田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

春~秋の花:トレニア・ムーン

2022年08月26日 | 花さんぽ・花めぐり

今回は「トレニア・ムーンシリーズ」(Torenia hybrid Moon series)

イスラエルの「ダンジガー(DANZIGER)社」が育種した花弁が大きくカラフルで花色が豊富な品種です。

生育が旺盛で這う性質があるのでボリュームができやすく、丸く仕立てることができる。

イスラエルから根のない購入苗(カット苗)を空輸し、挿し芽で※栄養繁殖します。

※栄養繁殖とは種での繁殖に対して、挿し木、接ぎ木、取り木、株分け、組織培養などで繁殖する方法。

’ブルー’ 

’パープル’

’イエロー’ 赤紫色と黄色のコントラストが美しい

’マゼンダ’

’ホワイト’

なお、園芸店等で販売されている新しい品種の鉢には「パテントラベル」が挿してあります。

育種した人の権利を保護するため「種苗法」という法律があり、無断増殖、販売、贈与も禁止されています。

 


夏の花:蓬菊

2022年08月25日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日は年に1回の「エピペン」の処方で皮膚科を受診しました。

早めに終わったので「つくば植物園」に行ってきました。

最高気温33℃の中、園内をウロウロしていると汗びっしょり。

夏枯れで花は少なめですが、真夏でも元気に咲いている花や実りの秋を迎える植物など十分楽しめます。

なお、下記の「蓬菊」の花はほぼ枯れていました。

ヨモギギク(蓬菊)」(Tanacetum vulgare

別名:タンジー(Tansy) ハーブとして虫除けなどに使われる。

キク科ヨモギギク属の多年草(宿根) ヨーロッパ~中央アジア原産

草丈:100㎝~120㎝ 花期:8~9月

茎先に直径約1cmの洋服のボタンに似た黄色い花を咲かせることから、英名:ゴールデンボタンズ(golden buttons)

葉は緑色、細かく切れ込んだ羽状複葉で強い香りがある。

近縁種のハーブ「ナツシロギク(夏白菊)」(Tanacetum parthenium


夏の花:トチカガミ

2022年08月24日 | 花さんぽ・花めぐり

トチカガミ(鼈鏡)」(Hydrocharis dubia)は、池、川に群生する浮葉性の水生植物

葉が丸いため、スッポン(鼈:方言でトチ)のカガミ(鏡)の意味から名前がついた。

トチカガミ科トチカガミ属の多年草 準絶滅危惧 (NT) 東アジア原産

花期:7~10月 花は白色で3枚の花弁を持つ1日花 雌雄異株

浮葉はほとんど円形のハート型で濃緑で光沢があり、裏面はしばしばふくれて浮嚢となる。

水温の高い時期はほふく茎を伸ばして広がり、水面を覆う。

名前にトチカガミとつくが別属の「アマゾントチカガミ」(Limnobium laevigatum)

アマゾントチカガミ属の多年草 花期:6〜9月

トチカガミよりもやや小ぶりで、葉の表に特徴的な模様が入る場合が多い。


夏の花:小車

2022年08月22日 | 花さんぽ・花めぐり

8月も後半になり、最高気温が30℃を下回る日もでてきました。

今年の猛暑には辟易としましたが、漸く暑さが落ち着いてきたのかな?

今月の後半は曇りや雨でスッキリしない天気の日が多いようです。

植物の世界は色々な果実が色づきはじめ、秋の気配を感じられるようになってきました。

フルハウスの栗のイガがだいぶん大きくなりました。数は少なめですが、9月上中旬には収穫できます。

オグルマ(小車)」(Inula britannica subsp.japonica

山野の湿地や湿った休耕田などに生育。 日本、朝鮮半島、中国に分布

地下茎を伸ばし繁殖して、茎は直立し、高さは30~60cmとなる。全体に短い毛がある。

キク科オグルマ属の多年草 絶滅危惧1B類(EN) 

花期:7~10月 花径3~3.5cmの頭状花をつける。八重咲きの変種ヤエオグルマは園芸品として栽培される。 

葉は軟らかく無柄であり、茎葉は長さ5~10cm、上部の葉の基部は茎を抱く。根生葉は花時にはない。

ホソバオグルマ(細葉小車)」(Inula linariifolia

花期:7~9月 和名のとおり、葉は細い