かながわ13区4市共同市民の会ブログ

2016.4作りました。神奈川県の衆議院13区の綾瀬市・海老名市・座間市・大和市の市民ら300人程の集まりです。

甘利明氏の13区落選の分析 

2021年11月22日 | 日記
 甘利明氏の13区落選の分析 
               2021/11/2作成、11/22修正 文責 事務局滝本太郎
 私は、13区の戦争法廃止4市共同市民の会の事務局をしてきたものです。同会では10月15日太氏と協定を結び、様々な支援を続けてきました。
 私として、今回、地元神奈川13区で甘利明氏を小選挙区落選させ、太氏を当選させるができたのは、重要な順位で、次の要因によろうと考えます。

 これは、
・前回及び比例票との比較(末尾の通り)
・メディアの出口調査に基づく政党支持と投票の関係  
・4市それぞれの得票状況の違いの分析
・諸々の事柄の発生順序
・いくつかのサイト・ユーチューブのアクセス状況の分析
・チラシを配っていての声をかけられる状況
・双方陣営の集まりの雰囲気―甘利氏のは動員ばかり―
などをみることなどから、考えたものです。


① 前回の2017.10.22選挙で、13区で36,627(16.2%)もの得票がありながら、日本共産党が野党候補統一のために降りて下さったこと。

② 甘利明氏が、岸田政権で幹事長となり、2016年発覚のあっせん利得疑惑、その説明をつまりはしていないことが思い出されたこと。
=自民党幹事長となったことでのご祝儀投票があり得るところ、それがまずなかった。

③ 太氏の、地元でのまさに愚直であろうともつづけた日々の活動、実に多い街中のポスター

④ 四市共同市民の会ほかの、この4年間の野党統一を、との多くの集会、計十数種類に渡るチラシ配布、他の多くの市民団体の支援決議、街宣活動

⑤ 労働組合「連合」に所属する単組が真に支援したこと。

⑥ 甘利氏は、民主党が大躍進した2009年選挙では1940票差で小選挙区落選した人であり、もともと盤石ではないこと。

⑦ 甘利氏は72歳で多選だが、太氏は44歳と若い。

⑧ 何人かの市民が続けていたが、弁護士郷原信郎氏が個人として甘利明氏の落選活動をし、10.14にユーチューブアップ、10.22に大和市での緊急講演を聞く集まり、そのユーチューブにアップ、10.30に大和駅、海老名駅でその行動をして更にアップ、これらの反響が視聴者数万に上り、リアルでも相応の影響を与えた。

⑨ 10月25日夜、海老名駅デッキで、演説のうまさと人間的魅力を存分に発揮するれいわ新選組の山本太郎氏とのコラボが実現した。


これがために
① 有権者は、「今回は甘利氏を落選させることができるかも」と期待できた。これにより
・運動員支援者の活動が力強く、
・投票率が上がり???、まあその約80%が太氏に入れたと思われ
・前回共産党候補に入った票の、まあ90%は太氏に入れたと思われる。
② 従前甘利氏に入れた人のうち、自民党支持者では20%、公明支持者ではまあ約10%が、太候補に入れたとみられる。


連合中央の反国民性

2021年11月14日 | 日記
連合中央の反国民性

 労働組合「連合」とくにその中央は、10月31日の衆議院議員選挙にあって、下記記事の通り、10月15日岸田内閣が設置の「新しい資本主義実現会議」に芳野会長が参加するとし、選挙戦さ中の26日にその初会合に出席する有様で、もはや「労働組合のセンター」ではない反国民的組織というべきではないか、なぞとの声も出ています。
https://www.asahi.com/articles/ASPBH6KH4PBHULFA00R.html

 その10月25日朝までに、連合中央は神奈川13区の、野党統一候補の太氏VS自民党幹事長甘利氏の選挙においても、下記のような(甘利さんが小選挙区落選しては困ると考えたのか)妨害行為をしてきたことがありましたので、添付して報告します。10月25日夜、連合中央にファックスで抗議申し入れしたものです。

 選挙終盤は、甘利氏を比例復活もさせないところまで持って来れるか、という気持ちで動いていたのですけれどね。


〒101-0062 千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館内
 TEL03-5295-0550 FAX:03-5295-0535  
日 本 労 働 組 合 総 連 合 会 
芳 野 友 子  会 長   殿

2021年10月25日
     抗 議 申 入 書
 貴連合本部が今般、衆議院議員選挙神奈川13区の立憲民主党公認候補太ひでし氏陣営が、当会の仲介により、10月16日、日本共産党湘南地区委員会に同党の支援者らの宛名記載を委嘱した公選ハガキ2万枚につき、「私も応援しています」の欄に「比例は共産党に」などと記載する件について、10月23日朝までにこれを実施すれば貴連合本部の推薦を取り消す趣旨までも述べて阻止したことにつき、ここに強く抗議します。

1 当会は、2016年4月17日、衆議院神奈川13区に対応する神奈川県の綾瀬市、海老名、座間市及び大和市の市民らにより、設立された市民団体です。当会は、創立以来、腐敗と悪政をつづける自公政権の政治を変えるため、小選挙区であることからも候補者の統一を強く呼びかけてきました。
今回、神奈川13区では、立憲民主党の太ひでし候補のほか、日本共産党から候補予定者があったところ、前回の票数からしても太氏に統一するのが適正であると考えつつも、両者の討論会などを実施したうえで、つまりは共産党に何度も要請し続け、ようやくこれが10月13日に成立したことを受け、10月15日、太氏と協定を結び、神奈川13区での当選を目指して様々な努力・協力をしているところです。
当会は、設立以来この10月18日まで、4市全域にわたって、チラシ等により野党共闘の重要性を訴え、特に昨年末以来の7回にわたり4市全域に「野党共闘を」「選挙に行こう」と訴える街宣車を回し、公示直前には「13区の野党候補が統一、太ひでし氏に決まりましたあ」と訴え続けました。そして、上記の経緯から「比例はおりてくれた共産党に、そして社民党、れいわ、立憲に」と運動してきたものです。

2 当会は、太陣営の公選ハガキについて直ちに協議し、当会としては、上記経緯からしてその「私も応援しています」欄には、自らの名前等と「比例はおりてくれた共産党に」などと自由に記載することを了解するよう求め、太陣営はこのことについて県連等と検討され、16日朝、了解と連絡いただきました。これを受け、当会会員は、数枚、数十枚から多い者で500枚を超えて預かり、比例についてそれぞれの考えで記載するなどし、その知合いや仕事依頼者などの宛名を書き、これを急ぎ太陣営にお渡ししてきました。

3 あわせて、16日朝、2万枚をお願いできないかという申し出があり、これは実質、日本共産党の協力がなければでき得ないと説明したところ、「比例は共産党に」などと記載して良いということ、同党への依頼を了解されたので、急ぎ同地区委員会との仲介をしました。
  同党は、上記の通り書いて良いということであれば了解するとされ、同日の午後1時頃、同党が太陣営から直接、2万枚を預かりました。同党は、上記の比例についての文言と、その支持者らの宛名を記載し、急ぎ、太陣営に搬入してきたと聞知します。

4 しかるに、23日朝に至り、太氏とその選挙対策責任者が、同党側にこの2万枚を持参されつつ、これを送ることが出来なくなったことの報告とお詫びをされました。そこでの説明及び同日昼ごろの大和駅前での13時間遊説の際の当会事務局らへの関係者説明によると、立憲民主党県連と連合神奈川の了解は得ていたが、連合本部からストップが入った、これを実施するのであれば推薦を取り消すとまで言われてしまってそうなった、申し訳ないとのことでした。

5 これは、貴連合本部の芳野友子会長が10月22日、衆議院選挙に向けて立憲民主党と日本共産党との選挙協力が進んでいることについて「連合が支援している立憲民主党と共産党との距離感が近くなっていることは非常に残念だ」と述べた趣旨によるのでしょう。当会においても、連合が、これまで日本共産党と対立してきた歴史的背景があることは知っております。

6 しかし、腐敗と悪政をつづける自公政権の政治を変えるためには、小選挙区において、野党の統一候補としなければ勝てないことも明らかです。
特に、神奈川13区では、2017年10月22日の衆議院議員選挙では確定投票率50.62%、自民党公認・公明党推薦の甘利明氏は127,214票(得票率56.1%)、太氏は62,779票(27.7%)であり、共産党候補が36,627票(16.2%)ですから、太氏が当選するためには、
① 野党候補として太氏に統一されること、
② 共産党候補への票が、今回は太氏あて確実に投票されること、
③ 統一候補とできたこと、自公政権のあまりの無能・腐敗のようすから、甘利氏を落選させられる可能性があること、野党躍進の機運を感じた有権者らが太氏に投票すること、投票率を高め、その多くが太氏に投票すること
これらが必須であることは、明確です。そして、
④ 共産党が書いた宛名先は、ほとんどがその支持者でありましょうから、立憲民主党の比例票が減る効果は生じません。前回、共産党候補に投票した人が確実に太氏に投票する効果を及ぼすだけです。共産党候補が小選挙区に出ていないことから投票に行かない人も一部いるだろうところ、野党候補が統一されたことを知らせて太氏への投票を促し、かつ比例票を従前どおり共産党に入れてほしい、というだけのことです。

7 神奈川13区の自民党候補は、自民党の幹事長になった甘利明氏です。甘利氏は「(自公の)自由民主主義政権」か「共産主義(が参加する)政権」かの体制選択選挙になります」などと述べています。共産党においては立憲野党が過半数をとれても閣外協力にとどめると明らかにしており、もとより資本主義憲法である日本国憲法を前提とするのですから、共産主義政権なぞということは全くないのにもかかわらず、このような偽りを流布して勝利しようとしているのです。
 貴連合本部は、このような自民党幹事長のデマに加担するのでしょうか。この神奈川13区で甘利明幹事長を落選させることの重要性に思いは至らないのでしょうか。
昨日の一部報道では「党幹事長の甘利と太がしのぎを削る。甘利は自民党支持層の約8割を固めたが、公明支持層の支持は5割半ばにとどまる。太は無党派層への浸透を図る」という処まできているのに、貴連合本部はかような行為をしたのです。
 当選・落選は数票の違いでも起こります。貴連合本部のしたことは、共産党支持者の一部が太氏に入れずに白票とするなどの危険性がある行為であり、その数票ずつ積み上げるべく闘っている太陣営にとり、明らかにマイナスの行為でした。

8 以上の通り、貴連合本部が今回した行為は、日本共産党に極めて非礼な行為、仲介した当会に非礼な行為であるだけでなく、太氏の当選にためには決してブラスならないことは明確です。
 それはすなわち、腐敗と悪政をつづける自公政権を利する姿勢だという外なく、経済格差が広がり、労働者が苦衷にある現今の日本において、労働者の権利法益を侵害する反国民的な態度だと断ぜざるを得ません。
いかに貴連合本部が共産党の方針と対立しているとはいえ、それをもって全国民の代表を選出する国政選挙において、それぞれの段階での大同団結もできない姿勢、まして今回のように、太陣営にあって判断した事柄につき強権的な関与をしてくる姿勢は、国政を変えたいとする多くの国民の願いに反した行為です。

9 太陣営としては、当会とも協定した責任ある野党統一候補として、貴連合本部に対しても神奈川13区での前回の上記票数のことをよく説明すること、当会との信頼関係を確立してきたことなどを説明し、自主性をもって、しっかりと対応しなければならないところでしたが、これがかないませんでした。

10 ここに、貴連合本部の冒頭記載の行為につき、断固として抗議します。選挙後に当会あて、また日本共産党あてに誠実さある説明をされるようここに求めます。
 そして、かかることありとも、当会はこの選挙戦で太氏が勝利することが極めて重要だと確信することから、最後の最後まで支援し続けるものであります。
     戦争廃止4市共同市民の会(かながわ13区4市共同市民の会) 
         共同代表 (綾瀬市)  野 村 耕 司
         同     (海老名市) 白 神   薫
         同     (座間市)  髙 橋   勝
         同     (大和市)  斎 藤 竜 太
      〒242-0021 神奈川県大和市中央2-1-15 
               事務局 弁護士滝本太郎






甘利氏落選のニュースの13区の人あてメッセージ

2021年11月02日 | 日記
ネットニュースに、他の都道府県、地域の人からのものが載っていました。
転載までに。


時代が1つ動いたよ。神奈川県、おめでとう!!

神奈川13区の人たちは本当に素晴らしいと思います。このクラスの幹部なら組織票も桁違いに強かったでしょうに、「投票してもなにも変わらない」とならずに、一人一人の力が集まれば大きい力にも対抗できるということを示してくれました。民主主義の良い事例になったと思います。

今回の選挙は面白いですね。残念な重鎮が当選したところも当然ありますが。

自分は神奈川12区です。ホントに良かった。比例復活当選は納得いきませんが、現幹事長が小選挙区の議席を守れなかったのは大きな収穫です。神奈川13区の皆様ありがとうございます。

自民単独過半数だけど、相当数落としたよね。幹事長も落選したし、民意は示した。何も変わらないと嘆かずに、参院選もしっかり投票しようと思う。

太さん大将級の首とったな

有権者が、正常な判断してくれた結果ですね。

神奈川13区の皆さん、ありがとう!

神奈川13区の多くの有権者は正しい判断ができる方ですね。

有権者の判断に敬意を表します。

これは良かった。この国の選挙も捨てたもんじゃない!

選挙区である海老名、大和、綾瀬、座間の人達の正当な判断に感謝ですね。

幹事長を落としちゃうなんて かっこよすぎるわ

せっかく二階を退かせたのに甘利がやって来た時の国民の失望感よ。でも神奈川の有権者がダメ出しを示せたので良かったのでは。


太氏当選―甘利氏が神奈川13区落選

2021年11月01日 | 日記
太さん当選、甘利明自民党幹事長を下した。
太事務所にて、万歳しましたあ。


甘利さんにつき、比例で復活当選することも止めたかったけど、それは無理そう。
 でもとっても大きな意義があると思います。
 四市共同市民の会では、野党統一しなければ当選しないから、日本共産党に拝み倒して候補から下りて頂いた。甘利さんを選挙区で落選させられました。一人ひとりの市民、協力しあった立憲野党の方々ありがとうございました。


そして、四市共同市民の会として、甘利氏落選のため、野党統一候補を当選させるために、この神奈川13区で、前回2017.10.22選挙では36,627(16.2%)もの得票がありながら、降りて下さった日本共産党そして佐野あきひろ氏に対し、深く深く感謝申し上げます。

2020.9.26 社民党金子氏、太氏、共産党佐野氏、当会事務局滝本

若い人から、早速こんなメールを貰いました。
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 今回、二階氏や麻生氏、なぜこんなになぜ色々な全国的には国民に嫌われてる人たちが小選挙区では当選するんだろうって無力感に襲われた国民も多かったと思います。もしそういう議員が全員当選していたら、また選挙に行っても何も変わらないと思って投票に行かない若者が多くなったことでしょう。皆さんの活動は神奈川の四市だけの問題ではなく、日本全国に希望を与えてくれました。
 若者は何も考えてない選挙の日に渋谷にハロウィンの仮装しているような人も確かにいますが、学習性無力感で行動できなくなっている人も多いと思います。私の世代は社会的な何かを変えられた経験に乏しいです。いや、若者に限らず日本人は国民が立ち上がって政治を変えた経験がないから、アメリカやフランスのような勝ち取った権利を守ろうという意識が薄いのはあるでしょうね。
 議席の割合など大きな部分はあまり変わりませんが、細かい部分は民意が反映された選挙でした。私が有権者になってから、今のところ一番心に刻まれる選挙になりました。選挙に行くことしか出来なかったのにこんな感動をいただき、同じ選挙区の皆さんの尽力に心から感謝しています。
 久しぶりに日本の未来が不安なだけじゃなくて、楽しみにもなりました。ニーチェいわく「世界は価値観から変わる。音もなく静かに回転している」ので、今は小さな良い変化ですがいずれ大きな良い変化になるかもしれないと期待します。

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