碁ロック

30過ぎて囲碁を覚えました。
初段を目指して修行中。

更新停滞、一括更新、長文注意です。

注目対局がいっぱい。

2010-08-27 00:06:07 | 囲碁
 昨日は日本棋院の手合い日でした。注目対局がいっぱいありました。

◎ まず、第58期王座戦挑戦者決定戦。

 決勝まで勝ち上がったのは、前期王座戦の挑戦者だった山田規三生九段。そして若手の望月研一七段の二人。

 山田九段は今年は調子が悪いと言われていました。最近まで手合いの成績も芳しくありません。しかしさすがは元王座。王座戦との相性は抜群なようです。
 望月七段は挑戦者決定戦には初進出。準決勝では三谷哲也六段との若手対決を制し勝ち上がってきました。

 私は若手の望月七段に頑張って挑戦者になって欲しかったんですが、結果は山田規三生九段が貫禄を見せて黒番中押し勝ちし、2年連続の王座戦挑戦者となりました。


終局図

 去年は張栩王座に3タテで破れていますので、今期はリベンジに燃えていることでしょう。
 第58期王座戦挑戦手合5番勝負は10月21日に始まります。

 山田規三生九段おめでとうございます。


◎ 第29期女流本因坊戦の挑戦者決定戦も行われました。

 決勝は梅沢由香里五段と向井千瑛四段で争われました。どちらが勝っても女流本因坊戦では初の挑戦者となります。


終局図
 
 結果は向井千瑛四段の黒番中押し勝ちとなり、先の女流名人戦に引き続き謝依旻女流三冠との同期対決となりました。

 女流名人戦3番勝負では2-0のストレートで敗れ不本意な結果に終わりましたが、女流本因坊戦は5番勝負と長いので実力を出し切り白熱した戦いを見せて欲しいです。

 向井千瑛四段おめでとうございます。


◎ そして棋聖戦リーグも3局行われました。

 注目は絶好調の二人、山下道吾本因坊高尾紳路九段の2勝同士の直接対決です。
 この局に勝った方は3勝0敗となりリーグ優勝をグッと引き寄せます。

 私は山下ファンなので今回も山下道吾本因坊を応援していましたが。。。


終局図

 結果は高尾紳路九段の黒番中押し勝ちとなりました。
 
 これで山下本因坊は2勝1敗、高尾九段が3連勝となりました。
 リーグ内序列は前棋聖の山下本因坊が1位なので高尾九段が1敗でもすればまた山下優位となるのですが、残す2局、山下本因坊は依田紀基九段と河野臨九段が待っています。対する高尾九段は王銘エン九段と加藤充志八段。

 なんだか山下本因坊厳しい気がします。とりあえず残り2局勝ってください!

 他のリーグ戦はAリーグで依田九段が河野臨九段に勝ち、Bリーグで山城宏九段が柳時熏九段に勝っています。

 Bリーグでは山城宏九段が3連勝ですね!土付かずは山城九段だけ。
 山城九段はリーグ内序列は一番下ですから負けられません。2勝1敗で後を追う井山裕太名人との直接対決が残っていますのでまだまだ厳しい戦いですね。


 あしたは第35期碁聖戦五番勝負第5局が日本棋院で行われます!

 張栩碁聖が名誉碁聖の資格を得るか、坂井秀至七段が初の7大タイトルを獲得するか。
 大注目です。

碁ワールド9月号 トライアル100

2010-08-26 02:12:47 | 囲碁
 碁ワールドの特別企画、トライアル100に挑戦しました。

 布石、定石、手筋、死活、ヨセにジャンル分けされており、それぞれ20問。
 ジャンル毎に10分とか20分の時間制限が設けられているのでかなり厳しかったです。

 厳しいというか、布石(20問で10分)は時間内になんとか解きましたが、他のは全然終わりませんでした。手筋以降はABC選択式ではなくなってしまったので時間がかかってしまいました。
 ルール違反ではありますが、とりあえずの成績です。

 布石 18点
 定石 10点
 手筋 13点
 死活 12点
 ヨセ 11点

 合計 64点

 相変わらず成績に偏りがあります。
 選択式の布石、定石でもっと点を取りたかったですが、定石の20問なんて私が知っているのは一つもなかったです。星の定石自体殆ど無いですよね多分。2問くらいかな。

 布石と定石って序盤戦の両輪のハズなのに、この成績の差は。
 定石もうすこし覚えないとダメってことですね。序盤で変な碁になってしまう事が多いのもそのせいか。
 
 その100問の最後に載っていた鈴木歩五段からの上達アドバイスでは、やはり詰碁をやんなさい、しかも基本的なやつを何回もやりなさいと言われていました。
 そしておすすめブックとして、基本死活虎の巻が紹介されていました。

 以前から基本死活の教科書として良い評判を耳にしていたこともあり、買ってしまいました。
 詰碁を好きになれたらいいなあ。


◎ 問題集での棋力認定の結果が良くてもなんか虚しいのは、実戦では低い級でも負けちゃうからですね。

 【棋譜再生】

 東洋での負け碁ですが、私が2子で教えてもらった碁です。
 でも2子おく上手でも内心はやっつけるつもりで打ってます。欲張ってます。


 これが何も考えないで打っている手ですね。優勢なので気を抜いています。
 ハネずにサガれば取れていたのでは?

 この後もおかしい。打つ手が裏目。この大石を死んでいるようではガッカリです。

 勉強勉強。虎の巻読んで強くなります。

詰碁っぽい。

2010-08-23 02:30:54 | 囲碁
 私の実戦で出来た形です。とっても簡単ですが詰碁みたいになっています。


 白は上辺がピンチです。生きるためにはツギ方を考えなければならない。

 実戦は上にカケ継いでしまったので、急所に打たれ死んでしまいました。

 花六っていうやつですね。

 生きるためにはこの黒205の位置で掛け継いでおけばいいと思います。この手が一番自然だからほとんど間違えないかな。
 カタツギとか他の場所だと多分ダメだと思うけどよく分かりません。

 これは黒が私なんですが、当然読んで打ったわけではありません。
 まんまと右上で白に生きられたんですが、1線(N19)に石が来たのでヨセのつもりで打っていたらこんな形になったので、「なか手っぽい」と気づいたのでした。

 こんな上手く行くことは殆ど無いですね。
 相変わらず東洋では負けてます。

 【棋譜再生】

本因坊「道吾(どうわ)」誕生!

2010-08-20 23:52:12 | 囲碁
 先の第65期本因坊戦七番勝負を4勝1敗で勝利し、初の本因坊位に就いた山下敬吾新本因坊の就位式が本日行われ、注目の「号」が発表されました。毎日jpの記事

 本因坊「道吾」

 「どうご」じゃなくって「どうわ」と読ませるそうです。

 道敬じゃなかったですね。
 北海道出身、さらに四世本因坊道策が好きということで「道」の字と、敬吾の「吾」の字ですね。
 読み方を「どうわ」にしたのがミソですね。どうごでもアリですけど、「どうわ」だと更に有りそうですね。吾は「あ」と読めますから、「どうわ」も自然ですね。

 WIKIで調べると、過去の本因坊や他の家元で「吾」の字が使われたことは無いようですね。「和(わ)」の字も意外に少なく、十二世本因坊丈和十四世秀和くらいです。


 本因坊道吾には是非五連覇して二六世本因坊になってほしいですね。その間には張栩棋聖を何度か退けないといけないんでしょうけど、頑張って欲しいです。

第35期碁聖戦五番勝負第4局結果(と、鈴木伸二二段)

2010-08-20 00:25:16 | 囲碁
 今日行われた碁聖戦五番勝負第4局で、挑戦者の坂井秀至七段が286手で白番3目半勝ちし、今棋戦の通算成績を2勝2敗のタイに戻しました。
 坂井挑戦者凄いですね。四冠保持の張栩碁聖に五分の勝負をしています。

 今回の五番勝負はこれまで全て白番が勝利しています。戦前は両対局者とも黒番得意と言われていましたが、珍しい結果なんでしょうか。
 これで最終5局目、握り直しの結果にも注目が集まりますね。

 生中継では全て通しでは見れませんでしたが、両対局者とも着手が早く、白番の坂井挑戦者がバランスよく実利を取り、張栩碁聖が中央に厚みを持つ展開でした。
 坂井挑戦者が下辺をシノギながら中央黒の地の拡大を防ぎ、鋭いヨセ勝負で見事に勝利しました。

終局図


 坂井挑戦者見事にシリーズを盛り上げていますね!
 細かな計算やヨセなどで張栩碁聖と互角にわたり合っています。
 戦前はやはり、張栩碁聖相手ではあっさり終わってしまうような気がしていましたが、凄いですね。張栩碁聖にヤラれ続けた関西棋院勢としての意地でしょうか。

 このままの勢いで是非タイトル奪取して欲しいですね。そして戦国時代に突入です。
 

◎ 今日行われた他の対局のなかで注目していたのは、19歳、二段にして本因坊戦リーグ入りまであと1勝としていた鈴木伸二二段です。

 最終予選決勝の相手は小林覚九段。51歳、元棋聖のベテランガングロ棋士です。
 さとる先生も超強敵ですが、鈴木二段はここまで勝ち上がる間に、溝上知親八段や趙治勲二十五世本因坊など強豪を倒してきています。他の棋戦でも高段者に勝ちまくっています。

 勝てばリーグ入りし、同時に規定により七段まで過去最高の飛び段を果たすとあって、注目されていました。

 果たしてその結果は。
 調べましたが、日本棋院のホームページは情報が遅くて困りますね。作業中なのか夜中は開けないことも多いです。

 週刊碁の小瀬村さんのツイッターでの情報によると、小林覚九段が勝利したようですね。
 鈴木二段ざんねん。でも今後も期待の若手ですね。
 小林覚先生はリーグに復帰ですね。おめでとうございます。

川越本因坊で勉強。

2010-08-15 00:32:05 | 囲碁
 お盆休みもダラダラしてると直ぐ終わってしまうので、今日は碁会所に行ってきました。

 今日は指導碁含んで4局。
 
 9子で教えてもらった指導碁は、置き石を利用して固く打ち進めたつもりでしたが、また隅でやらかしてしまい全部取られてダメでした。
 でもいろいろ変な手を指摘してもらえたので勉強になりました。こういう指導を強い人にしてもらいたかったんです。

 今日の教訓は、三三に入られて困るなら守っとけ、ですかね。
 うわ手の人は三三に入ってちゃんと殺せるか試していたと思うんですが、まんまと生きられ自分が死にました。。。やはり基本死活ですか。


 ちゃんと憶えていないんですが、隅が死んだ時の形です。
 私の星の石から、F17の小ゲイマとC15のコスミを打ってあり、さらに左辺にスベリまであったんですが、B16ノゾキから入られて対応が悪く相手が生きてしまいました。
 C19に白が来る前の場面で、A15にサガリが先手になり黒も生きることが出来たはずでしたが、急所を逃し死んでしまいました。しかもこの黒が死んでいるのに私は気づいていませんでした。。。
 やれやれですね。

 また今日は珍しく私よりした手の人が来ており、2局打ちました。
 囲碁を覚えて1年のおじさんで、職場の友達と囲碁を始めたようです。

 いくつになっても始められるし、続けられるのが囲碁のいいところですよね。

基本死活を覚えたい。

2010-08-14 00:35:14 | 囲碁
 死活と詰碁はおんなじ事ではなかったんですね。知りませんでした。

 今年始めたブログを絶賛放置中の依田紀基九段ですが、同じく今年始めた囲碁サロン「依田塾」のホームページ上には「塾長の言いたい放題」というコーナーがあって、既に100件の記事があります。

 その最新投稿で、基本死活を覚えることが上達の近道と言っていました。死活と詰碁の意味の違いを知らなかった私は目からウロコが落ちました。

 基本死活は「覚えれば」いいそうで。私は詰碁が苦手ですが、なんか光明がさしたような気がしました。

 で、基本死活って何?と思いましたが、死活にはいくつかの「型」があるそうで、その型を覚えれば詰碁や攻め合い力がグンとアップする気がします。
 私の持っている本の中では多分「ひと目の詰碁」を何回もやればいいんじゃないかと思うんですが、新しい本がまた欲しくなってきました。
  
 本ばかり溜まってしまって読みきれませんね。。。


◎ また負け碁の愚痴ですが、東洋ではとうとう14級に落ちました。

 今日やっと東洋で10勝目をあげましたが、既に40敗ですけどね。はは。

 でも負けるといじけるけど、同じ失敗を繰り返さないように反省をするので、徐々に内容は良くなっている気がします。
 相手も14級だからそう感じるのかな。

 いくら負けても勉強のうちと思って精進したい。級は下がっているけど棋力は下がっていないと信じたいです。

囲碁パラの山下敬吾本因坊

2010-08-12 07:39:20 | 囲碁
 今週の囲碁パラ山下敬吾本因坊がゲストに来ていました。

 去年末からの山張17番勝負の話や世界戦の話、本因坊戦の話など、にこやかにいっぱいしゃべってくれました。
 棋聖位失冠の話から辛い話題が三つ(十段戦、世界戦)も続きましたが、丁寧に答えていました。
 棋聖戦での張栩現棋聖の石の位を意識した手(高目など)は予想外で、「研究や対策の面で遅れをとったのかもしれません」と言っていました。

 十段戦では「棋聖位失冠のショックを引きずった」と言っていたのは少し意外。しかしその後も各棋戦で勝ちまくり本因坊位を奪取した精神力は素晴らしいですね。
 囲碁パラ司会の佐野さんが「打たれ強さの秘訣は」と尋ねると、「自分では人一倍繊細なつもりなんですが。。」などとお茶目なことを言っていました。

 気になるのは本因坊位の「号」ですが、以前もインタビューで言っていましたが「道策先生が好きなので「道」の字をつけた号を決めてある。」とのことで、やはり本因坊就位式で発表するようです。

 もうほとんど「本因坊道敬」で決まりですかね。字面がしっくり来る感じですし。ちょっと「道警」みたいですけど。

 「道」の字をつける本因坊はWikiで調べますと、三世道悦、四世道策、四世跡目道的、五世道知の四人しかいないんですね。圧倒的に「秀」の字が人気です。
 約300年振りってことですね。あ、まだ二十六世というわけではないか。

 故加藤正夫九段の「劍正」がカッコいいですね。殺し屋っぽいです。
 山下本因坊は剛腕とかフルスイングですから、「敬剛」とか考えましたが、ちょっとダジャレっぽいからカッコ悪いですね。

 就位式が楽しみです。

今日もやってしまいました。。。連敗。

2010-08-11 00:51:49 | 囲碁
 う~ん。忌々しい東洋囲碁め。

 悔しいので最近は東洋囲碁でしか打っていませんが、全く勝てなくなりました。

 今日は9連敗。13級まで落ちました。一局のうちにポカが必ず出るんですねえ。それはもうポカとは言わないか。

 勝った碁も12級の人に先で3目半なので全く勝った気がしませんが、明日の仕事に障るのでもう止めておきます。

 あまり勝てないとイジケますね。
 でも他のネット碁で打つのも怖いです。
 今はKGSの9kとかで勝てる気がしないです。

 負けた碁をまた載せてみましょう。途中まで勝っていた(と思われる)碁です。

 【棋譜再生】

 
 変なところは本当にいっぱいあるでしょうが、165、175,177などが右上の死活のミスなんでしょうか。攻め合い勝ちで黒勝ち、セキ生きでもまだ細かいのかな。

 隅の戦いですぐダメになってしまう碁が多いんですよね。。。
 ごちゃごちゃした戦いになっちゃうし。。。

IGOAMIGOに行きました。

2010-08-08 07:11:27 | 囲碁
 昨日は囲碁アミーゴでした。

 今回のプロ棋士は万波佳奈四段と竹清勇四段でした。

 竹清四段は初めての登場でしょうか。普段は横浜のスターナインで若者向けの講座をやっているようです。
 それにしても竹清四段はいつからスキンヘッドにしたんでしょうか。顔は知っていたのですが最初は誰だか全く分かりませんでした。

 私の19路実践は3局打って1勝2敗。。。
 ボロ負けでも無かったし、敗因がなんとなく分かっているのでまあまあでしょうか。
 ホントはズバッと勝ちたいんですけどね。欲にまみれて上手くいきません。


◎ 帰りは棋院2階の売店で本を購入。
 
 一つは結城聡NHK杯が監修の第57回NHK杯「勝敗を分けた次の一手

 前期優勝者の結城九段がのNHK杯の実戦譜から次の一手形式で問題にしています。巻末には全対局の棋譜もコメント付きで載っていますし、装丁も綺麗な本です。
 そして値段も945円とお安い。囲碁本は高額なものが多いのでこの値段でもとてもお買い得に感じますね。

 もう1冊は、朝日新聞が出している「第34期囲碁名人戦全記録
 
 井山新名人が誕生した前期名人戦の7番勝負とリーグ戦全局を収めた本ですが、なんとこれが500円ワゴンセールで売られていました!
 もともとは2700円もする本で、欲しかったけど止めた経緯がありました。

 もうすぐ今期の七番勝負も始まるので在庫処分なんでしょうが、記憶に新しい前期の本が500円とは。
 ほかにも30期辺りからの同シリーズや、数年前の棋聖戦(山下×小林覚戦)の本なども500円で売られていました。

 棋院の売店はたまに特売をやっているのが見逃せませんよね。

 以前は対局時計(アナログ)が100円で売られていたのを買いました。ほぼ新品です。
 なぜ100円なのか、それは押しても時計が上手く切り替わらないことがあるからで、確かにこのままでは使い物になりません。
 でも分解して調べたら自力で簡単に直せました。

 いまは家で嫁との対局時にたまに使っています。