米のきのした 大阪河内長野の米屋の嫁ブログ

大阪 河内長野市北青葉台にある米屋の嫁です。

この炊飯器の使い方あってる?

2012年02月16日 | 米屋業
先日、お客様から質問されました。



「うちでは、朝ごはんで残ったご飯は、炊飯器に入れて電源を切っておくの。

お昼前に保温のスイッチを入れて、炊飯器で温めてから食べるのよ。これって、間違ってるかしら?





間違っては無いとは思います。目的の「温かいご飯を食べる事」ができているのですから。



でも、炊飯器は、炊飯の機械であって、温めなおす機械ではないですよ~


炊飯器は、炊きあがった時点で約100度まで温度が上がっています。
保温時は70度を保っているんです。


温度が高すぎると、お米の酸化が進み、黄ばみの原因にもなりますし、
温度が低すぎると腐敗・臭いの原因にもなります。
炊き上がって、底からかき混ぜて水分をある程度飛ばした状態で、
炊飯器の中で温度が下がることでおきる温度差で、水滴が内釜をつたい底へと広がり
全体がベットリした状態になります。



そこで、保温をのスイッチを入れお米が温まっても、その水分を飛ばすことは出来ません。
むしろ、ズルズルになるでしょう

お昼に残りを食べるのなら、保温は切らずそのままにしておくか、

別の容器に入れなおし、違う方法で温めなおす方が美味しく食べていただけますよ





ちなみに、我が家では残りご飯を美味しく食べるには長谷園の「陶珍」
http://www.igamono.co.jp/index.html
をオススメしています





タッパに入れてレンジでチンすると、周りが水滴でベタベタになりますよね。

余分な水分を「陶珍」が吸ってくれるんで、ふっくら美味しくご飯を楽しめるんです♪



伊賀の土は気孔が多いのが特徴で、
容器に吸水させた水分が蒸気化し、ご飯を温め直すと
べたつく事なく、ふっくらアツアツの美味しいご飯ができるんです。

炊きたてを入れておくと、おひつ代わりにもなりますし、

残りご飯を入れておいて、後で食べるときにレンジでチンすると、

また美味しく楽しめます。

しかも、伊賀焼きの陶器なのでそのまま出せますしね。ふふふ


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