心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

秋葉原無差別殺人・加藤智大の心の闇をカウンセリング(書き込み編)

2008-07-04 12:13:42 | 心の闇と重大事件
加藤智大の携帯サイト書き込みをできるだけ詳細にピックアップして

分析していたら

すっかりブログ掲載がおそくなってしまいましたー。


早速「書き込み」に取りかかる前に、

みんなが想像するものとは恐らくずいぶん違った加藤の人物像をひろいだしておきましょう。


まずはじめは、加藤と交友のあった元同僚の加藤に対する印象から。・・

「麻雀に飲み会と、毎週のように遊んだ」こと。

後輩への面倒見がよく、アキバ好きを公言していた加藤は

同僚らを連れて秋葉原に繰り出し、メイド喫茶などを案内し、

「まあ、こんな感じですよ」と得意顔だったという。


また土浦連続殺傷犯の金川真大がのめりこんでいた「美少女対戦ゲーム」を

加藤もよく知っていたということ。


一方で、同僚を連れてサーキット場に行くと、

「一緒に競争したんだけど、とんでもなく速かった」という。


また昨年7月の青森在住の頃に携帯サイトで市内の女性(23歳)と知り合い、

何度か会っている。

「ありふれたチノパンとシャツを着て、髪型には気を使っていない」印象を受けている。

「きっと彼女はいないんだろうな」とおもったという。

それから、花火大会の翌日に

「親に家を追い出された。アパートに引っ越したから来ないか」と誘われている。

また後日には、「オレと一緒になればいいのに」と言ってきたが、

女性の方は「それはないから」と断っている。

それ以来「交際」は途絶えたという。

ただ、「病んでいたり、悩みがあるようには思えなかった」そうだ。・・


このように加藤は案外と同僚と「ふつうに付き合い」をしていて、

今どきの若者にありがちな「ふつうにサイトを通じて女性と交際しようと行動して」いる。様に見える。


彼、彼女らが何かを見落としていたのか?といえば、

別段それもないだろうと見てよい。

それゆえに加藤智大の病理が特徴的なことを示しているといえる。


一つ言えることは、

加藤がけっこう本気になって「オレと一緒になれば」と誘ったときに

彼女が「それはない」と即座に断るだけのものを加藤がかもしだしていたとおもわれる。

それが女性との関わり方のすべを知らない加藤の欠落した部分に他ならない。

また、おたがいに自立した精神性をもっていないと、

男女の関係はおっつけ破綻するのが目に見えている。

加藤は生育歴から常に「自分を好きだと言ってほしい」「自分にどこまでも優しくしてほしい」

とだけ欲求する「愛情に飢えた欠如意識」をかかえている。

だから当然、相手のことは見えていないといえる。

まして母子密着であった者は母親像を透して女性一般に対して常に

「分からなさの不安緊張」や「ゆがめられた悪意や敵意」のフィルターがかかって見えるわけだから。・・

そのため加藤は少しの言葉にも折れたり、キレたりすることを承知のうえで、

この彼女には周到な準備と思い入れをしてのぞんでいるはずである。

それにもかかわらず、

「それはない」と断られたことに加藤が大きく「折れた」ことは想像に難くない。

この失敗・敗北が加藤智大の自尊像の欠落・破綻として刻印され

ずーっとまとわりついて来ることが書き込みをとおして明かされる。・・


ここからは今年の2月25日付け以降の書き込みを対象に、

とりわけキーワードになっている所をおさえていくことにしましょう。


3月の書き込みから・・

「興味がなくなりました、なんて書いておいてやっぱり気になる私を殺してください」・1

「ミサイル、欲しいです」・2

「自分を制御できない私に彼女などできるはずが無いのです 幸せなど夢のまた夢」・3

1は かなり自覚的な「依存」を示していること。

2は このとき一瞬、大量殺傷のイメージが右脳に出ている。

3は おそらく家庭内暴力を指している。


4月の書き込みから・・

「もし一人だけ殺していいなら母親を もう一人追加していいなら父親を」・1

「本当は銃が欲しいのだけれど、」・2

「お笑い番組を見ても、くすりとも笑えない私は異常ですか」・3

「アトピーでしょうか 背中がブツブツです・・不細工な私には、キモい、汚いという罵声しか聞こえてきません」・4

「誰でもいいから殺したい気分です」・5

「私が勝手に友達だと思っている人はいますけど、相手が私をどう思っているのかは分かりません 向こうから何かに誘ってこないということは、私はただの鬱陶しい不細工なのでしょうね」・6

「欲望に素直になっていいのでしたら、繁華街の歩行者天国にトラックで突っ込みたいです そんなことしませんけれどね」・7

1は 一人で生活していても、心的には依然として親の抑圧から免れていないことをうらみの言葉で示している。

2は ここでも大量殺傷のイメージをあらわしている。

3は もはや身体だけが動いているうつ病。堪えがたい孤立地点にいる。

4は 副交感神経過多。関係妄想から幻聴を聴いている。

5は すでにこのときに「事件」のイメージのバッドフレーズを右脳に上らせている。

6は 人間関係をべたべたした密着依存の受けとり方しかできないので、少しでも距離を感じるとつねに「相手不信」感情にさらされる。

7は ここでも「事件」のとおりのイメージが浮かべられている。・・


人間の行動にまつわる法則がある。・・

「ひとは自分が考えたことしか実行しない。一度も考えないことは実行できない。」!・・

事件はイメージされたとおりに実行されている。・・


(今回はここまで。 つづきは後日に。)







コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。