井山裕太十段、おめでとうございます。

　張栩十段に井山名人が挑戦していた、第４９期十段戦挑戦手合は第５局を黒番の井山名人が中押し勝ちし、十段位を奪取しました。

　凄かったですね。井山名人。

　年初めに両者で争われた棋聖戦七番勝負では、井山名人が優勢・勝勢な碁を逆転されての負けが続いて、相当こたえたと思いますが、同時進行の十段戦で雪辱を果たすとはお見事です。

　失礼ながら、予想外でした。
　常に井山勝利を期待してはいましたが、壮絶な棋聖戦を戦い終わった直後だし、その負け方もあって迷いや弱気で張十段への苦手意識が出てしまうかなと思ったので、張十段有利と見ていました。
　棋聖戦敗退直後の第４局でよく踏みとどまりましたね。その精神力が素晴らしいですね。

　
　【棋譜再生】
　第５局も難しすぎてよくわからなかったですが、コウが絡む激戦でした。

　張－井山の１２番勝負も張棋聖の６勝５敗、タイトルも１－１と分けあってほぼ五分で一旦決着ですね。


◎　そして、５月に入ると、第６６期本因坊戦挑戦手合が始まります。

　今期は２連覇を目指す山下道吾本因坊に、前期本因坊位を奪われたばかりの羽根直樹九段がリベンジマッチを挑みます。

　本因坊リーグをトップを譲らず駆け抜けた羽根九段は、現在絶好調。
　他の棋戦でも勝ちまくっています。
　名人リーグではトップ集団に位置し、碁聖戦本戦では挑戦者決定戦に進出を決めています。

　対する山下本因坊もずっと好調を維持しています。
　しかし、先日行われた碁聖戦本戦では林子淵七段に敗れ、羽根九段と本因坊戦の前哨戦となるはずだった挑戦者決定戦には進めませんでした。
　一回負けただけですが、四天王や井山名人以外の棋士に敗れると、不調なんじゃないかと心配になります。


　山下本因坊は羽根九段とは対戦成績も大きく勝ち越し、張棋聖が勝ち上がってくるよりはずっと防衛に期待がもてます。
　しかし、前期は羽根九段の調子もいまいちでしたが今期は絶好調だし、そう簡単には行かなそうです。
　激戦が期待できるでしょう。

　前期本因坊戦は、観に行った第５局の秩父で決着し、とても嬉しかったです。
　今期も仕事の夏休みを使って観に行くことに決めました。

　第４局石川決戦、対局が行われる法師に宿を取り、山下本因坊の応援に行ってきます。
　山下本因坊の大勝利に期待します。

手荒れがひどくて。。。

　囲碁の「手」が荒れて困っています。

　インターネットでの碁を再開したんですが、連敗連敗、なんだか道に迷っているようです。

　ネット碁のKGSでは、登録したはじめは[6K?]というように「？」がついて級が確定していません。
　６ｋ？から始めて、はじめは連勝、４ｋ？→２ｋ？→１ｄ？とハテナがついたまま進級していきました。
　１ｄ？で負けて１ｋ？に、そしてそこで勝ったら「１ｄ」となり、ハテナが取れました。

　１ｄとは出来すぎと思っていましたが、やはりそこから連敗が始まりました。
　はじめの数局は惜しい負け、そしていつもの朝まで負けパターンに入りました。。。

　不思議と負け続けている間、考慮時間はどんどん減っていきます。早打ち、そして早投了。
　自分でも雑すぎる碁を打っているのは分かっているんですが。。。
　頭に血が上るといいこと無しですね。

　１勝するまで止められず、８連敗（１勝）１２連敗（１勝）と２晩続いて、いまや５ｋとなりました。
　内容はお見せ出来ません。。。ひどい碁です。

　５ｋでも前よりはちょっと進級してるんでいいかな、と自分を慰めつつ。

　今はちょっと打つのを控えています。心の修行が必要なようですね。。。

　布石から見直すために、棋院に行った時に本因坊秀芳の新刊を買いました。
　

　棋院に行った目的は、５月８日のチャリティーイベントの指導碁チケットを買うためでした。
　折角なのでタイトルクラス棋士の指導碁（７８００円）で夫婦二人分注文しました。
　ヘボなのに勿体無いかもしれませんが。。。

　思えば先日のチャリティー碁会で河野臨九段と打ったとき辺りが一番自信を持って打っていたなあ。
　今はどこを打てばいいかさっぱりわからない。。。

　ネット碁での乱れは実戦で修正したい。
　明日はIGOAMIGOで打ってきます。

桜の名所、川越本因坊

　桜が満開です。

　川越の桜まつりは震災の影響もあり、今年は中止となりました。
　４月９日に予定されていた、川越囲碁まつりも中止となりました。

　やむを得ないことだと思います。
　先日のようなチャリティー碁会という形に変更して実施、という訳にはいきませんでした。

　４月９日、桜が満開の中、川越本因坊へ行ってきました。



　奥に「碁」の看板が見えるでしょうか。
　


　川越本因坊はこんなロケーションにあります。
　高校の正門前の桜並木の中にあるんです。

　当日は強風が吹いていましたが、気候がよければ外に机を出して囲碁をやりたいくらいです。
　川越本因坊の花見囲碁会というのもあったら面白いと思いました。

　囲碁の方は、３子局と２子局、２名の上手の方と３局づつ教えてもらい、３勝３敗でした。

　負ける碁は大石を取られて投了、といういつものパターンでした。
　上手と取り合いするのは得策ではないとも思いますが、戦っている時が一番楽しいですね。