今日の空は、カラ元気を吹き飛ばすぐらいの快晴でね。
雲一つない青空。
雪が溶けて乾いた道も快適で、どんどんどんどん歩いてしまう。
どんどん歩いていたらカラオケ店の前まで来てしまいましてね。
ちょっとお昼を食べながら、歌って帰ろうかということになった。
『春なのに』を久しぶりにしっとりと歌いましてね。
天皇陛下も皇太子時代に、好きな歌の一曲としてあげられていた『春なのに』。
僕がこの歌をちゃんと聴いたのは、東京で一人暮らしを始めた頃でした。
歌詞に出てくる「記念にください、ボタンを一つ」というのを聞いて、ハッとしたのを覚えています。
話しはさかのぼりますが、中学を卒業する時に、後輩の女の子が「ボタンをください」と言うんですよ。
その頃はガラスの十代でしたからね。
身内がジャニーズ事務所に写真を送りかけた事もあるぐらいですよ。
でも中学生の僕は、なんで女の子がボタンを欲しがるのかが分からない。
たまたま学校の廊下に落ちてた「高」と描かれた珍しいボタンを拾って筆箱に入てたものですからね。
それをあげちゃったよ。
そしたら疑い深い目で女の子が「これ、先輩のですか?」というものだから、「うん、そうだよ」なんていっちゃってさ。
本当に申し訳ないことをしてしまった。
後悔先に立たずだ。
しかし、全く興味がなかったから、 仕方がないと言えば仕方がない。
当時の自分にはできなかっただろう。
そんな事を思い出しつつ歌って帰りました。
そのあとの仕事もそこそこに仕上がってね。
フリーランスに戻ってこんな日が過ごせるのも、仕事を回してくれたプロデューサーのおかげですよ。
またコロナ風邪にかかってしまったそうですが。
栄養をつけて、大事にしてください。