」
  河野「私も潰したと思ったんですが、右辺で完全に潰されました。」
 なんてやりとりがありました。

 壮絶な潰し合いの派手な展開だった様でしたが、不思議と終局時には解説の松本七段と三谷七段の意見が割れるほどの接戦となっていました。

 会の最後は参加棋士が勢ぞろいし、代表して山下道吾本因坊が挨拶をしました。
 

 このような、プロ棋士ならではのチャリティーイベントは大変素晴らしいと思います。
 ファンは楽しむだけで、自然とチャリティーに参加したことにもなっています。
 棋士やスタッフは大変だったでしょうが、棋士自らが震災の被災者のために何かできないかと考え、急遽でも実行に移した行動力が素晴らしいと思います。

 私も、身近なチャリティーに参加するなど、出来ることを少しずつやっていければいいのだと思いました。

棋士による東日本大震災チャリティー碁会に行ってきました。②

2011-03-28 06:08:02 | 囲碁
 河野臨九段との9子局指導碁。

 まず終局図から。
 
 【棋譜再生】

 勝たさせていただきました~。
 河野九段やさしい。形を見せてくれるようなキレイな打ち方でした。

 指導碁が初めてで勝手がわからず、対局中、河野九段が突然話しかけてきたみたいでビックリ。
 「え?」と聞き直すと「ありません」でした。
 中押しで終局したんですが、河野九段は私の前を離れません。
 え、この後何があるの?とテンパリました。他の人が待ってるのにいつまでここに居るんだろなんて焦りました。

 終局したらその場で検討をしてもらえるんですね。わかりませんでした。
 序盤中盤終盤で、ちょっとずつお言葉をいただきました。
 
 検討中。

 序盤、左上の形を教わりました
 
 実戦の黒8では上図の1とハネ、周りが黒強いので3と継げるとのことでした。
 実戦ではハネたかったんですが、出切りが怖くて打てず、失敗しました。
 先生に、白4の出切りは上図の様に反撃があるので直ぐには打てないと教えていただきました。

 中盤、右上で2目取られて失敗したところ
 
 白を攻めたすぎて失敗でした。黒60に白は63と受けるものと勝手読みでした。
 図の下の方、黒46の肩から、50、52とハネついだのは良い手でしたと褒めていただきました。

 終盤、右上の打ち込み。
 難しい打ち込みで、先生でもちょっと考えるくらい難しいらしい。
 
 大損害でしたが、命にかかわらなかったのでまあまあだと思いました。

 他にも、左辺の弱い白を攻めつつ下辺模様を広げたところを褒めていただきました。
 本人は全然攻めれた感じはしなかったんですが。。。

 河野先生から、
   置き石はもっと少なくていいですネ。
   3級とはカラいですね。
 なんて言っていただきました。

 6面とも終局したあとで、河野先生と記念撮影もしていただきました。
 とっても幸せでした。

 
 指導碁風景。
 手前から、山下道吾本因坊、河野臨九段、椅子に座っているのが三谷哲也七段、一番奥が万波奈穂二段。
 指導碁は二回りあり、1回目は他に松本武久七段、万波佳奈四段、奥田あや二段、水間俊文七段でした。

 後半の部は、山下道吾本因坊と河野臨九段の公開対局と、指導碁の二回りめがあります。
 後半は嫁が3000円コースで応募し、私が棋譜取り係。
 ちょっと時間があったので腹ごしらえをしてきました。

 嫁は望月研一七段との指導碁が当たりました。

続く。

棋士による東日本大震災チャリティー碁会に行ってきました。①

2011-03-27 23:10:58 | 囲碁
 地震以来、ブログを書く気力がありませんでしたが、先日行われた棋士によるチャリティー碁会が大変素晴らしかったので紹介します。

 エレベーターで会場のある階に上がると、早速女流棋士の先生方が大勢で出迎えてくれました。
 万波佳奈、奈穂姉妹、奥田あや二段、長島梢恵初段。。。
 パラダイスの予感がします。

 受付脇ではサイン本が売っていました。
 嫁が買ったのは張栩の「コウの考え方」。。。難しい本です。
 ファンなのは分かるけど、10級のあんたが買ってどうすんの
 
 サイン。なんかおかしいですね。
 私が買った山下本、
 
 普通はこうでしょう。張栩棋聖のは揮毫がなくて名前だけでした。
 でもどれも、書きたてホヤホヤだそうです。

 開会式では山下道吾本因坊の立派な挨拶がありました。
 道吾本因坊は閉会式でも挨拶をしましたが、本当にしっかりしていてとても頼もしいです。

 指導碁を打つ棋士の他に、囲碁パラダイスの佐野さんと相川智華さん、聞き手でおなじみ稲葉さんなどが遊びに来ていました。

 会場は人でいっぱいです。
 主催の棋士も人が来るのか心配していたようですが、大盛況となりました。
 なんといってもプロ棋士が15名です。
 その辺に普通に本因坊がいるのでドキドキしました。

 指導碁は抽選のため、申し込みが必要です。
 
 道吾本因坊と河野臨九段は5000円コース、その他の棋士は3000円コース、別々に抽選でした。
 せっかくなので、5000円コースで申し込んでみました。

 抽選の結果、見事河野九段の一番最後に番号が呼ばれました~。

 ドキドキです。
 プロ棋士と一人で指導碁を受けるのは初めてです。

 そそくさと9子置いて、指導碁スタート!
 「碁バイルセンター」の棋譜記録機能で嫁に棋譜を取らせます。

 大盤の方では安藤和繁四段と中島美絵子二段の夫婦対決が行われています。
 張豊猷七段などがワイワイと楽しそうに解説しておりとても気になりましたが、盤上に集中しました。

続く。。。

ネット碁を再開してみました。

2011-03-08 22:20:14 | 囲碁
 最近はネット碁をほとんど打っていませんでしたが、久しぶりにKGSで打ってみました。

 KGSでは以前8k位で打っていたことがあるので、ちょっと上達したことにして7kでやってみました。
 直ぐに5k位まで上げる気満々だったんですが。。。

 早速2連敗です。

① 5kの人と2子局。
 
 【棋譜再生】

 黒の形が悪くて序盤から不満です。
 上辺の模様に入ってきた白を簡単に生かしてしまって甘かった気がします。

 
 でも黒200に手を抜いたこの形、黒から打てばどうなりますか。白は2眼の生きになるか?
 K17からやってみたい。

 150手辺り、中央を囲っても、ダメが詰まってコウにされ、左下を取られたのは大きな損でした。

 左辺は大石をもぎ取りましたが、下辺がいやな詰碁みたいになりました。
 

 結果は、この石が取られて、その後を考えているうちに時間が切れてしまいました。
 最期まで打てば黒も負けてない形勢だったかもしれません。。。


② 2局目は更に酷い大敗。互先の白番です。

 
 【棋譜再生】

 右上、2子取られてもう勝ちにくい形に。
 そのあとも色々白の形が悪く、流れが悪い。
 白170が無理で、中央の白が突破されて、白地がどこにもありません。

 最後、中央の大石を攻めて勝負しましたが、白182で183と打っておけば取れたかもしれません。
 しかし取っても上辺がガラガラになりそうで勝てる気がしません。
 形が悪いとあちこちボロついて強い攻めも出来ませんね。


 3局目にやっと勝利を得ましたが、上辺のこの形、
 
 白の駄目詰まりをとがめましたが、白6で8なら取れていました。
 取れる石をセキで生かしてしまうような軽率なヨミではダメですね。
 これも自分のダメを詰めて失敗しているということです。


◎今週は棋聖戦挑戦手合第6局。
 
 張棋聖が防衛を決めるか、井山名人が最終局まで持ち込むか、大一番です。

 棋聖戦第5局を嫌な形で逆転負けした井山名人は、先週行われた十段戦挑戦手合第1局で流れを引き戻したいところでしたが、張栩十段に完勝されてしまった感じでしたね。。

 NEC杯決勝も勝って、張栩棋聖は絶好調ですね。
 張-井山決戦では井山名人の妙手炸裂での勝ちを期待してしまいますが、流れは厳しい。

 井山名人には流れを跳ね除けて最終局まで激戦を見せて欲しいですね!