四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

『沖縄(ウチナア)フォーク村』佐渡山豊ほか

2015-04-11 09:39:04 | 音楽
沖縄県と政府との対立。
連日新聞にはこの話題が載っている。
政府はどこまで沖縄の人々の考えや気持ちが分かっているのだろか。

1972年5月15日、沖縄は日本に復帰しました。
そしてこの年の7月に『沖縄(ウチナア)フォーク村』というレコードが発売されました。(CD復刻版あり)

久々に聴いてみました。
1曲目に収録されている佐渡山豊さんの「ドゥーチュイムニー」。8分余りの大作。
ドゥチュイムニー、沖縄の言葉で「ひとりごと」です。
彼の沖縄に対するメッセージが強く伝わってきます。

フォーク村の若者たちが生まれ育った沖縄を愛している力強い歌声が何かを代弁している気持ちが分かります。

ライナーノーツにこんなことが書かれています。
復帰という錦の御旗で、沖縄に対する日本政府の過去から現在に至る様々な不当な扱いをおおい隠し、ゼロにしてしまおうとしている現在(いま)こそ、この“沖縄フォーク村”のLPを日本の総てのの若者に聴いてほしいと思う。

あれから43年。時代は変わっても沖縄の人々の心は変わっていない。そして政府も変わっていない。
このCDを聴いていてなんだかそんな風に思いました。

フォーク史においても歴史的名盤の1枚と云えるでしょう。


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