木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

257.公園のベンチを修理する(人工木材を高耐久の木材に変更する)

2022-09-20 23:04:57 | ウッドデッキ
これは人工木材のベンチです。
ベンチの上で調理でもしたのでしょうが、焦げています。
(公園のベンチは何をされるか分からないところがあります)


この公園には、この人工木材のベンチが3基あったのですが、その内の一つが壊れてしまったので、
それを木で修理することになりました。
(人工木材は多くの場合、修理ができないケースが多いので)


桧を人工乾燥してK4と言う屋外用の加圧防腐処理を施し、
外部から金物が見えないハイテンションジョイント工法で1年前に取り付けました。
今はどうなっているか確認しましたが、全く緩んだところはなく非常に強固に取りついています。
(しかし外す時は下から簡単に外せるようになっています)。

官公庁関係で人工木材の修理は何度かしてきましたが、人工木材の欠点は、
総合的な耐久性がなく、さらに、人工木材は修理することが難しく、
結局、30年以上の耐久性のあるウリンのような高耐久のハードウッドか
20年以上の耐久性のある高耐久の加圧注入防腐処理を施した木で
修理しているのが実状です。
コメント
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