四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

斉藤哲夫 『悩み多き者よ』

2018-09-22 11:07:11 | 音楽
♪悩み多き者よ 時代は変わっている
 全てのことがあらゆるものが
 悲しみの朝に苦しみの夜に
 絶えず時はめぐり繰り返されている

 あぁ人生は一片の木の葉のように
 あぁ風が吹けば何もかもが終わりなのさ
 流れゆく時に遅れてはいけない
 移りゆく社会に遅れてはいけない

斉藤哲夫さんを知ったのは、吉田拓郎さんのアルバム「オンステージ・ともだち」から。
アルバムでは拓郎さんが斉藤哲夫さんの「されど私の人生」を歌っている。
それで斉藤哲夫さんの歌を聴くようになった。
唯一のヒット曲は、某カメラのCMで使われた「いまのキミはピカピカに光って」かな。
まぁ、この歌を聴くと今でも宮崎美子さんのあの姿を思い出す。

「悩み多き者よ」
若いころ、この歌を聴いていると「うん、なるほど、そうだな」
「わかった」そんなことを思っていた。

♪悩み多き者よ 時代は変わっている
 全てのことがあらゆるものが
 すさんだ日々にゆがんだ日々に
 休みなく時は通り過ぎてゆく
 
 あぁ人生は吹きすさぶ荒野のように
 あぁ生きる道を誰でもが忘れているのさ
 暗い歴史のかげに埋もれてはいけない
 飾り気の世の中に埋もれてはいけない

「されど私の人生」もそうだけど何か生きるメッセージを与えてくれた。
当時、斉藤哲夫さん「フォークの哲学者」なんていわれていたか。
そこが僕は好きだった。
1stアルバム「君は英雄なんかじゃない」
一枚のアルバムからいろんなことを教わったといってもいいぐらいである。

こんな哲学っぽい詩、今の若者たち書くことができるだろうか・・・。
今思えば、すごい詩人だな。
友部正人さんもすごい詩人だと思うけど、やっぱりあの時代って何かを訴えていたんだな。
インパクトがありすぎた。
本で言葉を覚えるのでなく、歌の詩で学んできたんだな。
それがあったから今の自分があるのかもしれない・・・。

でも斉藤哲夫さん、ポップな歌も歌っています。
「さんま焼けたか」、「バイバイグッドバイサラバイ」「吉祥寺」・・・。
好きなフォーク歌手の一人です。
コメント (2)
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