趣味の日記

30歳を機にサラリーマンを辞めて2代目自営業を営む店長の自由気ままな生活を書いていきます

秋山、清原を「連れ回す」超党派集団「クラウド」結成

2005-01-02 11:48:18 | プロレス・格闘技
「これからもずっと連れ回します。引退するまで!」――“ダンジリ・トレイン”で花道をともに歩いた清原の背中を、今度は秋山が後押しする。同じ大阪出身として、ボタ戦ではセコンド入り。「飲み水やドームの雰囲気まで気を遣ってくれた」清原に、秋山が合同トレーニングを申し入れた。

 目指すは清原の“戦闘”ボディーだ。「清原さんは今年、『走れる体を作る』と言っていた。走ることはスポーツの基本。自分ができることがあれば一緒にやりたい」と、新春・自主トレでの合体を希望する。「泥水を飲む覚悟」で今季に向かう清原が、シーズン通して戦える体作りをバックアップするつもりだ。柔道着の下に鋼の肉体を持つ秋山は、「清原さんがリングで戦えるぐらいに応援したい」と真顔だ。

 運命をともにする。「もうお前のことは大丈夫、おめでとう」とプロデビュー戦勝利後に清原から祝福されたが、「戦うのは自分1人のためでも、自分1人の力でもない」と一蓮托生を誓う。シャツにプリントされた清原の背番号5を指し、「常に手を取り合う“チーム”だと思っている。たとえセコンドにいなくても気持ちは伝わっているし、セコンドの場所はいつも空けておく」と“共闘”を忘れない。



ホイス戦も視野に「強くなる」

 地元・大阪では、多くの力を得た。激勝後は、朝方まで友人と夜通し祝杯。周囲に生かされていること、柔道を愛していることを再確認した。リングサイドで観戦した後輩のアテネ五輪100キロ超級金メダリスト・鈴木桂治からは「大きな声援をもらった」。ほかにも柔道界から古賀稔彦や棟田康幸も観戦。井上康生からは「試合があるから会場へ行けないけど頑張って」と応援メールをもらった。「柔道をやっていて良かったなとヒシヒシと感じた」という。柔道普及のために、地元・大阪に「秋山道場」を開くのが夢だ。同日に同じように柔道着を着てPRIDEの舞台に立った吉田と瀧本にも「3人で勝つのがベスト」とエール。会場は離れていても勝利を願った。

 プロ格闘家として好スタートを切った秋山だが、「柔道家」としてリングに立つ。明治時代の講道館四天王の1人で、欧州では“コンデ・コマ”の異名で他流試合に連勝した前田光世のごとく、“異種格闘技戦”を臨む。谷川プロデューサーは「吉田選手が辛酸をなめたホイスには、柔道家がリベンジしてほしい」と秋山に期待。しかし「ホイスはワンチャンスしかくれない。秋山選手が勝てるという確信が持てるようになってからぶつけたい」とさらなる成長も願った。秋山も「(曙戦を見て)ホイスは強いなあと感じた。もっと自分のポテンシャルを高めて強くなりたい」と闘志を燃やす。

 次戦は、今春をにらむ。01年9月に韓国から日本に帰化していることで母国への凱旋試合も視野に入れた。K-1入りを表明した韓国相撲・シルムの元横綱崔洪万にも「1月に日本でいっしょに練習しよう」と呼びかける。清原と同じくバックアップを受けたボクシング元世界王者の徳山にも「5月の試合を応援したい」という。雲のように自由に。ジャンルを越えた清原との師弟愛、国境を越えた柔道愛……チーム「クラウド」の秋山は05年も自由に「越境」する。

最新の画像もっと見る