井山裕太名人に高尾紳路九段が挑戦していた第35期名人戦七番勝負は、井山名人が怒涛の四連勝で初防衛を果たしました。
井山名人おめでとうございます。
今期の名人戦は、井山名人と高尾九段の過去の対戦成績がよく話題に上がりました。
七番勝負開幕前までで井山名人の8勝1敗と、トップ棋士同士にしては珍しく一方的なスコアだったからですが、七番勝負は通常の手合いとは別物ということで、どんな戦いになるのか注目が高かったですね。
結果は井山名人が一気に4連勝してしまいました。
相性が悪いと言ってもトップ同士、一方的なスコアになるほどの実力差があるとは思えませんし、シリーズ前の高尾九段は絶好調でしたので、この結果には驚きました。
前期名人戦でもそうでしたが、七番勝負の井山名人は、検討陣の予想に無い好手を繰り出すことが度々ありました。
高尾挑戦者が優勢と言われる局面があっても、予想外の好手で打開して結局最後には勝ってしまうので、実は高尾九段が優勢という見立て自体が誤りなのでは?と思えてしまいます。
井山名人にはどこまで見えているのか、深すぎて誰もついていけていないのがカッコいいですね。
第4局での”予想外”
左下の割り込みを打ったとき、検討室では感嘆の声が上がったそうです。
右上のコウ替わりに右下の白が復活し、形勢やや苦しくなったところでの勝負手。プロでも見ていないところを見えているようです。難しくてよく分かりません。
第4局での井山名人の妙手については、朝日新聞の囲碁ページでの林漢傑七段の解説が分かりやすいです。
井山名人と高尾九段はまた直ぐに重要対局でぶつかります。
11月に行われる棋聖戦挑戦者決定戦で、この二人が張栩棋聖への挑戦権をかけて戦います。ついでに大和証券杯ネット囲碁オープンでも次の準決勝であたります。
高尾九段はいつまでも負けているわけには行きませんが、また張栩-井山の七番勝負が見たい気がします。
井山名人、これからも勝って勝って勝ちまくり、世界戦でも勝ってください。
囲碁の神様に説教される3人。
呉清源先生です。(asahi.com)
井山名人おめでとうございます。
今期の名人戦は、井山名人と高尾九段の過去の対戦成績がよく話題に上がりました。
七番勝負開幕前までで井山名人の8勝1敗と、トップ棋士同士にしては珍しく一方的なスコアだったからですが、七番勝負は通常の手合いとは別物ということで、どんな戦いになるのか注目が高かったですね。
結果は井山名人が一気に4連勝してしまいました。
相性が悪いと言ってもトップ同士、一方的なスコアになるほどの実力差があるとは思えませんし、シリーズ前の高尾九段は絶好調でしたので、この結果には驚きました。
前期名人戦でもそうでしたが、七番勝負の井山名人は、検討陣の予想に無い好手を繰り出すことが度々ありました。
高尾挑戦者が優勢と言われる局面があっても、予想外の好手で打開して結局最後には勝ってしまうので、実は高尾九段が優勢という見立て自体が誤りなのでは?と思えてしまいます。
井山名人にはどこまで見えているのか、深すぎて誰もついていけていないのがカッコいいですね。
第4局での”予想外”
左下の割り込みを打ったとき、検討室では感嘆の声が上がったそうです。
右上のコウ替わりに右下の白が復活し、形勢やや苦しくなったところでの勝負手。プロでも見ていないところを見えているようです。難しくてよく分かりません。
第4局での井山名人の妙手については、朝日新聞の囲碁ページでの林漢傑七段の解説が分かりやすいです。
井山名人と高尾九段はまた直ぐに重要対局でぶつかります。
11月に行われる棋聖戦挑戦者決定戦で、この二人が張栩棋聖への挑戦権をかけて戦います。ついでに大和証券杯ネット囲碁オープンでも次の準決勝であたります。
高尾九段はいつまでも負けているわけには行きませんが、また張栩-井山の七番勝負が見たい気がします。
井山名人、これからも勝って勝って勝ちまくり、世界戦でも勝ってください。
囲碁の神様に説教される3人。
呉清源先生です。(asahi.com)
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