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iPodの素敵な使い方を探求するブログ。

Microsoft、Zune開発までの苦難の歴史

2007-01-23 22:14:03 | デジタル系
Microsoftは、デジタル音楽事業戦略上、「仕方なく」Zuneを自社開発したらしいよ。
社内では「ハードウエア/ソフトウエア・パートナーが,デジタル音楽市場で米Appleの『iTunes Store』と『iPod』に対抗する役目を果たしていない」という不満が強くて、Appleと組む道まで考えたんだって。
この「苦難の歴史」は、アイオワ州の裁判所で係争中のMicrosoftに対する集団代表訴訟で、社内メールのやりとりが証拠として提出された事から分かっちゃったらしい。

例えば、2003年に、Microsoft社長だったJim Allchin氏は,CreativeやDellのMP3プレーヤの品質に不満を持っていて、あるCreative製MP3プレーヤを「信じられないほどひどい」っていうメールを書いたそうです。で、消費者向けメディア技術グループ担当副社長のAmir Majidimehr氏は、Allchin氏に対して「ハードウエア・パートナーに報奨金を提供し,MP3プレーヤのデザイン改善に努力するよう促している」と返信。
その後,Microsoftはデジタル・メディア・プレーヤの共同設計までして、ハードウエア開発メーカーを支援。例えばiRiverのプレーヤー「Clix」は,Microsoftが大半を設計し,Windows Vistaのフォントまで搭載しているのに、売れなかった。
こうした努力が実らない事で、Microsoftは、結局自分でハードウエアを作るしかない、って決めたそうです。
でも、iTunesに対抗出来るソフトを作れなかったのは、Microsoftの責任だよね。だから、タグ管理出来ずにフォルダ管理なんてのを採用しなければならなかったのは、負け続けた大きな要因。

ところで、インターフェースの特許等の問題じゃなくて、「機械好き」の人が作ってるなぁ、ってのが、多くのMP3プレーヤーを見て感じる事ですが、これは、日本のケータイのユーザビリティにも通じます。一つの結果を出すための方法が複数用意されていて、使っているうちに馴染んでくるiPod等と違って、多くは一種類の方法しかないんですよね。複数あっても、ショートカットを覚えないとダメ。今使ってるDoCoMoのケータイなんて、留守電聞くのが異常に面倒くさいんですよ。
あーあ、あれいつ来るんだろう。

元記事(日経IT Pro)


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