41K付近から振り返って見た四万十川。
スタート直前まで覆っていた朝霧は消え、秋晴れの陽射しがきつい。
直射日光を浴びる区間が長くなると、エイドのたびに水を2~3度
首筋へとかけてもらいながら進んだ。
木陰では、空冷されているように冷んやりと気持ちよく
木漏れ日の中で気力と体力をチャージした。
35~55Kのエイドでは必ず頭と首を冷やすようにした。
左膝をかばっていると、古キズの右膝がピリッピリッと痛みだした。
『大事にいたらないように!!』と念じながら走るが、
『歩いたらどう!』ともう一人の自分がささやいてくる。
その声でない声を払拭しながら、さらにキロ6.5ぐらいにダウン。
ラスト10Kになると、今度は元気が湧いてくるから不思議だ。
練習で走った高山~箕面駅間の下りをイメージしながら
ペースを整え、52~53Kと通過。
そしてラスト5Kになってからは、普段の練習コースの光景を
思い浮かべて、疲労感を吹き飛ばした。
ただ、ラスト2Kあたりからの急坂にはマイッタ。
『お帰り!』という声援を次々と受けるので歩きにくい。
走るには脚が残っていない。
上り坂にさしかかった時には歩き始めたのだが、100Kの人が
走って抜いて行かれたので『ここは、もう一踏ん張り』と後を追う。
『お帰り!』の声をリズムに駆け上がった。
コース途中の私設エイドで拝借したコールドスプレーは3回。
公式エイドでたずねた所では置いて無かったので
非常に有難かったと感謝しつつ
最後は曲がりくねった急勾配の坂を足早く下って、
名前のアナウンスを聞きながらゴールした。
レース中に食したもの
バナナ コーラ
梅干し 水
レモン スポーツドリンク
カステラ アミノバイタル3000mg
飴 お茶