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田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

冬の花:アロエ・スペクタビリス

2021年02月18日 | 花と緑

おはようございます。

お恥ずかしながら、blogを作成していてポカをやらかしてしまいます。

毎日更新しているため、出かける予定やその他の用事に備え、時々blogを作り置きしています。

ところが同日に2つUPしたり、予約日を間違えたり、記事が古いものに置き換わったり、説明が間違っていたり、誤字脱字、などなどです。

読んでいただいている方に大変申し訳ありません。

 

’210206「アロエ・スペクタビリス」(Aloe spectabilis)が咲きだしました。

園芸名:「キオウニシキ(鬼王錦)」 ワスレグサ科アロエ属

裏側から見た花

南アフリカ原産の常緑低木(多肉植物)

肉厚で葉先が尖り、剣状の葉縁には鋭い棘があります。


シナマンサク

2021年02月17日 | 花と緑

昨日、「国税還付金振込通知書」が税務署から届きました。

以前、blogに書きましたが、今回から税務署に行かず「e-Tax」で自宅からネットで提出(送信)申告しました。

「e-Tax」で1~2月に申告すると2~3週間程度で処理され、還付されます。

今回は1月27日に申告し、2月15日に還付。還付金は2万円ほどでした。

 

シナマンサク(支那満作)」(Hamamelis mollis)マンサク科。中国原産の落葉小高木。

1~3月、香りのよいリボン状の花弁の黄金色の花をつける。

花の時期に葉を落とさず花を付けるが特徴で、マンサク類では1番花が大きい。 

花は甘く香り、黄金色でリボン状の4花弁と暗紅色の基部が目立ち、数個の花が集まってつく。

マンサク(満作、万作)」(Hamamelis japonica)の名は、早春一番に「まず咲く」が変化したことが由来とされるが、シナマンサクは更に早く1月下旬から開花する。また木にたくさん花をつけることから「豊年満作」から付いたとも言われる。 

花の後にできる実↑。葉はマンサクより大きく、直径10cmほど。葉の表裏には軟毛がある。

紅葉もなかなか綺麗です。

’050326 こちらは満開の「マンサク


ダルマ系黄花君子蘭’光玲’

2021年02月16日 | 花と緑

’210212「ダルマケイキバナクンシラン’ミレイ’(ダルマ系黄花君子蘭’光玲’)

ヒガンバナ科クンシラン属(クリビア属)の半耐寒性常緑多年草。

 

原種の「クリビア・ミニアータClivia miniata)」(受け咲き)↑の改良品種です。

本来の「クンシラン(君子蘭)」は「クリビア・ノビリスClivia nobilis)」↑で、筒形の花が下向きに垂れ下がるように房になって咲きます。

現在、一般に流通しているのは「クリビア・ミニアータ」及びその改良品種です。

こちらを「ウケザキクンシラン(受け咲き君子蘭)」と言わずに単に「クンシラン(君子蘭)」と呼んでいます。

新品種のダルマ系(肉厚で幅広の短い葉のコンパクトな姿のもの)で、美しい黄色い花が咲きます。

元々からある黄花の系統は大柄です。昔は相当高価だったそうです。

花期:3月〜5月ですが、既に開花株が展示されていました。

’210324(追録) 斑入り種

なお、'200331にUPした「春の花:君子蘭」も合せてご覧ください。


アングレクム

2021年02月15日 | 花と緑

ラン科アングレクム(アングレカム)属(Angraecum)の着生ランを7点。

花はカトレアのような派手さはなく、白~緑白色などです。

夕方から夜にかけて良い香りがします。

’210210 原種の「アングレクム・セスキペダレ(セスクイペダレ)」(Angcm. sesquipedale

マダガスカル島東部原産 常緑多年草 花期:冬~春

花径は15cmほどですが、20~35cmもある長い距↑を持ちます。

学名の「セスキペダレ」は1フィート半(45cm)を意味し、長い距のことを指しているそうです。

別名「彗星ラン」、「ダーウインズオーキッド」とも呼ばれます。

茎のあちこちから根を伸ばして着生します。

植物学者「ダーウィン」が長い距の中の蜜を吸う「(キサントパン・モルガニ)↓(スズメガの一種)の存在を予言したことで知られます。

これだけ長い”距(きょ)”を持つランは他にはないそうです。

アングレクム・セスキペダレ  ✖  シブ(’ホワイトウィングス’  ✖  ’ムーンフライト’)

A.ngraecum  sesquipedale  ×  Sib(’White  Wings ’ ×  ’Moon  Flight')

横から見た距。30cmはあると思います。

’210210「アングレクム・ビーチAngcm. Vietchii) 

セスキペダレ」を元にした交配品種で、数十輪もの白緑色の大輪の花を咲かせます。

日本で多く流通している大型の「アングレクム」です。

細長い葉は厚く、茎にそって左右に2列展開し、茎を抱きます。存在感ありますね。

上からみたところ。判りずらいですが、緑色の距の長さは「セスキペダレ」より短い。

アングレクム・エブルネウム・スペルブム」(A. eburneum  subsp. superbum)

セイシェル諸島、コモロ諸島、マダガスカル島原産

アングレクム・ラモサム’ティピオウム' 」(‎A.  ramosum  'Typioum‎'‎)

セイシェル諸島、マダガスカル島原産 距が淡いオレンジ色

アングレクム・ディスティカム」(A. distichum

熱帯中央アフリカ地域が原産の極小型の原種。

ごく小さな白い花を、節くれ立った葉の間から咲かせる。

アングレクム・レオニスA. leonis

マダガスカル島北部とその近くのコモロ諸島原産の小型の原種。
 
 
肉厚で扇状の株姿が美しく、また株のわりに大きな白い花を咲かせる。
 
 
アングレクム・エブルネウム(エバネウム)」(A.eburneum)
 
アフリカ大陸東部からマダガスカル島と、インド洋諸島に広く分布する大型種。
 
 
株のわりにやや小ぶりだが、長く伸びる花茎にたくさんの白緑色の花をつける。

なお、距をもつ花といえば「オダマキ」↑を思い浮かべる人も多いと思います。

写真は「西洋オダマキ」。4本の距が目立ちます。


スプリング・エフェメラル:福寿海(福寿草)

2021年02月14日 | 花と緑

先日、※スプリング・エフェメラルの一つ「セツブンソウ(節分草)」を取り上げました。

追録で「キバナセツブンソウ(黄花節分草)」もUPしましたのでご覧ください。

2月上旬の「福寿海」。 まだ咲き始めたばかりでした。

今回はキンポウゲ科の※「フクジュソウ’フクジュカイ’(福寿草’福寿海’)」(学名:Adonis 'Fukujukai' )です。

フクジュカイ」は「フクジュソウ」と「ミチノクフクジュソウ」の雑種起源の園芸品種で草勢が強く不稔性(種子が出来ない)。

福寿海」は八重咲きの黄花で最もポピュラーな品種。一般に「福寿草」といえばこれをさします。

これまで、「福寿草」は1種類と思われてきましたが、現在4種類に分類されています。

北海道に分布する「キタミフクジュソウ」(A. amurensis)、 本州と九州に分布する「ミチノクフクジュソウ」(A. multiflora)、 四国と九州に分布する「シコクフクジュソウ」(A. shikokuensis)と「フクジュソウ(別名:エダウチフクジュソウ)」(A. ramosa)です。(A.はアドーニス(Adonis)の略)

産地と萼の長さや色、花びらの数や色、茎が中空かどうかなどで判別可能とのことです。

落葉樹林の下に生える草丈10~25 cm位の多年草。

当初は茎が伸びず、苞に包まれた短い茎の上に花だけが付くが、3月の満開の頃には次第に茎や葉が伸びます。

名板では単に「福寿草」となっていましたが、こちらも園芸品種の’福寿海’かもしれません。

福寿草」は、旧暦の正月(2月)頃に咲き出すことから、「元日草(ガンジツソウ)」や「朔日草(ツイタチソウ)」という別名もあります。

花は陽が当たると開き、日暮れや夜間、曇天は閉じてしまいますが、暗黒下でも15~20℃の温度で完全に開く。

「福寿草」には、代表的な品種「福寿海」の他、緋色や緑色の花をつけるものなど多数の品種があります。

’080315 「三段咲き」:はじめ黄花八重で、咲きすすむにつれて中心の緑色花弁が羽毛状に伸び、最後に奥の黄花弁が開く。花径4~5cm

’210220 うすい銅赤色でナデシコのような花弁の「フクジュソウ’紅撫子’」(Adonis ’Beninadeshiko')

’210220 「フクジュソウ’秩父紅’」(Adonis ’Chichibubeni’)咲き始めが銅赤色の一重咲き。

’210220「フクジュソウ’金鵄’」(Adonis  ’Kinshi')

なお、毒性が大変強く、危険なため注意が必要。

<追録>

'230223「フクジュソウ’爪折笠’」(Adonis  ’Tsumaoregasa')

'230223「フクジュソウ’白宝’」(Adonis  ’Hakuhou')

 

<筑波実験植物園>のHPには以下のような解説があります。

*園内にあるのは「フクジュカイ(福寿海)」という園芸品種。

 栽培が容易で福寿草”として栽培されているものの大部分はこの品種(福寿海)のようです。(松本定先生)   

*林床に十分光が入るこの時期に葉を開いて花を咲かせ、初夏までの間に養分を蓄えたのち、翌年の春まで姿を消してしまう植物を「スプリング・エフェメラル」と呼びます。

 地上部が短命であるようすから、「春のはかない命」と訳されます。