ふだんより冷静で念入りな自己評価を行い、自分の実力、会社の経営力を正しくつかみたい。誤った評価が破綻を招くのである。自社の強みや弱みを冷静に分析し、改善すべき点を明確にする。
なんとしてもこの困難を突破するのだという強い執念と勇気が、思いがけない大きな力を生み出す。不況を発展に変える原動力は烈々たる気迫である。
◎ 今後の目標(ビジョン)があればお聞かせください。本支援で得た知識・ノウハウを踏まえ、デジタルマーケティングでどのように取り組んでいきたいですか?
⇒ワークショップ内のコスメティング 🄬 セミナーでコーチングしていきたい。例えば、これまでは、「パーソナルで化粧品を作ろう」という方針であったが、これに加えて「チームで化粧品を作ろう」とし、顧客ターゲットを拡張した。チームとして取り組むことで、実益だけでなく、チームビルディングの大切さや重要さを社内で共有することもできる。また、製造過程を動画でまとめたり、実際に作った化粧品をちょっとした手土産としたり薬事の許可を取れば販売することもできます。顧客にとっても取引先企業に対する信用・広報・宣伝にも役立てられる。
◎ アドバイザーの助言や提案で、印象に残っていることがあれば教えてください。
⇒ブログやSNSの記事の文章に「ぜひお買い求めください」「一緒に化粧品を作りましょう」といった最後の一押しを加える。強気な文章がお問い合わせにつながるということ。
◎デジタルマーケティングにより、当初の課題は解決できる方向ですか。
特に大きな成果が出ている取り組みはありますか。
⇒会社移転に伴い、本腰を入れてデジタルマーケティングに注力できるのはもうしばらく先になる見通しなのが現状。既存事業が落ち着いた段階で、新規顧客獲得に向けて努力したい。そのために、何をどうするか解決策をまとめておくことまでは進めておきたい。現在までの成果としては、ブログ、SNSへのアクセス数がアップしている。
◎特に力を入れた取り組みを教えてください。
(WEBサイト、ブログ、SNS、動画など)
⇒毎日発信しているブログ、SNS。「ありきたり」なテーマの記事・文章ではなく、使用する語彙、構成などに毎日こだわりながら独創性のあるものになるよう、現在も努めている。
◎どのような目標(社内体制を含む)に向かって、現時点ではどのくらいの取り組み度合いだと考えますか。
⇒まずは課題の洗い出しと共有である。一人ひとりが「自分のこと」として課
題を捉え、どういった解決策が考えられるか模索しているところである。
◎デジタルマーケティングに取り組まれ、どのような印象を持ちましたか。施策を継続することの困難さを実感したなど、申請前に抱いていたイメージと異なる点はありますか。
⇒限られた時間と人材の中で、ブログ、SNS、YouTubeの動画配信などといったタスクが多く、時間も労力もかかっているのが現在も難点である。
このデジタルマーケティング支援を通じて、「難しい」と感じるデジタルマーケティングでも、わかりやすい解説によって読者も楽しめると良いと感じています。
支援計画(ロードマップシート)の作成、取り組みのプロセス、アドバイザーとのやり取りを具体的に教えてください。
→例えば、ブログやSNSであればアクセス数の確認や流行のリサーチを行い、今後の記事作成に役立てるようにしている。また、項目ごと(組織人材、設備、財務など)からやるべき事柄に優先順位をつけて月ごとに活動計画を決め、実行に移すことを行いました。このことによってタスクの整理ができ、そのタスクの達成のために、個々ではなく、会社として取り組めています。
→コスメティング 🄬専用のHPを開設し、現在のHPと区別をしていくことに方針転換している。また、仕事の効率化や売上増、コスト削減にもつながる働く環境の整備を進めていく。
◎ その課題に対し、デジタルマーケティングでどのように解決できると考えましたか。応募の際に考えていた今回の取り組みにおける目標(ゴール)をお聞かせください。
→最低でも月に●件、お問い合わせからお見積りまでにつなげたい。具体的な数値目標としては、¥●●/月の売上を目標としたい。
◎デジタルマーケティングに取り組むに当たり、初回の支援ではアドバイザーにどのような課題・お悩みを相談されましたか。可能でしたら具体的にお願いします。
→1つ目は、HPの運営の工夫。コンテンツの煩雑で情報量が過多、且つ整理整頓されていないことに加えて、商品ラインナップの充実と購入までの流れの工夫。
2つ目はSNSの方向性が定まっていないこと。何に重点を置き、何を宣伝したいかを明確にしたいこと。
◎ご相談した内容に対し、アドバイザーからの助言、提案等はどのようなものでしたか?
→やるべき事柄が過多のため、優先順位をつけるなどして事柄の整理をすることから始めること。
▲デジタル化なんて無理?中小企業でもできるDXの第一歩
【東京都で評価されたコスメOEM企業が語るDXへの挑戦】
おはようございます。いつもお読みいただきありがとうございます。創業1958年の株式会社ローザ特殊化粧料(rosa603special)は、東京都で基礎化粧品の一貫製造を行っています。私は責任技術者の角屋由華でございます。
今週は、ローザのDXについてをアップします。
なかなか一人では頑張り切れないので、昨年、東京都中小企業振興公社が社が都内中小企業の営業やマーケティングにおけるデータやデジタル技術の活用とDXへの取り組みをサポートする支援を受けました。1年目が終わって取材を受けましたので、全文を順次載せていきます。2日目は、なぜ支援を受けようと思ったのかをアップいたします。
◎公社のハンズオン支援に申請した動機を教えてください。
→2019年度、東京都の『世界発信コンペティション』にて世界で一番小さな
OEM「コスメティング ®」がサービス部門の特別賞、女性活躍推進知事特別賞をW受賞することができたが、それ以降大幅な売り上げ増につながっていないことが申請した主な動機である。
◎デジタルマーケティング・営業のDXサポート事業に申請した背景には、どのような課題(ノウハウだけでは解決できない)に直面し、なぜデジタルマーケティングの必要性を感じたのかをお聞かせください。
→デジタルマーケティングにおいて欠かせないSEO対策について、どのような方策が効果的か、また、様々なことが毎日進化していく中でその時々の最先端のノウハウの入手が活発でないことが課題。デジタルマーケティングでは個々のニーズに応じた商品・サービスが求められる。デジタルマーケティングを行うことで、消費者自らのニーズに合った商品やサービスに出会うことができ、弊社としても新たな顧客獲得に大きくつながっていくと考えている。
▲東京都で評価されたコスメOEM企業が語るDXへの挑戦
(1) ローザの主力事業について
1958年創業、1982年に法人設立した基礎化粧品(洗顔・化粧水・ジェル・パック・香水・入浴剤・歯磨き粉等)の化粧品及び医薬部外品の製造業。OEMを中心としており、自社製造との対比は9:1の割合で、東京都多摩地域を中心に地域資源を活用した化粧品作りにも取り組んでいる。
◎現在、マーケットを取り巻く環境など
ローザはB to Bビジネスの前者の「B」、すなわち製造を請け負う会社であるので、コロナ前から多くの企業様から多くのOEM受注があったが、今般の新型コロナウイルス流行に伴って消費者のニーズが変化し、withコロナ・ポストコロナのニーズに合った商品の受注が増えている。また、弊社ではお客様参加型化粧品製造「コスメティング ®サービス」という化粧品専門家による化粧品学についてのセミナーや、一般消費者に向けた化粧品づくりの個別型有料セミナーであるパーソナルカスタムレッスン、試作開発の相談などを交えながら、一般消費者や個人事業主自らがオリジナルの化粧品を作ることができるサービスを展開している。顧客ターゲットの1つである美容室を挙げると、美容室の店舗数は年々増加、また自宅で開くエステサロンやパーソナルジムといった店舗も増加している。顧客一人一人のニーズに対して、パーソナライズやカスタマイズ可能なサービスが求められていることが背景にある。一方で顧客数が一定している中で個人事業主の店舗が増えているため、店舗ごとの差別化や顧客の囲い込みが難しくなっている。
明日は、この支援をお願いした動機などについてです。お楽しみに
▲ローザのDX戦略と化粧品業界の新たな潮流
- AIやデータ分析を活用することで、膨大な研究データを効率的に分析し、最適な成分や処方を迅速に特定できます。
- これにより、従来よりも短期間で高品質な化粧品を開発することが可能になり、市場投入までの時間を短縮できます。
- IoTやAIを活用することで、製造工程をリアルタイムで監視・分析し、異常を早期に発見・対応できます。
- これにより、生産効率の向上、歩留まりの改善、品質の安定化につながります。
- 顧客データを分析することで、顧客のニーズや嗜好をより深く理解し、ニーズに合致した製品やサービスを開発・提供できます。
- また、顧客とのコミュニケーションをオンライン化することで、より迅速かつ効率的な顧客対応が可能になります。
- 業務をデジタル化することで、紙の使用量や事務作業時間を削減できます。
- また、AIやRPAを活用することで、単純作業を自動化し、人材をより付加価値の高い業務に集中させることができます。
- テレワークやリモートアクセスを導入することで、時間や場所に縛られない柔軟な働き方が可能になります。
- また、業務のデジタル化により、ペーパーレス化やワークフローの効率化が進み、従業員の負担軽減につながります。
- データ分析やAIを活用することで、新たな顧客ニーズや市場機会を発見し、新規事業の創出に役立てることができます。
- また、デジタル技術を活用することで、新たなビジネスモデルを構築することも可能になります。
- DXを進めることで、化粧品開発の効率化、製造現場の効率化、顧客満足度の向上、業務効率の向上、コスト削減、働き方改革、新規事業の創出など、様々なメリットを得ることができます。
- これらのメリットにより、競争力を強化し、市場での優位性を確立することができます。
- AIを活用した成分の組み合わせ予測
- 3Dプリンターによる試作品作成
- バーチャルリアリティによる製品テスト
- オンラインによる顧客とのコミュニケーション
- 製造工程の自動化
- データ分析に基づいたマーケティング
- テレワークの導入
- 化粧品製造業のDXとは?問題解決のポイントを解説: https://fabeee.co.jp/column/dx/cosmetics-manufacturing-industry-dx-assignment/
- DX(デジタルトランスフォーメーション)技術が変える製造業の化粧品生産の効率化と品質向上を解説: https://fabeee.co.jp/column/dx/how_change_cosmetics_manufacturing/
- 化粧品製造業のDXにおける新規事業開発の成功ポイント: https://fabeee.co.jp/column/dx/cosmetics-manufacturing-industry-dx-new-business-development/
- 化粧品製造業のDXと業務プロセス最適化を分かりやすく解説: https://fabeee.co.jp/column/dx/cosmetics-manufacturing-industry-dx-process/
- 中小企業の化粧品製造業におけるDXとは?事例や実施のポイントを解説: [無効な URL を削除しました]
▲ローザもDXで未来創造
保有しているライセンス
当社は、東京都から以下の4つのライセンスを取得しております。
- 化粧品製造業
- 化粧品製造販売業
- 医薬部外品製造業
- 医薬部外品製造販売業
一般的なスキンケア用品は、「薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)」により、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のいずれかに分類されます。各分類には効果・効能の範囲が明確に定められています。
医薬品について
「医薬品」は、病気の治療を目的とした薬で、厚生労働省が有効成分の効果を認めたものです。スキンケアにおいては、医師が処方するものや市販の市販薬(OTC医薬品)があります。
医薬部外品について
「医薬部外品」は、厚生労働省が許可した効果・効能のある成分を一定の濃度で含む製品で、「防止・衛生」を目的としています。肌荒れやにきびの防止、日焼けによるシミ・ソバカスの防止、皮膚の殺菌などに効果があります。
化粧品について
「化粧品」は、医薬部外品よりも効能・効果が緩和され、清潔にし、美化し、魅力を増すなどの目的で使用されます。しっとり感や潤いを提供することが主な目的です。
ライセンスについて
化粧品製造業許可は、製造のための許可であり、製造販売業許可は、国内市場に製品を出荷し販売するための許可です。以前の輸入販売業許可については、現在の規制に置き換わりました。
ご不明点や質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
▲ローザの保有ライセンスについて
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新住所は、〒203-0054 東京都東久留米市中央町1-1-48
℡:042-420-6385 Fax:042-420-6387
メールは従来通り送受信できます。ご不便・ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
ご来社は、西武池袋線東久留米駅より徒歩10分です。
▲株式会社ローザ特殊化粧料から移転のお知らせ
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- 多様な人材が活躍できる社内環境の整備・構築
- 仕事と家庭生活を統合し、公私双方向で高め合う考え方の浸透・定着
- 多様な地域における地産地消モデルによる地域創生事業
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