田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

12月:超寒い。赤・黒・黄色の実

2017年12月09日 | 杜の木々(フルハウス)

今朝7時の気温は、なんと1℃。超寒い! 北海道では、-20℃を超える所があるとのこと。
我が家の庭では、この時期、ヤツデ以外には、花が咲いていないので色々な植物のカラフルな実を紹介します。
この時期を代表する花は、「山茶花」や「寒椿」ですが、これらの木はなく、「ツバキ」はまだ蕾状態です。
唯一、花が咲いている「ヤツデ(八つ手)」は、いたる所に生えています。

先ずは、実を紹介する前に「ヤツデ」の花を。

葉はつやがあり、やや厚手。形は掌状ですが、七つ又は九つ(奇数)に裂けており、八つに裂けることは稀だそうです。
大きな円錐花序をつくり、花茎を含めて黄白色で他の花が少ない時期に咲くためよく目立ちます。


実の紹介に移ります。
最初に、「万年青 (おもと)」のオレンジ色の実。オモトは、半日陰を好み、夏の直射日光や、強い西日は苦手です。

また、耐陰性があります。一日のうち半分が日陰でも育ちます。
おもとは漢字で万年青と書き、めでたい植物。
縁起の良い植物として、古くから珍重されてきた伝統的な多年草です。

次は、「マンリョウ(万両)」(ヤブコウジ科)」。12月から3月に色づきます。冬に付ける光沢のある赤い果実と緑色のコントラストが美しい。
大実の万両や白い実の万両もあります。

千両(センリョウ・センリョウ科)、百両(カラタチバナの別名・ヤブコウジ科)、十両(ヤブコウジの別名・ヤブコウジ科)、一両(アリドオシの別名・アカネ科)とお金(両)をほうふつとさせる名前の植物は、一の位から万の位まであります。


「ナンテン(南天)」。以前紹介しましたので簡単に。かなり色づきました。

葉が細く、実が小さい物もあります。


「ヒサカキ(柃)」。径5mmほどの丸い果実が10月頃から熟して黒紫色になります。サカキ(本榊)みたいですが、サカキに非(あら)ずで非サカキになったのが由来だそうです。榊(さかき)が育成しない地域(主に東日本)では、「ひさかき」を「本榊(ほんさかき)」の代用として利用してきました。どちらも神棚に供える玉串などに使います。ヒサカキは、葉っぱの大きさが小さいので、姫榊(ひさかき)といわれるなどの諸説があります。


「クロガネモチ(黒鉄黐)」。実の鑑賞時期は、10月から2月。我が家には、樹高10m位の木が2本あります。
一般的に落葉樹は、晩秋~冬に落葉しますが、クスノキ、クロガネモチなどの常緑樹は、春、4月、一斉に落葉して新葉と入れ替わります。最初に見た時は木が枯れてしまったかと思いました。この落ち葉が樋に詰まり困りものです。

今年は、実付きが悪いのか、既に鳥に食べられてしまったのかあまり実が目立ちません。

(撮影日:H27.11.2)

「ヤブラン(藪蘭)」。真黒な実が生ります。夏から秋に紫色の地味な花を咲かせます。


「ユズ(柚)」。今年は裏年なのか3本の柚子の内、1本しか実が付きませんでした。

冬至(12/22)には、少し早いのですが、「冬至にゆず湯に入ると風邪を引かない」と言われているので、今夜、ゆず湯に入りました。蓋を開けると「プーン」といい香りがします。冬至じゃないと効果ないかも?


「マユミ(檀、真弓)」。朱色がかった赤色の四角い果実で。熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。


最後に赤く熟した「ウラシマソウ(浦島草)」の実です。

春に苞の中に伸びた付属体の先端部が細く糸状に伸び、その姿を、浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てて、この和名があるとされています

(撮影日:H26.4.9)
サトイモ科の多年草で、林にたくさん生えてきます。春に雌株に咲いた花には、トウモロコシ状の実が出来ます。
夏の間は緑色の実が、秋~冬には赤く熟して、小鳥たちの食糧になります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿