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坂野家(水海道風土博物館):常総市

2017年11月24日 | 古民家っていいなぁ。(県外)
昨年の4月に茨城県常総市大生郷にある坂野家住宅(国指定重要文化財)を友人と訪れました。
私は2度目ですが、こんなところにこんな立派な茅葺の古民家あるなんて全く知りませんでした。
坂野家は地元に土着して約500年にもなり、近世にはこの地方の惣代名主的存在であったとのこと。

母屋は重厚な佇まいの総茅葺屋根の平屋建てで、豪農に相応しい構造が随所に見受けられます。

母屋の裏側を書院から撮影。
建坪は、120坪(396㎡)もあるそうだから我が家の3倍もあります。更に「書院(月波楼)」は、木造瓦葺き2階建てで建坪55坪(180㎡)あり、これを含めると、175坪にもなります。このほかに蔵や付属建物がたくさんありました。
書院は大正9年に建て替えられ、多くの書家や画家たちが訪れ、創作活動の塲となっていたそうです。



右が表門、長い黒塀。奥には広大な庭園があります。

表門は本来、武家屋敷に設けられる「藥医門」です。坂野家の格式の高さが覗えます。

坂野家は、常総市が平成10年に譲り受け、屋敷や庭園を整備・修復して、平成13年4月から一般公開しています。
敷地の外周には、数多くの巨木や広大な竹林・庭園などがあり、映画やドラマの撮影に何度も利用されているそうです。
少し不便な所にあるので、車で訪れてみて下さい。


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