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春の花:ローダンセマム

2022年03月01日 | 花さんぽ・花めぐり

ローダンセマム属(旧クリサンセマム属)の植物は北アフリカ(モロッコ、アルジェリア)、スペインに10種ほどが知られています。

学名から「ローダンテムム」とも呼ばれます。

花姿・草姿が「マーガレット」によく似ていますが、寒さに弱いマーガレットに比べて低温に強く、-10℃ぐらいまでなら戸外で育てることが可能。

キク科の常緑多年草。夏の暑さにやや弱いため一年草扱いの場合も。 

草丈:10~30cm程度 花期:3~6月(2月には店頭に出回っています)

葉が白色の短毛で覆われ、灰緑色の銀葉(マウイは緑葉)で美しいので、花のない時期もカラーリーフプランツとして楽しめます。

「ローダンセマム」には、いろいろな種類があります。

’アフリカン・アイズ’Rhodanthemum ‘African Eyes’)銀葉

茶褐色の筒状花と白い舌状花のコントラストが美しい。
 
花茎が堅く、倒れにくい。
 

’プチマカロンRhodanthemum gayanum  ’Petit Macaroon’)

(旧Chrysanthemum mawii=クリサンセマム・マウイ

葉は細かく、羽状深裂し、白色の短毛で覆われ、灰緑色のシルバーリーフ(緑色の園芸品種もある)

筒状花が茶褐色でピンクの舌状花を咲かせるガヤヌム種(旧学名の小種名:マウイ、和名:朝霧小菊)

ローダンセマムのなかでは、特にピンクが濃い品種。花粉が出ないのが特徴。

’ホスマリエンセ’Rhodanthemum hosmariense)銀葉 

英名:モロッコ・デージー(Moroccan daisy)

花芯が黄色で、ややクリーム色の花を咲かせる品種

ガヤヌム種よりも一回り大きな花を咲かせるホスマリエンセ種

黄色い筒状花と白い舌状花からなる花は、フランスギク(Leucanthemum vulgare)にも似る。
 
よく枝分かれし、自然とコンパクトに育つ。
 

’カタナンセ’(Rhodanthemum catananche)銀葉

黄色い筒状花とクリーム色の舌状花からなる花が咲く。※花の写真がありません。

地際に張りつくように育つ株から、長さ10cm程度の花茎を伸ばす。
 

「エルフ」シリーズRhodanthemum Elf Series)

ガヤヌム種とホスマリエンセ種の交雑種と考えられる。

株姿はホスマリエンセ種と同様コンパクトで、大輪の花を咲かせるが、ホスマリエンセ種にはないピンクの舌状花を咲かせる品種が含まれる。

 ⑤-1:’エルフホワイト’(Elf  White)

 ⑤-2:’エルフピンク’ (Elf  Pink)

この他、マウイ(ピンク)、シェルローズ(パステルピンク)、プチハート(ピンクの花弁に中心がワインカラー)、マーキュリー(濃いピンク)などがあります。

 

 
 


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