★ 投票率が低いことは、政権の正当性を疑わせるだけでなく、国や自治体の進路を疑わせてしまう事にもなり得ます。
そこで、選挙管理委員会に、その向上のための行動を要請しました。地元4市にはそれぞれ参って要請しました。趣旨に賛同して頂け、さらに努力をしてくれそうです。選挙カー1つにしても、昔は選管が持っていたものだが、などの話も聞けました。
ですが、格段の行動をしてもらうには、予算を確保していくことが必須です。これからも更に要請していきます。
また、選挙の公示までは、民間でこそ動きやすいものなので、当会自身として、「選挙に行こう」キャンペーンを始めることにしました。地元四市に、そのための選挙カーを回りたり、駅頭で活動したりしてみます。
要請書の本文は下記で、このブログの8月1日記事の図も添付しました。
2020年8月21日
要 請 書
神奈川県選挙管理委員会 御中
綾瀬市選挙管理委員会 御中
海老名市選挙管理委員会 御中
座間市選挙管理委員会 御中
大和市選挙管理委員会 御中
戦争法廃止四市共同市民の会(かながわ13区)
共同代表(綾瀬市) 野村耕司
同 (海老名市) 坂本俊六
同 (座間市) 高橋 勝
同 (大和市) 斎藤竜太
事務局 神奈川県大和市中央2-1-15-5F 大和法律事務所内 滝本太郎
要 請 の 趣 旨
各国政選挙、地方自治体の議員や首長の選挙、わけてもきたる衆議院議員選挙につき、投票率を向上させる取り組みを格段に強化するべく、貴選挙管理委員会にあって、法の許す限りでの桁違いの工夫と取り組みをされたい。
要 請 の 理 由
1 問題の所在
日ごろからの貴選挙管理員会の職務・業務の精励につき、深く感謝申し上げます。
私たちは衆議院神奈川13区に対応し、2015年9月成立の「安保法制」の廃止や戦争につながる憲法改悪反対などを求める市民団体です。創立の2016年4月17日以来、幅広い多くの市民が活動しています。私たちは、日本国憲法の三大原則と立憲主義、地方自治が守られるように願い、それぞれの考えで運動しております。
さて、我が国の選挙投票率は極めて低い、わけても若者層で低い状況です。
特に神奈川県にあっては前回の衆議院議員選挙でもかろうじて半数を超えたにとどまり、惨憺たるありさまです。後記の3つの図表にて明らかであり、これは4市においてもさほど変わりません。
今、投票率が低いことは、国政や地方自治体を問わず、各議員と首長・日本国政府の正当性、すなわち「政治」の正当性を疑わせています。まさに民主主義の危機です。
2 貴選挙管理委員会におかれて。
この原因は、政治的無関心とも言われる日本の世情だけでなく、現行法上チラシ規制などが厳しく選挙とその争点を知りにくいこと、戸別訪問が禁止され関心が持たれにくいこと、公務員はもちろん選挙民各人が自由に選挙活動に就けないこと、学生などの住民票所在地から離れた所にいる場合は投票しにくいことなどが大きく影響していましょう。
もとより、貴神奈川県選挙管理委員会が、「神奈川県明るい選挙推進協議会」にあって、学生自らの参加型の啓発活動「かながわ選挙カレッジ」を実施し、啓発高校での模擬投票などされている等は知っておりますが、それらはごく一部の高校にとどまり、啓発も一部駅頭の少ない回数に止まります。
また、各市選挙管理委員会でも、期日前投票の場所を作るなどされ、また地元の広報誌やチラシで宣伝されていることは知っていますが、綾瀬市と座間市では期日前投票の場所が市役所の1つしかありません。各市とも、選挙管理員会の宣伝カーには、一度も遇わなかったとの声が多く聞きます。
思い起こしてみれば、以前は、選挙管理委員会の選挙カーが選挙とその投票日の告知をより多くしていたと感じられ、飛行船での広報までされたこともありました。テレビコマーシャルも多数あるなどして投票の意義が広く強く伝わっていたと感じられました。
よって、貴選挙管理委員会にあって、改めて、現行法の許す限りでの、桁違いの工夫と取り組みをされるよう求めます。テレビ等マスメディアはもとより、インターネット上でも広報する、多数の選挙カーで何度も長時間の広報をする、期日前投票所をより多く設置するなど、現行法でできる限りのことをして、投票率の向上に尽くしてください。
3 来たる衆議院議員選挙について。
とくに、来たる衆議院議員選挙は、日本の今後を定める重要な選挙です。新型コロナへの対応、それによる大不況の対応はもとより、破綻に瀕している国家財政、世界情勢が米中を中心に自国中心主義に傾く中での日本のかじ取り、憲法改正のことなど、まさに重要な選挙となります。
この選挙にあって、投票率が相当程度に高いものとならなければ、その政権選択も、政策判断も、実は国民が選択したものと言えないこととなり、まさに権力の正当性を失わせ、日本の将来がさらに危ういものとなります。
神奈川県、特に4市にあって、投票率を格段に上げてみませんか。
4 当会にあっては、投票率の低さが看過できないことから、今回、独自の宣伝カーを用意したり、駅頭などで呼びかけるなどし、選挙自体の宣伝に尽くすことを計画してもいます。投票率の向上のために、そこまでのことをしなければならない事態だと考えます。
しかしそれらも、無用な誤解を招いてはならないので、公示直前までとする外ありません。頼れるのは、貴選挙管理委員会だけなのです。
よって、貴選挙管理委員会にあって、法の許す限り、桁違いの工夫と取り組みをされるよう、ここに要請します。 以 上
そこで、選挙管理委員会に、その向上のための行動を要請しました。地元4市にはそれぞれ参って要請しました。趣旨に賛同して頂け、さらに努力をしてくれそうです。選挙カー1つにしても、昔は選管が持っていたものだが、などの話も聞けました。
ですが、格段の行動をしてもらうには、予算を確保していくことが必須です。これからも更に要請していきます。
また、選挙の公示までは、民間でこそ動きやすいものなので、当会自身として、「選挙に行こう」キャンペーンを始めることにしました。地元四市に、そのための選挙カーを回りたり、駅頭で活動したりしてみます。
要請書の本文は下記で、このブログの8月1日記事の図も添付しました。
2020年8月21日
要 請 書
神奈川県選挙管理委員会 御中
綾瀬市選挙管理委員会 御中
海老名市選挙管理委員会 御中
座間市選挙管理委員会 御中
大和市選挙管理委員会 御中
戦争法廃止四市共同市民の会(かながわ13区)
共同代表(綾瀬市) 野村耕司
同 (海老名市) 坂本俊六
同 (座間市) 高橋 勝
同 (大和市) 斎藤竜太
事務局 神奈川県大和市中央2-1-15-5F 大和法律事務所内 滝本太郎
要 請 の 趣 旨
各国政選挙、地方自治体の議員や首長の選挙、わけてもきたる衆議院議員選挙につき、投票率を向上させる取り組みを格段に強化するべく、貴選挙管理委員会にあって、法の許す限りでの桁違いの工夫と取り組みをされたい。
要 請 の 理 由
1 問題の所在
日ごろからの貴選挙管理員会の職務・業務の精励につき、深く感謝申し上げます。
私たちは衆議院神奈川13区に対応し、2015年9月成立の「安保法制」の廃止や戦争につながる憲法改悪反対などを求める市民団体です。創立の2016年4月17日以来、幅広い多くの市民が活動しています。私たちは、日本国憲法の三大原則と立憲主義、地方自治が守られるように願い、それぞれの考えで運動しております。
さて、我が国の選挙投票率は極めて低い、わけても若者層で低い状況です。
特に神奈川県にあっては前回の衆議院議員選挙でもかろうじて半数を超えたにとどまり、惨憺たるありさまです。後記の3つの図表にて明らかであり、これは4市においてもさほど変わりません。
今、投票率が低いことは、国政や地方自治体を問わず、各議員と首長・日本国政府の正当性、すなわち「政治」の正当性を疑わせています。まさに民主主義の危機です。
2 貴選挙管理委員会におかれて。
この原因は、政治的無関心とも言われる日本の世情だけでなく、現行法上チラシ規制などが厳しく選挙とその争点を知りにくいこと、戸別訪問が禁止され関心が持たれにくいこと、公務員はもちろん選挙民各人が自由に選挙活動に就けないこと、学生などの住民票所在地から離れた所にいる場合は投票しにくいことなどが大きく影響していましょう。
もとより、貴神奈川県選挙管理委員会が、「神奈川県明るい選挙推進協議会」にあって、学生自らの参加型の啓発活動「かながわ選挙カレッジ」を実施し、啓発高校での模擬投票などされている等は知っておりますが、それらはごく一部の高校にとどまり、啓発も一部駅頭の少ない回数に止まります。
また、各市選挙管理委員会でも、期日前投票の場所を作るなどされ、また地元の広報誌やチラシで宣伝されていることは知っていますが、綾瀬市と座間市では期日前投票の場所が市役所の1つしかありません。各市とも、選挙管理員会の宣伝カーには、一度も遇わなかったとの声が多く聞きます。
思い起こしてみれば、以前は、選挙管理委員会の選挙カーが選挙とその投票日の告知をより多くしていたと感じられ、飛行船での広報までされたこともありました。テレビコマーシャルも多数あるなどして投票の意義が広く強く伝わっていたと感じられました。
よって、貴選挙管理委員会にあって、改めて、現行法の許す限りでの、桁違いの工夫と取り組みをされるよう求めます。テレビ等マスメディアはもとより、インターネット上でも広報する、多数の選挙カーで何度も長時間の広報をする、期日前投票所をより多く設置するなど、現行法でできる限りのことをして、投票率の向上に尽くしてください。
3 来たる衆議院議員選挙について。
とくに、来たる衆議院議員選挙は、日本の今後を定める重要な選挙です。新型コロナへの対応、それによる大不況の対応はもとより、破綻に瀕している国家財政、世界情勢が米中を中心に自国中心主義に傾く中での日本のかじ取り、憲法改正のことなど、まさに重要な選挙となります。
この選挙にあって、投票率が相当程度に高いものとならなければ、その政権選択も、政策判断も、実は国民が選択したものと言えないこととなり、まさに権力の正当性を失わせ、日本の将来がさらに危ういものとなります。
神奈川県、特に4市にあって、投票率を格段に上げてみませんか。
4 当会にあっては、投票率の低さが看過できないことから、今回、独自の宣伝カーを用意したり、駅頭などで呼びかけるなどし、選挙自体の宣伝に尽くすことを計画してもいます。投票率の向上のために、そこまでのことをしなければならない事態だと考えます。
しかしそれらも、無用な誤解を招いてはならないので、公示直前までとする外ありません。頼れるのは、貴選挙管理委員会だけなのです。
よって、貴選挙管理委員会にあって、法の許す限り、桁違いの工夫と取り組みをされるよう、ここに要請します。 以 上
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